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週刊READING LIFE vol.44

洗濯嫌いを払拭した救世主!MAWAハンガーの魅力《 週刊READING LIFE Vol.44「くらしの定番」》


*こちらの記事は、天狼院書店の「ライティング・ゼミ」をご受講いただいた方が書いた記事です。

【6月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」


記事:千葉 なお美(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)
 
 

掃除、洗濯、食器洗い。
あらゆる家事のなかで、私が一番苦手なものが、洗濯だ。
洗濯機へ突っ込むところまではまだいい。あとは洗濯機がやってくれる。
しかし、そのあとの洗濯物を干すのとたたむのが、とりわけ面倒くさい。
シワを伸ばして、形を整えて、風で飛びそうなものは洗濯バサミでとめる。
それも、洗濯バサミでとめるときは、とめる位置も重要だ。
跡がついてもいいところを選ばなければならない。
目立つところに洗濯バサミの跡が残っては台無しである。
 
そんなことを試行錯誤しながら干し、乾いたらこれまたシワにならないようにたたまなければならない。
たたんだところの線が残るのは必須なので、それも考え綺麗にたたまなければならない。
 
はっきり言って、このうえなく面倒くさい。
 
しかしかといって、「どうせすぐ着るから」と洗濯物を干しっぱなしにして、そこから調達するようなことはしたくない。
なんとかこの洗濯物の煩わしさを解消できないか、と悩みに悩んで行き着いたものがある。
 
「MAWA(マワ)ハンガー」だ。
 
主婦の方なら、一度くらいは聞いたことがあるかもしれない。
「マワハンガー」は、「すべらない」で有名な特殊コーティングハンガーである。
最近では、大型インテリア用品店などでも似たようなハンガーが売っているが、私が使っているのは〝すべらないハンガー〟の元祖とでもいうべき、ドイツ製のマワハンガーだ。
 
この「マワハンガー」によって、私の洗濯物に対するストレスは、大幅に削減された。
 
その魅力は、大きく3つある。
 
まず1つめは、洗濯バサミが必要ないことだ。
「マワハンガー」の大きな特徴として、キャッチフレーズでもある「すべらない」というものがある。
最大の特徴は表面の特殊コーティング。キャミソールやタンクトップもピタッととまる、というのが売り文句だ。
 
しかし私は最初、疑っていた。
 
いくらなんでもキャミソールがピタッととまる、はないでしょう。風が吹いたら落ちるでしょう、と。
しかし、だ。
これが、落ちないのである。
強風でない限り、1日中外に干していても落ちない。
ついでにいうと、キャミソールだけでなくカーディガンなどの羽織ものも、さらっとかけるだけで落ちない。
最近は、ボタンのない前開きタイプの羽織ものが多いが、これらもすべて、びっくりするほどすべり落ちない。
悩みのタネであった洗濯バサミの問題は、これによって解決された。
 
2つめは、形を整える煩わしさが半減されることである。
特に女性の服だと、最近はドロップショルダーという肩先が落ちたデザインのものや、ドルマンニットのようななだらかな肩の服が多い。
そういった服を干すときに困るのが、肩のラインをいかにしてハンガーに合わせるかという問題だ。
一般的なハンガーで干すと、本来はなだらかであるはずの肩に、カッチリとしたイカつい肩のラインが残る。そのまま着ると肩がボコッと浮き出て残念なことになってしまうというのは洗濯物あるあるだ。
 
しかし、マワハンガーだとそれが全く心配ない。
なぜならマワハンガーは、形や大きさのラインナップが豊富にあり、服に合わせて選ぶことができるからだ。
形は、Yシャツなどのカッチリした肩用のものから、ニットなどのなだらかな肩用のものまで、用途に合わせていろいろある。
大きさは、男性用、女性用、子供用とあり、さらに肩幅に合わせたサイズ展開がある。肩幅何センチという表記で、一般的なサイズでいうところのS〜Lである。
その中から、自分に合ったハンガーを選ぶことで、干すときに服にぴったり合うのだ。
 
家族が多い場合、買う段階でいちいち形やサイズを選ぶのが面倒くさいという人もいるかもしれないが、ここはぜひ頑張っていただきたい。
一度服に合ったものを手に入れてしまえば、その後の洗濯物干しが実に快適なのだ。
そしてあのピタッとハマる爽快感。あれをぜひとも味わってほしい。
 
服のサイズがわからないという場合は、レビューに書かれている口コミを参考にするといい。
マワハンガーは世界中に愛用者がいるので、きっと探し求めている答えがみつかるはずだ。
 
3つめは、ズバリ、たたまなくていいことである。
え? たたまくていいってどういうこと? と思われた方も多いだろう。
私は、マワハンガーにしてからというもの、下着以外のほとんどの服を、たたまずに収納している。
つまり、ハンガー収納だ。
マワハンガーで干し、乾いたらそのままクローゼットへ収納する。
これが実に便利で快適なのだ。
 
マワハンガーは、洗濯バサミを必要とせず、形もぴったり合っているため、たたむ必要がない。
むしろたたむよりもそのまま収納する方がシワがよらないし、服を綺麗に保存できる。
唯一の難点は、重みのある服の場合に、少し伸びてしまうことだろうか。
しかしそれも、特殊コーティングのおかげで衣類の重みをハンガー全体で受け止めてくれるため、一般的なハンガーに比べればほとんど型崩れしない。
仮に重みのある服をたたむとしても、それ以外の服をすべてハンガー収納にするだけで、随分とたたむ手間が減る。
 
なかには、クローゼットのスペースに入りきらないという方もいるかもしれない。
しかし、その問題は解決できる可能性が高い。
なぜならマワハンガーは、非常にスリムだからだ。
 
マワハンガーの厚みは、人気の高いフラットなデザインのもので、たった1センチ。
そのため、一般的なハンガーに比べ、収納力が何倍にもなるのだ。
 
また、服からひょっこり顔を出すハンガーの首部分が銀色で統一されているのも嬉しい。
クローゼットを開けたときに、とても美しいのだ。
100均で買った針金ハンガーやクリーニング屋さんでもらったハンガーなど、様々なハンガーが入り乱れているクローゼットに比べ、実に美しい。
スリムなマワハンガーで統一され、しかもひとつひとつが服の形にぴったり合っているというのは、それだけで満足感がある。
 
ちなみに、色のナインナップも豊富なので、ぜひお気に入りの色を探していただきたい。
私のおすすめは白である。
定番カラーのため在庫が豊富であるのと同時に、汚れが目立ちにくい。
 
さて、ここまでマワハンガーの魅力について語ったところで、ひとつ注意点がある。
それは、一度マワハンガーを使ってしまうと、もう二度と他のハンガーには戻れないことだ。
ハンガーにしては決して安い買い物でないが、その魅力に取り憑かれ、私自身もう何本も買い足してしまった。
非常に中毒性が高いので、買うときはよく考えてから購入してほしい。
 
たかがハンガー、されどハンガー。
 
私はもはや、これなしでは暮らせない。
 
 
 
 

◻︎ライタープロフィール
千葉 なお美(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)

青森県出身。都内でOLとして働く傍ら、天狼院書店のライティング・ゼミを経て、2019年6月よりライターズ倶楽部に参加。趣味は人間観察と舞台鑑賞。

 
 
 
 

【6月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」

 


2019-08-05 | Posted in 週刊READING LIFE vol.44

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