天狼院通信(Web READING LIFE)

【京散歩/祇園・岡崎編】「めっちゃうまい」と思わず声が漏れる京都の蕎麦屋《天狼院通信》


http://tenro-in.com/zemi/62637
記事&Photo(iPhoneX):三浦崇典

 

京都祇園に、庭のある書店「京都天狼院」はある。
ここをスタート地点にすれば、祇園のみならず、京都東山のかなりの範囲を歩いて楽しめる。西に行けば鴨川があり、南に行けば清水寺方面に出る。ちなみに、清水寺までも歩いていける。

 

 

そんな中でも、今日は天気がいいので東から北方面へと歩いて向かってみる。

祇園の中心街花見小路を通り、四条通りに出る。今の時期、京都はまだ紅葉直前なので、それほどハイパーな人混みにはなっていない。
歩くなら、今の時期が気持ちがいい。

四条通りの東の突き当たりに「祇園さん」と通称される八坂神社がある。

 

 

この門を通り抜け、お参りもするが、目的はここではない。
この奥に円山公園があり、奥に彼がいる。

 

 

そう、明治維新の志士、坂本龍馬と中岡慎太郎の像だ。

ここで何をするか?
もちろん、パワーチャージである笑。

高校時代から司馬遼太郎先生の本を読みまくった司馬ファナティックの僕としては、二人は永遠のヒーローである。

ちなみに、二人の墓は、実際にはもっと南の山中、京都霊山護國神社にあって、高台寺や清水寺方面に行く場合は寄ってみてもいい。しかし、なかなかの山なので地図で見るより時間がかかる。

円山公園はまた春に来ると桜がみられる。
中央の池には鯉がいて、なかなか気持ちのいい場所だ。

この円山公園から南に抜けると、高台寺から清水寺の方面に行けるが、今日はここから北の方面に抜ける。

北に抜けるとすぐに、浄土宗総本山の知恩院がある。
この正面の三門が圧巻である。

 

 

三門の上には登ることができて、様々なイベントで公開されるが、僕は以前、たしか、真夜中に大勢が並んで木魚をひたすら叩くというイベントに参加したことがある。
知恩院の奥、高い場所に法然上人のお墓があって、そのお堂から西を見渡すと、京都の街が一望できる。
ここまで登ってくる人はあまりいないので、実はとても静かな場所だ。ゆっくりと何かを考えたいときなど、お参りしながら行くといいかもしれない。

今日は知恩院が目的ではない。
三門の前を通り、さらに北の平安神宮方面へと向かう。
岡崎と呼ばれる地域だ。
知恩院の三門からそれほど遠くはなく、そのまままっすぐ歩いていると、神宮道に入る。
巨大な鳥居をくぐり、進めば、平安神宮である。

 

 

しかし、今日の目的は、ここでもない。
平安神宮を正面に、右に向かう。
最初の交差点を渡り、左に行くと、おそらく、通りに行列が見えてくるだろう。
ただし、多くの日、行列は二本並んでいるので、どちらに並べばいいのか、混乱するかもしれない。

手前に並んでもいいし、奥に並んでもいい。

手前はうどんの山元で、奥が岡北だ。

 

 

僕は両方の店に幾度となく行ったことがあるが、今日はそばの気分だったので、岡北の列に並ぶ。
ちなみに山元に行ったときは、必ずうどんとごぼう天のセットを頼む。
コシのあるうどんと、カレー粉をつけて食べる揚げたてのごぼう天はやみつきになる。
最後にメニューにないプチデザートを「店主のサービスです」と最後に出されるが、三日連続行ったことがある経験から言えば、よほど機嫌がよくない場合を除いては、必ず出てくるとみていい。

岡北での注文も、メニューを見る前から決まっている。

天せいろそば大盛り。

 

 

