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人生を変える割烹

ごにんめ ネンショーあがりの受け子、ケンイチ《小説連載「人生を変える割烹」》


記事:ギール里映(READING LIFE編集部公認ライター)
 
 

「ケンちゃん、ちょっと錦の丸弥太さんに行って、車海老もらってきてくれへん」
 
女将は一番新入りの板場であるケンイチに声をかけて、仕込みの手をとめさせた。
 
「今日のお客さん、車海老がお好きやさかい、ちょっとお品書きを変えようと思って。ほな、頼んだで」
 
「わかりました、女将さん、行ってきます」
 
ケンイチは自転車をひっかけて錦市場に向かった。この割烹で働きはじめてもう半年がたつ。最初は右も左もわからず、野菜を洗ってくれと言われても洗剤で洗いそうになるぐらい何もわからなかったのが、最近は少しずつ、包丁さばきも教えてもらえるようになった。
 
とはいえ板前の修業は決して楽ではない。特に新入りのケンイチは、朝は一番に起きてお店の掃除をし、予約のお客様のリストを確認してから女将からの指示を待ち、必要な準備をして、料理の仕込みをする。夜もお客様が帰ってからは片付け、包丁研ぎ、翌日の仕込み……。朝から晩まで働きづめで、休みの日といえば先輩たちは調理場にこもって料理の腕を磨く者もいれば、やっとのお休みだからと寝て過ごす者もいる。板前の仕事はかなりハードでストレスが多いにもかかわらず、お給料はかなり安い。住み込みで月10万円を切ることもざらだ。なぜならそれは、「修行をさせてもらっている身」だからだ。仕事を教えて頂いて、仕事を覚えさせて頂いている身で、お金までもらっているのだからありがたいと思え、とでも言わんばかりの、封建的な日本の徒弟制度がまだ色濃く残っているのが、板場の世界なのだ。
 
しかしケンイチにとっては、そんな板場でもこれまでの暮らしに比べたら天国だった。なぜなら彼は少年院あがりで、実の両親からは見放されてしまっているのである。

 

 

 

2年ほど前のことである。
京都市内の男子校に通うケンイチは、開業医の父と大学教授の母を持ち、いわゆるエリートコースを歩む高校生だった。
 
将来は医者になって家を継げ
 
これは幼い頃からずっと言われ続けてきたことであり、ケンイチもそうするのが当たり前だと思って育った。親が望むままに中学受験をして中高一貫の進学校に行き、勉強三昧の日々を送っていた。学校の成績は中の下ぐらい。しかし学校のほぼ8割以上が東大京大にラクラク受かるというレベルだったため、そのままの順位をキープすればよかった。親も文句を言わなかった。
 
父が医者だと、京都ではいわゆるお金持ちの部類に入る。毎朝学校へは母がベンツで送ってくれて、帰りは塾、夜は22時すぎに帰宅する。毎年夏休みにはハワイのコンドミニアムに行くのが習慣になっていたのだが、大学受験を控えたケンイチを気遣って、今年はどこにもいかなかった。しかしケンイチにとっては、自分の家だけでなく周りも同じような感じだったから、これがむしろ普通なのだろうとすら思っていた。
 
ケンイチには姉がいた。京大医学部に在籍する優秀な姉で、親の希望通り医学部にいき、卒業後は医者になることが決まっていた。弟とは違って姉は、成績はいつも学年のトップクラス、大学でも在学中に書いた論文がアメリカの学会で評価され、有名な医療系ジャーナルに名前が載るほどになっている。
 
「ケンは、ほんっとにアタマ悪いわよね。こんなこともわからないの」
 
姉からはいつもそう言われて育った。
何をしようとも、姉にはかなわないのである。弟の宿命なのかもしれないが、才色兼備の姉には何一つ叶わず、両親の期待値も、姉へのほうが大きかった。
 
「ケンイチは、まあ、いい」
 
息子が医者になることを当たり前だと思っていた父も、さすがに姉のほうに資質があることがわかると、とたんに姉の教育にチカラを入れ始めた。家の跡を継ぐのに、2人はいらない。
 
