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漢方薬は筋トレ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

記事:美穂(ライティング・ゼミ 名古屋コース )

 

 

 

 

 

私は病院で薬剤師をしていたが、転職して漢方専門の薬局で働いている。

漢方薬というものにどんなイメージを持っているだろうか。

漢方薬は体質改善のために飲むものだから、飲み続けないと意味がないもの、という風に言われることが多い。

すぐ効くものじゃなく、じんわりゆっくり効く自然のお薬という感じだ。

 

 

私も、転職して実際に仕事をするまではそう思っていた。

病院で漢方薬が処方されることはほぼなく、9割くらいが西洋薬であった。病院に入院してくる人は病気の緊急性が高い人だから当たり前なのだが、手術や癌の治療に来ている人に漢方薬で治療しよう! とはならない。

やっぱり、効果が早く出て薬の効き方がはっきり解明されている西洋薬がよく使われていた。

 

 

ただ、よく考えると風邪を引いたときには葛根湯! というイメージがあるように、病気によっては早く効くものがあるのだ。

風邪を引いたときに葛根湯を飲んでも効いてくるのがゆっくりじゃ困る。

今! 熱や寒気などの風邪症状に困っているのに、ゆっくりにしか効かなかったら買う気にならない。まして飲み続ける必要性や飲み続けてやっと1か月後に効いてきた! じゃ困る。

正直、風邪くらいなら放置しておいても1週間くらいで自然と治るものだ。

現在まで葛根湯が売られているということは、風邪に早く効果がでるからなのである。

 

漢方は2000年以上前から伝わった中国の伝統医学なだけあって、効果のある処方が現在まで残っている。

私も勉強してみてわかったのだが、漢方薬は大きく分けると比較的早く効いて短期間で飲むものと、ゆっくり効いてくるためある程度の期間飲んでもらう必要性のある二種類にわけられると思う。

 

 

葛根湯のように早く効いて短期間で飲むものよりは、漢方薬局に来る多くの人が求める薬はゆっくり効いて、ある程度の期間続けて飲んでもらう必要のあるものの方が多い。

 

そんなゆっくりじっくり効いてくる漢方薬をのんでみよう! と思った人のよくある質問の一つがどれくらい続けると効果がでますか?というものだ。

その解答は「筋トレと一緒です」となる。

 

究極のところ、効果の感じ方は個人差があるものなのだが、筋トレを始める時をイメージしてほしい。

 

一日、筋トレをしたからといって次の日ムキムキになっていることはない。理想の身体に近づけるために少しずつでも続けていくと徐々にあれ? なんか筋肉ついて引き締まってきたな。と感じるものである。

 

漢方薬も一緒で、一日飲んだからといって明日には悩みの症状が治っている、ということはほとんどない。続けて飲んでいると、あれ? なんか体調がいいかも。となってくることが多い。

 

そして漢方は飲み続けなくてはいけないもので、辞めたら効果がなくなるのではないかと思っている人がいるが、それも筋トレと一緒である。

一日、筋トレをさぼったからといって翌日筋肉が落ちて体がぽよぽよになっている! なんてことはない。ただ、筋トレをずっとしていないと徐々に筋肉が落ちてくることはある。

 

それと一緒で体調がよくなったから漢方薬をやめたところですぐに体調が悪くなることはない。だから飲み続けないといけないものでもないし、やめたらすぐに体調が戻ることもない。今まで頑張って筋トレしてきたと思って安心してやめて大丈夫なのである。

 

ただ注意点が一つ。筋トレしているから、漢方薬を飲んでいるからといって生活習慣がめちゃくちゃだと理想の身体には近づけない。

 

筋トレを頑張っていても好きなものを食べまくっていたらどうなるだろう。レスラー体型、もしくはお相撲さん体型になる。理想の体型がそうならいいのだけれど、たいがい目指す体型は細マッチョ、もしくはうっすら割れた腹筋が見えるような体じゃないか。

筋トレしていても、生活習慣はできる範囲で意識しないと理想の身体には近づけない。

 

漢方薬も一緒で、薬を飲んでいるからといってめちゃくちゃな生活習慣をしているとなかなか効果を感じづらい。もしかしたら薬を飲んでいる人のなかにもレスラー体型になっている人がいるかもしれない。確実に内側には筋肉がついているが、見えない状態である。

 

困っていることがあり、漢方薬を飲み始めてみようかなと思っているかたは是非、筋トレを始めると思ってほしい。飲み始めたからといってすぐに効果は感じにくいかもしれないが、一日さぼったからといってどうこうなることもない。焦らず継続することが大事なのである。そして必要な筋肉量がついたらやめることも可能なのである。あとは自分自身の生活習慣でその筋肉量を維持していけば問題ない。

 

 

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