絶品。
至福。
天気が悪い日でも、このためにタクシーを使ってきてもいいくらいだ。

「めっちゃうまい……」

ひとりで来たというのに、思わず声が漏れる。

何がいいって、つゆが美味い。
もう、超絶うまい。
甘いつゆがいい。そばにつけても天ぷらにつけてもよく、最後は蕎麦湯は頼んで飲む。
飲み続けたい。

天ぷらは、海老はもとより、ホタテの貝柱が美味い。
抹茶塩で食べても、つゆにつけて食べてもいい。

食べ終えて、また平安神宮にもどり、そこの蔦屋さんのスタバで仕事をするのもいい。
また、三条通りまで戻って、鴨川に行き、三条大橋を渡り、めちゃくちゃ景観のいいスタバで仕事をするのもいい。

けれども、今日は来た道を戻り、気になった喫茶店に入る。
いつもはパーティーなどに使われる洋館がカフェとして開いている。

YAMANAKA CAFE。

 

 

まさか、うちの女将がいつのまにかCAFEを出したのかと思ったが、決してそうではない。
静かで、Wi-Fiが開放されていて、それほど混まないので、ゆっくり仕事ができる。

 

 

眼の前に「親鸞聖人得度聖地」の石碑が建てられており、なんだか、背筋が伸びる。
眼の前が、旧皇居栗田御所というところらしい。
いつか行ってみようと思う。

今日は、YAMANAKA CAFEで仕事だ。

窓側のカウンター席が気持ちよく、集中できる。
実はこの記事のここまでも、このCAFEで書いている。

ここから歩いて祇園に戻り、再び、花見小路に入る。
今日のメインの仕事場は、この突き当りにある。

臨済宗大本山建仁寺である。

 

 

京都天狼院からすぐのところに、様々な総本山や大本山があるが、京都とはそういう街なのだ。
仏教の本社が集まった場所と考えてもいいかもしれない。

ここの庭で仕事をすると、ずいぶん、捗る。
四時半まで、ここでフルスロットルである。

 

 

そして、最後に訪れるのが、もちろん、京都天狼院。
実は、京都天狼院は、建仁寺の西側の門から歩いて1分位のところにある。

 

 

あとは、ここでゆっくり仕事をすればいい。

そうそう、建仁寺には有名な双龍図とか風神雷神図屏風(本物は博物館にあるんだと思う、たしか)もあるんで、見るとテンション上がります。

 

 

次の「京散歩」は嵐山に行こうと思っています。
お楽しみに。

 

 

天狼院書店「京都天狼院」
〒605-0805
京都府京都市東山区博多町112-5
京都天狼院へのアクセス

【天狼院書店へのお問い合わせ】

TEL:075-708-3930(京都天狼院)

 

■ライタープロフィール
三浦崇典(Takanori Miura)
1977年宮城県生まれ。株式会社東京プライズエージェンシー代表取締役。天狼院書店店主。小説家・ライター・編集者。雑誌「READING LIFE」編集長。劇団天狼院主宰。2016年4月より大正大学表現学部非常勤講師。2017年11月、『殺し屋のマーケティング』(ポプラ社)を出版。ソニー・イメージング・プロサポート会員。プロカメラマン。秘めフォト専任フォトグラファー。
NHK「おはよう日本」「あさイチ」、日本テレビ「モーニングバード」、BS11「ウィークリーニュースONZE」、ラジオ文化放送「くにまるジャパン」、テレビ東京「モヤモヤさまぁ〜ず2」、フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」、J-WAVE、NHKラジオ、日経新聞、日経MJ、朝日新聞、読売新聞、東京新聞、雑誌『BRUTUS』、雑誌『週刊文春』、雑誌『AERA』、雑誌『日経デザイン』、雑誌『致知』、日経雑誌『商業界』、雑誌『THE21』、雑誌『散歩の達人』など掲載多数。2016年6月には雑誌『AERA』の「現代の肖像」に登場。雑誌『週刊ダイヤモンド』『日経ビジネス』にて書評コーナーを連載。

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」講師、三浦が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

http://tenro-in.com/zemi/62637


2018-10-22 | Posted in 天狼院通信(Web READING LIFE)

関連記事