第36回：ついに村田株を売りました、の巻≪素人投資家いちねんせい実況中！≫
記事：安光伸江（READING LIFE編集部公認ライター）
10月２週目は、日本株でいろいろ動いてみた！
まずは７日月曜日、コメダが少し上がっていたので売っちゃった。とあるコメダ好きの人とのおつきあいをやめることにして、ご馳走してあげる必要もなくなっちゃったから、自分のためだけなら優待がなくてもいいなぁ、と思って。でもドリンクチケットはまだたくさんあるから時々は行くつもり。いつも行くのと違う方向に１キロちょっとあるから、えいやっ！ と思わないと行かないけど、やっぱドリンクにモーニングがついてくるのとか、シロノワールとか、魅力あるもんね。ソファもゆったりしてるしね。私が使っているWi-Fiサービス（wi2 300）が入ってないのは残念だけど。いつもゆめシティのスタバで原稿を書いてるから、たまには気分を変えてコメダの広いテーブルを使うのもいいかもね！
そして、iPhone11シリーズが売れていて増産しているというニュースが奏功したのか！ ついに！ ついに！ 村田製作所が上がってきた！ 週末には5700円台後半になってこの時まで待っていれば数千円利益が出たんだけど、私は９日の水曜日にマイナスをちょっと出して売っちゃった。ここまで来ればもういいや、と思って。ＤＩＴ（デジタル・インフォメーション・テクノロジーとかいう会社）を売買して得た利益と相殺した感じ。いや～長かった。やっと戻った。利益が出るまであと２日待てなかったのは判断ミスだけど、４月に買っていた人もこれでプラスが出るところまで来た。もっと上がってくれればさらによし。私はもう持ってないから儲けは出ないけど、でも長く持ち続けた村田株が上がったのは、
うれしい
iPhone関連で上がった、というのが、さらに、うれしい。Apple株も上がっていて買えずにいるけど、これも、うれしい。自分が利益を出せればさらにいいけど、それを別にしても、応援している会社の株が上がるのはうれしい。株式投資をするのは儲けることだけが目的じゃなくて、こうやっていろんな会社を応援する気持ちを育むものなのかもしれないね。
だが、いつもの証券会社の担当のにぃちゃんことＭ師匠にご指南をいただいた銘柄であるＲＰＡホールディングスが、買った時よりどっちゃり下がってる～。ＤＩＴもＭ師匠ご推奨銘柄のひとつで、これは一日のうちに上がったり下がったりが激しくて、えいやっ！ と買っては売り、買っては売りを繰り返して、最後の村田のマイナスととんとんくらいにプラスを出したんだけど、ＲＰＡはいかん。ナンピン買いをしたらさらに下がった。なので損を出して一度木曜日に売って、週末またさらに下がっていたのでＭ師匠に電話したけどつながらない。ほかのお客様との電話で忙しいようで、私には順番が回ってこな～い。しょうがないから３時近くなって自分で決断し
えいやっ
とナンピン買いしてしまった。だいぶ値下がりしていたところを買ったので、結果として平均取得価格もかなり下がった。この銘柄はだいぶ高いところから「窓を開けて」値下がりした時期があるので、その値段までひゅひゅひゅっと上がってくれたら儲かるんだけど、まぁ失敗したかな。貸株金利が５％あるからそれで少し足しにしよう。いつ損切りするか考えておかなくちゃ。
窓を開けて、というのは、取引価格のチャートが連続してなくて、急にどかんと下がることをいうみたい。ロウソク足のチャートを見て、ロウソクじゃなくて移動平均線だけになっているところのことみたい。こういう専門用語が「なんとなく」でもわかるようになっただけ、素人投資家いちねんせいをやっていてよかったな、と思わないではない。
ＲＰＡを売ったあとＭ師匠と話したら「ご紹介する銘柄、１００％当てるようにしないといけませんね」と反省しきりだった。Ｍ師匠に紹介された銘柄は「とりあえず一度買ってみる」ことをしている私。しかも、ナンピン買い（安くなったところでさらに買い増すこと）大好きと来ている。なので怪我をすることも、わりとしょっちゅうある。でも最終判断は自分でしているから、Ｍ師匠に恨みみたいなのはいっさいない。
去年、前の担当のお姉さんの時に、まず最初にどかんと買わされたApple（銘柄は私が希望を出した）からアマゾンにかなり強引に買い換えさせられて、その後アマゾンががたっと下がったからぶち切れたんだけど、その煽りで担当が変わってからはすごくすごく話をしていることもあり、何があってもぶち切れることはない。Ｍ師匠のことは全面的に信用していて、この人の会社になら資金を置いてあげたいな～と思っている。お姉さんのときは「遺産をふんだくろうとしてるんじゃないかな？」とかなり警戒していたけど、Ｍ師匠は「これだけ情報をくれてネット証券の取引も認めてくれているんだから、儲かって余剰資金が出来たらこの会社の商品を買ってあげよう」と思えるのだ。