そんな優秀な姉とは裏腹に、ケンイチは医者にはなりたくないと思っていた。勉強はできないわけでもなく、やるとそこそこできてしまうのだが、自分が将来医者になるという未来がどうしても描けない。理科や数学は嫌いではなかったが、本当はケンイチには、やりたいことがあった。
 
ケンイチがやりたいこと、それは役者だった。
しかしそんなことを言い出そうものなら、父親も母親も大反対するに決まっている。親に反対されてまでやるほど、ケンイチの肚も据わっていない。
おとなしく彼らの言うとおりにして、安泰の生活を送ればいい。少なくとも医者になりさえすれば、そこそこお金持ちになれるじゃないか。人生、そんなもんだよね、好きなことで食べていくなんて、無理に決まっている。
 
「まあ、しゃあないな、ええやんか、医者で。そんなもんやろ、人世なんて。不便な暮らしなんてまっぴらごめんや」
 
医者になる人世にときめきはしないけれど、少なくとも安定した収入と地位を約束してくれる。それの何が不満や。ケンイチはココロのなかに立ち込めるもやもやしたものを、見ないふりをしてふるい落とした。

 

 

 

裏バイト紹介
リスクなし
完全日払い高収入
興味ある方DMにて連絡ください
 
仲間のユウジとマクドで時間つぶしをしていたときのことである。2人は塾をさぼり、夜までの時間をここで過ごしているのだ。
何気なくスマホを見ていたユウジの手がとまった。
 
「なにこれ、やばい仕事にきまってるやん、こんなの」
 
「なんや、どれや。裏バイトお?そんなんやばいに決まってるやん。お前何いうてんねん」
 
「そやけど、高収入ってどれぐらいもらえるんやろ?ちょっとお前、おもろいからメッセージしてみいや」
 
ユウジはそう言って、スマホの画面をケンイチに見せた。
塾をサボって漫画を読むことにも飽きてきた2人は、面白半分にメッセージを送ってみることにした。
 
「裏バイト、興味あります」
 
ドキドキしたが、どうせ相手はネットの向こう側にいる奴らだ。やばいと思ったら消えればいい。どんなバイトなのかちょっと探ってやろうぜ、ぐらいの軽い気持ちで、ケンイチはメッセージを送った。
 
「DMに、テレグラムのIDを送ってください。詳細を送ります」
 
すぐに返事が来た。
 
「わ、まじで? めちゃ返事速いな!」
 
二人はいい暇つぶしが見つかったと、面白半分に裏バイト紹介人とのメッセージに没頭していった。

 

 

 

ピンポン

「はいはい、ちょっとお待ち下さいね」
 
ドアの向こう側から、年老いた女性のしわがれた声が聞こえた。ガチャリ、と鍵が開く音がしてドアが開いた。
 
「こんにちは、◯◯◯と申します。例のものをお預かりに参りました」
「ええ、ええ、待ってましたよ、これね、はい、どうぞ」
 
そういって老婆は、ずしりと重い封筒をケンイチに渡した。
この日のために用意したブリーフケースにその封筒をしまって
 
「では、おあずかりします。ありがとうございました」
 
とだけ言ってその場を後にした。
 
なんだ、こんなに簡単なのか。
あとは言われたとおり、この封筒を四条京阪のコインロッカーに入れてくればいい。報酬はその場で支払われるらしい。
 
あの老婆が誰なのか、何を受け取りにいくのか、何一つ聞かされていない。わかっているのは、とある時間にとある場所の老婆から、封筒に入ったものをもらってくるだけ。それで5万円の収入になるという。こんなにちょろい方法でお金になるのかと驚いたが、高校生ができるどのバイトよりも割がいい。
 
ケンイチが裏バイト紹介から紹介された仕事は、受け子だった。
 
受け子とは、オレオレ詐欺のなかでも、お金を被害者から受け取ってくる仕事のことである。電話をかける掛け子などと違い、モノを受け取ってくるだけなので、何のスキルも要らない。ただ怪しまれないように、清潔感のあるスッキリした見かけになれればいい。犯罪集団との関わりも薄いので罪悪感がなく、気軽なバイト感覚で始めてしまう学生が増えているのだ。しかし受け取るだけの簡単な仕事だから、報酬も安い。とはいえ、高校生が稼げる金額としては、べらぼうに高給なのである。
 
