質問力を鍛えよう! イベント・勉強会・セミナーが10倍便利になる「Sli.do」の使い方《普段使いできる!Webツール便利帳》
記事:牧 美帆(READING LIFE編集部公認ライター)
目次
イベントにおける「質疑応答」の苦い経験
イベント名と日付を入力すれば、事前準備完了
参加者はアカウント作成、アプリダウンロード不要
投票機能で「優れた質問」を厳選
レポート作成も楽!
主催者側・参加者側のメリットまとめ
イベントにおける「質疑応答」の苦い経験
あなたはイベントに参加したとき、こんな経験はないでしょうか?
イベントの最後に設けられた、講師への質疑応答の時間。
最初に当てられた人は、質問に入る前に、延々と自己紹介や自分の仕事の話をし始める。
次に当てられた人は、自分の頭で整理できていないまま質問を投げてしまい、講師も困惑しながら、なんとか意図を探ろうとする。
そして、自分の順番が回ってくる前に、質疑応答の時間は終了……。
仕方がないから、講義終了後に講師に直接質問しようとするも、前に並んだ人も質問したり、名刺交換しながら自分の話を始めるので、自分の番がなかなか回ってこない……。
もちろん、中には「質問があったらメールで受け付けますよ」と声をかけてくださる先生もいらっしゃいます。
でも、できれば他の人が何を質問したのかを知りたいし、自分の質問に対する反応も、知りたくないですか?
自分が質問したときに、周りから「あぁ〜」と感嘆の声が聞こえたり、うなずきがあったり、講師から質問内容を褒められると、やはり嬉しいですよね。
そんなモヤモヤの解決に一役買うサービスが「Sli.do」。
とあるイベントで使っていて、便利だなと思ったので、こちらでご紹介します。
読み方は「スライドゥー」です。
(画像の出典はすべて https://www.sli.do/)
「Sli.do」は、講義中に匿名で講師に質問ができるサービスです。
2019年6月現在、日本語には対応していませんが、直感的に使えるサービスなのでご安心ください。
イベント名と日付を入力すれば、事前準備完了
これから主催者の立場になって、架空のイベントを作ってみます。
主催者側は、アカウント作成が必要です。Googleアカウントと連携させることもできます。
アカウントを作成したら、「CREATE EVENT」ボタンをクリックします。
小さなウインドウが表示されるので、イベント名と日付を指定します。
大事なのは「EVENT CODE」の設定。今回は、自動で入力された「H586」という初期値を使っていますが、重複しなければ、自分たちの団体名など、好きな文字列を指定することもできます。
これだけで、主催者側の準備は完了です!
参加者はアカウント作成、アプリダウンロード不要
あとは、イベント当日に、スマホから「Sli.do」にアクセスしてもらって、先ほど設定したEVENT CODEを入力してもらえればOKです。
当日は参加者のみなさんにスマホから http://sli.do/ にアクセスしてもらいます。
事前にメールで送ったり、当日QRコードを印刷して配布するとスムーズですね。
H586と 入力し、Enterを押します。 ※大文字と小文字は区別しないようです。
事前にユーザー側でアプリをインストールしたり、アカウントを作成する必要がないのが嬉しいですね。
質問があったら、「Type your qustion」のところをクリックして入力します。
ぜひ注目してほしいのが、右側にある「137」の数字。
質問は1回につき、160文字しか入力できません。
ですので、1つ1つの質問内容は、おのずと簡潔に整理されたものになります。
また、Your nameの欄は任意項目です。匿名と記名、どちらでも質問できるので、恥ずかしがり屋の方も安心です。
投票機能で「優れた質問」を厳選
質問をスマホから送ると、他の参加者のスマホや、主催側の画面にも反映されます。
Sli.doの優れたところは、ただ質問内容を共有できるだけでなく、参加者が優れた質問に対し、スマホから「いいね」をつけることができることです。
ポチポチ押すだけなので、受講者側は簡単に投票できます。
時間上、すべての質問に回答できないケースも多いですよね。
主催側は、「いいね」が多いもの順に回答すればいいので、どの質問に答えるかに悩む必要がなく、時間を有効に使えます。「いいね」の多い順に並び替えもできます。
また、質問を選ぶ理由が見える化されるので、参加者側も「自分の質問が採用されなくてガッカリ、なんで?」と不満を抱えずにすみますね。
レポート作成も楽!
主催者側、参加者側両方のメリットとして、レポート作成が楽だというのもあげられます。
主催者側がレポートを書く時、ずっと座って話を聞けていたらいいですが、運営側で突発的な対応をしたり、その後の懇親会の準備に追われたりして、質疑応答を聞きそびれる可能性もあります。
また、参加者側も、会社の費用で参加したイベントであれば、報告書の提出は必要でしょうし、自分のブログにレポートを書きたい、という場合もあると思います。
Sli.doがあれば、質問内容を読み返すことができるので、「あの質問ってなんだっけ?」と困ることがなくなります。また、時系列に並べれば、質問を読むだけで、イベントの流れを振り返ることもできるはずです。
主催者側・参加者側のメリットまとめ
最後に、主催者側と参加者側のメリットをそれぞれ表にまとめてみます。
慣れたらぜひ、こちらも試してみてください。
Webツールで、サクッと便利な毎日を!
❏ライタープロフィール
牧 美帆(READING LIFE公認ライター)
2018年にライティング・ゼミと並行してプロフェッショナルゼミの最終である8期を受講。最速で修了し、READING LIFE公認ライターとなる。メディアグランプリやWEB
READING LIFEでは主に自らのしょっぱい恋愛経験を最大化してなんとか情緒に訴えかけようとするエッセイを投稿しているが、新たな方向性を日々、模索中。Microsoft Official Trainer。
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
http://tenro-in.com/zemi/86808
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