まぁでも情報通のＭ師匠といえども、株の動きをばっちり当てることがいつも出来るわけじゃない。お客様に儲けさせてあげよう、という心根はあるんだけど、心根だけでは株価の動きは見通せない。とはいえ、証券会社で使っているパソコンのソフトでは情報の入り方が一般人のそれとは桁が違うので、それを流してくれるだけでありがたい。「このソフト、家にもほしいです」と時々言ってるけど、もし手に入ったら会社やめちゃうって。やっぱり大手の会社にはそれなりのメリットがあるね。ネット証券を自分でやるだけだとここまで投資を頑張れなかっただろうな。私がauのガラケーを持ち続けて、iPhoneを格安SIMで使っている、というのも、大手キャリアのメリットも享受したいからだ。これと似ている感じ。安いとこ、大きいとこ、それぞれにいい面があるから、両方うまく活用するといいと思う。
というわけで楽天証券での取引はすべてＭ師匠に報告していて、残高などもほぼ把握している。つまりうちの資産状況はほぼわかっている。このおばちゃんうちの会社に手数料たくさん払うのいやがるよね、とわかっているので、株の取引は楽天証券でするのを認めてくれている。そのかわり、国債を１年で解約するときに資金を引き揚げようとしたら、米国リートプラスという魅力的な商品を持ってきて、Ｍ師匠の会社に資金を引き続き置かせたけど。
やり手である。Ｍ師匠は、やり手の営業マンでもある。
いろいろ情報の取り方も教えてくれるので、私も経済関連のニュースなどをよく見るようになった。それ以上に情報が入ってくるのがＭ師匠の会社で使っているソフトだ。ある会社の決算発表がどうのこうの、とある新サービスを発表しました、自社株買いを発表しました、とかなんとか、まだ日経電子版には載ってませんけど～、という情報が瞬時に入ってくるらしい。そして、Ｍ師匠がとってくる情報を「利用してくれてかまわない」というスタンス。しかも楽天証券で儲けても文句を言わない。別のお客様が他社さん（たぶんＭ師匠の会社と同じ通り沿いにある某証券）で売買した時はくしゅんとしていたようだけど。私の場合は、日本株は手数料の関係で楽天で取引する、アメリカ株も１株から夜中に自分でやりたいから楽天でやりたい、だけど儲けたらＭ師匠の会社ならではの商品を買って資産形成をする！ という考え方でいるのを了解してもらっているので、儲けさせようとしてくれている。ありがたやありがたや。
といってもＭ師匠の会社で買ったファンドはマイナスが出てるんだけどね（ちょっと涙目）。まぁこれからだね。Ｍ師匠の見立てがよかったかどうか、結果が出るかどうか。いつかは転勤しちゃうだろうけど、それまでいい関係を続けられるといいなと思う。うちなんかの資産じゃ焼け石に水とはいえ、ちょっとは営業成績も上げさせて上げたいしね。
さて今週のアメリカ株は、アマゾンとマイクロソフトを少しずつ買い増してみた。村田とコメダを売って資金が出来たからだ。あ、そういえばペッパーフードサービスも200株売ったんだった。損を出したけど、100株だけでいいや、という気持ちになったんだった。そんなこんなで動かせるキャッシュがわりとできたので、アマゾンを1株ずつ２回ナンピン買いしてみた。週末金曜日の夜はちょっと円安に振れていたしアメリカ株も上がってきた感じだったから買わなかった。Ｍ師匠には木曜日に「今日はアメリカ株下がりますから」と言われてたのでマイクロソフトだけ買い増したんだけど、そんなに下がらなかったなぁ。米中協議、どうなるのかなぁ。
そんなこんなで、世界情勢と、あと各社の決算とかの動きを見てないとね！ と思っている。投資をすることで世界に目を向けられる、って、なんとなく楽しい。特に私は下関なんて田舎の一軒家に住んでいるわけで、都会にいなくても株の取引ができるってのがなんとなくうれしい。東京を離れて11年過ぎたけど、田舎暮らしも悪くない。大手証券会社の最寄りの支店に、Ｍ師匠みたいなやり手社員がいるというのは恵まれていると思う。ゆめシティの前から出ているバス一本で、支店でやっているセミナーにも行ける。来月も人気ストラテジストさんが来るらしいから楽しみだ。
そんなわけで10月２週目、体育の日の連休前に持っている株
ペッパーフードサービス100株（優待狙いでこれは保持しようと思う）
ＲＰＡホールディングス600株（だからナンピン買いはやめろって）
ビザ100株
アマゾン18株
マイクロソフト30株
以上。Ｍ師匠にいろいろレクチャーを受けているのがここひとつマスターしきれてないのだけど、これからも勉強して資産運用がんばるよ！
つづく。
❏ライタープロフィール：安光 伸江(READING LIFE編集部公認ライター)
山口県下関市出身・在住。下関西高、東京大学卒業、東京藝術大学大学院修了。
大学卒業後は東京で声楽・器楽の伴奏ピアニストや音大非常勤講師などの音楽活動をしていたが、2008年９月、リーマンショックの１週間前に病気療養のため実家に帰る。その後2016・2018年と両親を看取り、金融資産と土地家屋を相続。2016年に乳がんの全摘手術と抗がん剤を体験した乳がんサバイバーでもある。iPad Pro・mini＋Apple Pencil愛用、4Gガラケー(au、通話のみ)とiPhone 3本・Android 1本（データのみの格安SIM利用）を電話代とWiFiオプション込みで合計月5000円かからずに使うなど大のガジェット好き。パソコンの日本語入力は平成の初めからずっと親指シフト派。ライター、セラピスト、ブロガー、素人投資家。
天狼院メディアグランプリ 21st season 総合優勝。週間１位複数回。
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