ちょっとだけだし
 
そんな出来心で始めてしまった受け子のバイトに、ケンイチはのめり込んでいった。受け取るときに被害者の顔を見ると罪悪感が沸かないこともなかったが、ただの仕事だと割り切ればいい。なんせたった10分ほどの仕事をするだけで、数万円になるのだから、しかも俺は受け取っているだけだから、悪いことはしていない。ケンイチはいろんな理屈をこねくり回して、自分のしていることを正当化しながら、月に数回受け子をしながらお金を稼ぐようになった。
 
少々ケンイチの羽振りがよくなったところで、周りはあまり怪しまない。なぜならケンイチの家は医者の家だからだ。それでなくても金周りは悪くない。夏休みにはハワイの別荘に行くような家庭なのだ。高校生にしては身分不相応なブランド物を身に着けたり、レストランに行くことがあっても、誰も何も不審には思わなかったのである。
 
四条京阪について、コインロッカーに封筒を入れようとしたその瞬間、後ろから声をかけられた。
 
「君、ちょっと話を聞かせてくれるかな」
 
ギクリ、とした。
振り返るとそこには、がっしりした体躯に少しよれたスーツを着た男が立っていた。手には、警察手帳が握られていた。
 
俺は、捕まったのか?
 
目の前は真っ暗になった。

 

 

 

「知らなかった、では済まされへんで」
 
ヨネムラと名乗るその刑事は、取調室で小さくなっているケンイチに話しかけた。
 
現行犯逮捕されたケンイチは、自分が今体験している現実をなかなか受け入れることができず、何を言っていいのかもわからずにただ黙っていた。さすがに刑事のヨネムラは、よれよれのスーツは着ているものの、目の奥から放つ鋭い光で、ケンイチをじろりと睨みつけていた。
 
「お前、受け子やってたやろ。手に持ってた封筒と、スマホの記録でもう確定や、立派な犯罪やで」
 
裏バイトは、やっぱり犯罪だったのか。そうだよな、簡単にお金が手に入るなんて、怪しいことに決まっている。そんなことはわかっていたじゃないか。
 
「そやけど、安心し。未成年やから、刑務所にはいかんでええやろ。まずは保護者と話がしたいんや。家の番号は……」
 
大丈夫だよな、きっと親が助けてくれる。ただの遊び半分でやったことじゃないか、親もわかってくれる。きっとここから助けてくれる。祈るような気持ちでヨネムラが別室から戻ってくるのを待っていた。
そんな期待とはうらはらに、ケンイチの両親との会話が終わったヨネムラは言った。
 
「受け子をするような子は、家に帰ってこなくていいそうだ。家では面倒みきれんから、こっちでなんとかしてくれ、っちゅうこっちゃ。しゃあないな、わかってるんか、そうなると鑑別所行きや」
 
え? 鑑別所? 両親は迎えに来ないのか?
 
「お前みたいにな、軽い気持ちで受け子をやる奴ばっかりや。バイト気分なんか? そやけどな、わかってるんか、立派な犯罪や。大元はお前らみたいな捨て駒、逮捕されようとかまへんのや。わかってるんか」
 
ヨネムラはやたら、わかってるんか、を連発するが、わかるはずなどないではないか。何も、まったくわからない。わかっているのは、突然人生が転落したことだけだ。進学校に通い、将来は医者になる俺が、未成年とはいえ、犯罪者の烙印を押される。親にも見放された。わかってるんかも何も、わかるはずがないじゃないか。
 
いかに簡単に人は転落するものなのか。一寸先は闇とはよく言ったものだ。ほんの軽い気持ちでやったことが、自分の人生だけでなく、家族や友人の人生をも変えていくのだ。インターネットが普及して、スマホが当たり前になり、SNSでどんな人とも出会えるようになった今、人のエゴや欲望はとどまるところを知らず、顔が見えないことをいいことに、人への接し方がどんどんと希薄になり、さらには悪意を増していく。表層的な人間関係が当たり前になり、強者が弱者を食い物にしていく。そういう弱肉強食の世界は、人類や文明が進化して、人権や人道が叫ばれるようになっても、決してなくなることのない人の本質なのかもしれない。
 
