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兼業主婦が考える、献立の決め方


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

記事:まるこめ(ライティング・ゼミ25年11月開講コース)

 

 

 

晩御飯の献立が、決まらない。

作るのは好きだけど、毎日の献立を考えるのは、なかなか骨が折れる。

主婦業を始めて10年以上は経つけれど、機械的にサクサクと浮かぶ日は正直なところ、あまりない。

 

私ひとりなら、酒とそのアテさえあれば良いのだけれど……

結婚の決め手に「ごはん」を挙げる旦那さんと、育ち盛りで食欲が増してきた長女、そして離乳食をがっつく次女が、私の作るご飯を待っているとなると、流石にアテだけというわけにはいかない。

 

旦那さんの1日の疲れを吹っ飛ばし

長女のために栄養バランスを踏まえ

次女にもあげられる食材をうまく使う

 

これらを常に意識しつつ、その日の私の体力とモチベーションで作れる料理を、仕事をしたり、家事をしたりしながら考える。あーでもない、こーでもない、と考える時間は好きだけど、毎日すんなりと献立が降りて来るわけではない。あんまりにも浮かばない時は

 

「ねぇ、昨日の晩御飯ってなんだった?」

 

なんて、部下に尋ねることもしばしば……

そんな会社員と主婦、2足のわらじを履く「兼業主婦」の私が考える「状況に応じた献立の選び方」を、和・洋・中の3ジャンルに分けて紹介したい。

 

まずは、日本人の心「和食」だ。

和食の魅力といったら、なんといっても「放置プレイ」ができることだ。下拵えが全くできていない、ゼロからのスタートであっても、出汁をひいたり、魚を焼いたり、煮物を煮込んだりしている間に、具材を切ったり、次の工程の準備をしたり……余裕があれば、なんと掃除機だってかけることができる。それに、和食って副菜も優秀だ。納豆や、豆腐を常備しておけばとりあえず品数を確保できるのも良い。だって冷蔵庫から取って、盛って、出す! これだけで1品稼げ……じゃなくて、成立するんだもの、最高じゃない。いよいよ「今日は作るのしんどいぞ」といった時でも、味噌汁にたくさんの具材を入れてしまえば、立派な1品……いや、1.5品くらい言っても良いんじゃないかと思う。一見、手間暇かかりそうに見えて、タイパが良いのは和食だと言っても過言じゃない。

 

「洋食」であれば、パスタ・ハンバーグ・グラタンなど「1品集中」で作れるのが良い。和食となると「副菜」がないと少々寂しく感じることもあるが、洋食であれば1品であっても「ごちそう感」が出る。いざとなったら「大盛り」にして品数の少なさをカバーしやすい。

忙しくて「たくさん品数は出せないなぁ」って時、パスタ大盛りに私はどれだけ救われただろうか……おかげで我が家は、週イチもしくは隔週で何かしらのパスタを食べている。葉物野菜があれば、とりあえずサラダとして1品稼げる。ドレッシングが何種類かあれば、それらが私よりも働いてくれるからありがたい。さらにいえば、洋食は子供ウケが良くて、食が進む。どんなに忙しくても、なんとか……なんとか1品だったら作れるぞという時は、洋食のひと皿にラブ注入すれば家族も大喜びではないだろうか。

 

「中華」はなんといっても早い! 美味い!

フライパンに火をつけてから、お皿に料理が乗るまでのスピードは和食や、洋食と違って圧倒的に早い。とにかく早い。強いていうなら、下拵えを和食と違って先にまとめてしておかないといけないのだけれど……材料さえ切ってしまってさえいれば、あっという間に食卓が華やかになる。家に、普段使っている調味料に追加で甜麺醤・豆板醤・ウェイパー・オイスターソースさえあれば大抵の中華料理は作ることができる。今日は中華食べるぞ! と決めておいて、朝のうちに材料さえ切ってしまってさえいれば、帰宅後30分以内にはビールで優勝間違いなしだ。食べられるなら、早く食べたいもの。それに、味がしっかりついている上に、野菜も入れやすいのが中華のいいところでもあるので、子供に野菜を食べさせられるのも母親としては嬉しい。あとは、作っていて絶えずスピーディに動いているので和食や洋食よりも、カッコよく料理している感が得られる気がする。作った後の達成感は中華が一番手応えを感じる。

 

献立を考えるのは、まるでその日の自分に「今日はどこまでできる?」と尋ねているみたいだ。

 

フルパワーでタイパよくいけそうなら、和食。

一点集中で乗り切りたいのであれば、洋食。

とにかく早く、飯が食べたいなら、中華。

 

毎日を完璧にこなす必要なんて全くないのだ。

主婦業をやっていると、どうしても「当たり前に」「手が込んで」「家族が満足するものを」と無意識に考えてしまうことが多い。だけど、そんなことは全くなくて、その日、その時にできる最善を和・洋・中の中から選ぶだけで良い。献立を考えるのは、その日の自分を生かすための選択肢だ。

 

「今日は中華にしようかなぁ〜」

 

と、どんなに仕事が忙しかろうと包丁を握れるのは、背伸びせず「今の自分が楽しくできる」選択肢を選ぶことができているからだ。私のフライパン一振りで家族が笑顔になって、もれなくビールで優勝できるなら、もう一日の疲れなんて吹っ飛んでしまう。あぁ、今日も私頑張ったなぁって自分を褒めてあげられるから、明日もまた頑張ることができる。

 

献立を考えるのは、主婦であり、会社員でもある私が、今日を回すための戦略だ。

自分の手札から、和・洋・中の最善を選んで、楽しむことが家族の笑顔につながるだろう。

そして、どうしても手詰まりだ……って時にはとっておきの切り札を用意している。

 

「今日ちょっとご飯作るのしんどい! 外、行こう!」

 

《終わり》

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