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「サボり」の効用

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

記事:よるのえだまめ(25年11月開講コース)

「今日の午後休んじゃおうかな」
朝、会社に向かう電車の中で、直感がおりてきた。

実際、少し風邪っぽくて、大事にした方が良さそうだなあ、という体の感覚はあったのだけど、それよりも「休みたいな」が大きくて。
そう思ったら、会社に向かう30分の間になんとなく気持ちがかたまっていった。

 

「体調不良が少し気になるので、午後お休みさせてもらってもいいですか?」
言ったら、なんか午前中元気になっちゃったけれど、そこは大人しい感じのよそおいで仕事して。

 

12時過ぎ。
会社を出たら空気の冷たさと日差しの温かさが気持ち良くて。
体調不良者にあるまじき、さわやかな顔でお昼どうしようかな?などと軽やかに歩いている自分。
半分サボりだって分かってる。

 

いやいや、風邪っぽいのも、うそじゃない。 たぶん就業時間まで仕事していると翌日少し体調が心配だったのは事実。
でも、急にぽっかりできた時間は、やっぱ嬉しいんだな♪

そんなわけで、サボり午後時間を自主的に作った形になった。
会社帰りだと、疲れていて寄れなかった本屋さん。
ぶらぶらと、本棚を見て回るなんて、しばらくしていなかった。
化粧水を買いにいくミッションも、クリア!

 

歩いていたらユニクロの花屋さんの前に来た。

ああやっと、久しぶりに愛猫たちにお供えするお花を買える。

白とピンクと黄色と薄紫。 

水の入ったビニールに入れてくれるのだけど

お花を持って歩くと、自然に表情が和らいでしまう。


「こら! そんなことすると怒られるよ」
家のマンションの前に着いたら、何人かのお子さんとお母さん達がいた。
横には「障害物」にちょっと困っていそうな、自動配送ロボット。

「ロボットが子どもに絡まれている……」

そんな時代になったんだなあ、としみじみ思いながら見ていた。

ロボットは「ロボットが通ります」しか言わないけれど
自由にしゃべるようになったら
「どいてどいて」とか「こまるよ~」とか言うのかな?

普段見ない平日の午後の街中の風景を横目に見ながら歩く。

「やっぱり、休んでよかったなあ」
部屋について、自分の選択に改めて満足!


ご飯を食べずに帰宅したから、遅めのお昼を作って食べて。
貧乏性だな、と思う。
外で食べる千円のかわりに本を買ったから、それをパラパラめくって。

なんて贅沢な時間だろう。

 

ちなみに普通の休日もちゃんとある。
けど、つい、関心持った講座とか、コミュニティのzoomとか入れちゃうんだよね。
それで忙しくなる。
復習も十分時間とれていないから、追われちゃって。

要するに自分で自分を忙しくしているのだけど、性分だからしょうがない。

 

でも。

たまにこうやって「スイッチ強制オフ」モードになる。

人には「別にそこまでしなくてもいいじゃん?」と思われることって、ある。
こだわりというか、性分というか。

うちの母は、80歳になるのだけれど、毎朝ヨタヨタしながらも、家じゅう掃除機かける。
掃除がおわるまで2~3時間かかるらしい。
「太陽の光が入ったときに、ホコリが床にないと安心する」
というけど、その感覚、私には分からない。

私は時間があったら、関心のある学びのものに触れたりしたいし

AIと話すのも楽しかったりする。


掃除は3日に1度くらいで十分。 一人だし。 夜しかいないし。
食事も旦那が単身赴任でいないと、自分のためだけに作る気はあまりおきない。
一人暮らしでもちゃんと自分で作って食べる母とは違うんだなあ。
日常生活より、やりたいこと、関心のあることに時間を使いたい。

 

けれど。

「ゆるめる」ことをしないと、苦しくなる。

「自分のやりたいこと」「自分にとって快適なこと」
合理的な時間の使い方だけでは、人って生きていけないのかもね。

無駄な時間。余白の時間。
作ろうとしても難しい。

 

心と体が、ふと声をかけた気がしたら、その合図にたまにはしたがってみよう。

 

「サボろう」

 

それはきっと、自分にとって何か必要なとき。

今日はいい時間を過ごした。
明日はにこやかに会社に行く。

「おかげさまでひどくならずに済みました」と言ってね。
(ほんとは半分サボりだけどね)

それでいいんだと思う。
ワークライフバランス。
不器用な私は、このタイミングならいいかな?というところで

たまにサボります。

 

ワークライフバランスのとり方も、きっと、人それぞれ。

≪終わり≫

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