ケンイチは、家庭裁判所で観察観察を言い渡され、家裁の職員に連れられて少年鑑別所へ向かった。そして4週間ほどの鑑別所での時間を終えると、そのまま少年院に送致された。
そこで「更生」するまで、規律正しい生活を強いられるのだ。少年院は少年刑務所とは違い、いわゆる監獄ではない。ここは少年たちを更生させ、社会に復帰させるためのサポートを行う場所だ。そのため、雰囲気も暗く冷たいものではなく、食事も美味しくて育ち盛りの子たちが満足するようなものが供される。少年たちの厚生に向けて、教官たちは全力で向き合う。本来純粋な少年たちはここで、驚くほどの変化を遂げて退院していく。
 
ほとんど全ての少年少女たちは、凶悪な犯罪者ではないのだ。
ただ単純に、身近な大人からの愛情を十分に受けられていなかったことが原因で、そこからくる心の歪みが犯罪行為へとつながってしまう。そのため、愛情を注いであげればほとんどの少年少女は更生する。
 
しかし、キビシイのは社会の目のほうだ。
もちろん個人情報はバラされることはないが、人の口に扉は立てられず、すぐに噂は広まってしまう。
 
ケンイチはいわゆる軽い犯罪としてみなされ、比較的穏便に短期間で出ることができたものの、周りにはやはりもうバレている。学校は退学になり、親からは見放されてしまった。狭い京都の街ではあっという間に噂が回ってしまう。ケンイチは帰るところもなく、最初は友人の家に泊めてもらっていたものの、そんなに長くお世話になることもできない。未成年でもできる日雇いの仕事を渡り歩きながら、お金がある日はマンキツ(漫画喫茶)、ない日はマクドで寝る生活を続けた。お金が一銭もない日は路上で寝ることもあった。
 
「ちょっと、お兄さん、こんなとこで寝んといて。邪魔やで」
 
先斗町の路地で寝ていたケンイチは、女性の声で起こされた。
 
「あ、すんません」
そういってすぐに逃げようと思った矢先、その女が訊いてきた。女はケンイチを見定めると出し抜けにこう言ってきた。
 
「あんた、その成りは、家ないんやろ。何したんか知らんけど、今丁度人を探しててん。うちで働くか」
 
突然のオファーに耳を疑った。路上で寝ている未成年の少年に、なんのオファーがあるというのだろう。もしかしたらまた、ヤバい仕事なのか?俺はもう、ヤバい仕事のループからは抜けられないのか?しかしこの女性は一体なんだろう?そんな悪い人には見えないし、自分のことをものすごく優しい目で見ている。このおばさ人の言うとおりにしてみてもいいのかもしれない。
 
「……はい」
 
一呼吸置いてケンイチがそう答えると、女はにっこりと微笑んでうなずいた。そして女はケンイチを路地奥にある一軒のお店に連れて行った。看板のないその店は、どうやら割烹らしいと中に入ってからわかった。その女とはつまり、先斗町の女将だったのである。

 

 

 

「あんた見てると、うちの子を思い出すねん」
 
女将がふと言った。
 
「女将さん、息子さんがいてはるんですか」
「そう。正確にいうと、いた」
「いた、ってことは?」
「うん、16歳のときに、交通事故におうて、いってしもた」
 
女将は結婚していない。旦那の話は訊いたことはないけれど、先斗町でこんなお店をしていられるのは、やはりパトロンがいるからなのか、もしくは過去にいたということなのだろう。詳しく訊くのはなんだかはばかられる。
 
「バイクの事故でね。炎上して、火だるまになって、目も当てられんようになってしもてね。そやけど、男前やったんや、うちに似たんやろな」
にこりとして言う女将の顔は、実は笑っていなかった。息子を亡くした女性の気持ちなど、想像することすらできない。
 
「そんなことがあったんですか……」
なんて言っていいのか、わからない。
 
「うちの前で寝てるケンちゃんを見たときに、とっさになんか、思い出してしもて、ほっとけへんなあって思うて。けどあの子がもし生きてたら、板前の仕事なんかいやや、って言いそうやなあ」
 
女将に起こされた時、ヤバい仕事かと思っていたのはまったくの期待はずれで、割烹にてケンイチの板前修業が始まった。一番下っ端の丁稚奉公だから、なんでもやらなければいけない。つまり返事は「はい」か「かしこまりました」か「わかりました」しかない。ノーという選択肢はまったくないのだ。
 
それでもなぜか、嫌だと思わなかった。いや、女将が思わせなかったのだ。本当に女将はよくケンイチのことを見ていた。先輩板前に叱られて落ち込んでいるときにはそっと差し入れをしてくれたり、めんどくさいからと適当な仕事をしていたらとっさに見つけてがつん、と叱ったり。しかしその叱り方が絶妙で、決して人前では叱らない。いつも二人きりになったときに、一つひとつ丁寧に諭してくれる。なぜそれがダメなのか、理由を話してくれるから納得できる。女将がいつも叱るのは、自分が手を抜いているときなのだ。
 
これぐらいでいいか、とか、こんなもんだろう、と、ほんの少しでも手を抜こうものなら、即座に見つけてしまうのだ。
 
「あんたな、こんなんで、お客様に出せると思うか」
 
女将の叱る規準は常に、お客様に出せるかどうか、だ。
いいかげんな仕事をしていると、それが食材に伝わり、料理に伝わる。するといいかげんな料理になり、いいかげんな味になり、いいかげんなサービスになる。それが女将が一番、我慢がならないことなのだ。
 
新米だろうとベテランだろうと、とにかく全力で仕事に向き合うこと、お客様に向き合うこと、それがサービスの極意であり、おもてなしの心である。
 
人と同じ熱量か、もしくは人より少ない熱量で仕事をしていたら、それで感動を届けられるはずがない。私らはただの飯炊きおばさんと違う、お客様に料理を通して、日常では体験しえない感動を届けているのだ。お客様をなめちゃいけない、見くびっちゃいけない。彼らはサービスの裏に潜んでいる嘘や手抜きを瞬時に嗅ぎ分けてしまう。そこを肝に命じて、心を尽くしてするのが本当の仕事だと、女将はケンイチに口酸っぱく伝えている。
 
不思議にも叱られているときが、ケンイチには一番楽しい時間だった。
なぜなら女将の優しさが、一番感じられるところだからだ。
 
こんな女性に出会えて本当によかったと思いながら、丸弥太に向かう自転車を漕いだ。
 
事故にだけは合わないようにしなきゃな。女将が悲しがるから。

 
 
<<第6話に続く>>

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女将のお懐紙レシピ
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ケンイチが少年の心を取り戻した!
車海老の天ぷら
 

(材料)
天然車海老6尾
小麦粉
塩、氷水
 
(作り方)
1 活きている海老はよく跳ねるので氷水につけておく。
2 頭と胴を両方から押さえ、頭の付け根をぐっと押して切り離すと、背わたも一緒にとることができる。残ってしまったら爪楊枝で抜き取り、殻をむいておく。
3 殻をむいた後、腹側に3~4箇所包丁を入れる。こうしておくと丸まらない。尻尾の先を少し切っておくと、揚げるときに油が跳ねにくくなる。
4 衣を作る。小麦粉に塩ひとつまみ、そこに冷水を加えて軽くまぜる。衣の硬さを見ながら水分を調整する。冷たい水を使って温度を上げないように注意する。粘りがでないよう、さっくりと混ぜる。
5 菜種油を180度に熱して、さっくり揚げる。
6 天然塩でいただく。レモンは絞ってもよい。
 

*この物語はフィクションであり、登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
*レシピの効果には個人差があり、効果・効用を保証するものではありません。
*現在日本には全国に52の少年院がある。平成27年では82441人が家庭裁判所に送られ、21283人が保護処分となり、そのうちの2743人が少年院に入所している。ちなみに平成30年の不登校児は中学生で約10万人、小学生で約3万人となっている。

 
 

◻︎ライタープロフィール
ギール里映(READING LIFE編集部公認ライター)

食べかた研究家。京都の老舗料亭3代目として生まれ、現在は東京でイギリス人の夫、息子と3人ぐらし。食べることが好き、が仕事になり、現職は食べるトレーニングキッズアカデミー協会の代表を勤める。2019年には書籍「1日5分!子どもの能力を引き出す!最強の食事」、「子どもの才能を引き出す!2ステップレシピ」を出版。

 
 
 
 

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2019-11-18 | Posted in 人生を変える割烹

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