インスタグラムで1000フォロワーを集めた3つの方法《週刊READING LIFE Vol.221 〇〇のコツ、教えます》
*この記事は、「ライティング・ゼミ」の上級コース「ライターズ倶楽部」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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2023/6/26/公開
記事:山田 隆志(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)
わたしのインスタグラムのアカウントは90年代のドラマやアニメ・ゲームなどを好き勝手に投稿している遊んでばかりのアカウントである。5年間で900投稿、1000フォロワーを数え、一投稿あたりで平均100いいねをもらっている。楽しみながら遊んでいたら、いつの間にかありがたいことに多くの人に見てもらえるようになったのが、正直なところだ。
わたしが有名人でもなく、もの凄く映える写真を投稿しているわけでもないので、ここまで伸ばせたのは今にして思えばやっぱり不思議だ。
しいてあげれば、好き勝手に運用していた中でも3つのポイントだけは気を付けていたと思われるので、これを機にお伝えできればと思う。
自分のフォロワーとのコミュニケーションを大事にする
インスタグラムのスタートは他人のアカウントを見ることだった。最初は芸能人のアカウントを見ているだけだが、次第にアニメやゲーム・おもちゃなどのアカウントをフォローして、少し暇になればすぐにインスタグラムを開いているのが日常だ。
アニメやゲームの公式アカウントはもちろん、個人アカウントでも自分で書いたゲームのキャラクターを投稿する力作ばかりだった。絵が描けない私にとってゲームのキャラクターの力作を見ているのはとても楽しかった。ゲームに想いをこめたアカウントが本当にたくさんあるので片っ端からフォローしている、決して戦略としての「いいねまわり」ではなく、本当に素晴らしいから「いいねまわり」をしている。まさにロールモデルにふさわしいアカウントであり、自分のタイムラインに流れたときに気持ちよく「いいね」を贈ることができるものだけを選んでいる。
数々の力作を見ているうちに拙いながらも少しずつ投稿するようになった。私が投稿するのは、ゲームやアニメをコンセプトとした展示会や喫茶店に行って、キャラクターの展示物が多い。
わたしも積極的に投稿をしながら、いつものようにタイムラインに流れてくる力作をみては「いいねまわり」をしていた。するとどうだろう、私のアカウントにも少しずつ「いいね」の数も増え、少しずつだが私のアカウントにもフォロワーも増えてきた。
「いいね」や「フォロー」をしていただける方は必ずチェックする。もちろん、タイムラインに流れたときにいいねを贈りたくなるアカウントは必ずフォローする。相手のアカウントをチェックして有益だと思った投稿にはいいねを送るようにしている。
インスタグラムをはじめて1年経過するころには、100人余りのフォロワーもつき、私の投稿に30個ぐらいのいいねをもらえるようになってきた。中にはゲームのキャラクター愛に溢れた魅力的な絵のアカウントもある。そんなアカウントはフォロワーも2000人を超え、たくさんのコメントであふれていた。まさにロールモデルにふさわしいそんな素晴らしいアカウントをAとする。
Aと相互フォローができるようになったら、積極的にコメントを送ってコミュニケーションを図ることを強くお勧めする。5万人を超えるような芸能人やインフルエンサーでは相手にしてもらえないかもしれない。しかし、Aのような2000フォロワーだったらコミュニケーションを取ることは十分可能だ。
コメントを残すのはAとコミュニケーションを取るのもそうだが、Aのフォロワーがコメントを見ている可能性がある。その時に、Aの心をくすぐるようなコメントを残すことができれば、一目置かれることになる。なにもそんなに難しいことではない、投稿をしっかり見て感じたままの言葉で伝えればいいだけの話だ。
ここでよく言われるのは「フォローまわり・いいねまわり」という言葉だ。オーソドックスなのはAのフォロワーに対して「いいねまわり」をするやり方で注目してもらうことだ。しかし、2000フォロワー全部チェックするのは現実的ではない。
そのため、Aの投稿にコメントを残している人、「いいね」をしている人をターゲットにする。少なくとも現在進行形でインスタグラムを運営している人に絞りこめるだろう。
もちろん、機械的に行うのは本末転倒だ。自分のインスタのタイムラインに現れたときに、快く「いいね」ができるアカウントだけに絞る必要がある。
名刺交換でもむやみやたらには交換しないだろう。本当に関係を構築していきたい人だけに名刺交換をするのが普通ではないだろうか?
2.ハッシュタグを積極的に活用する
インスタグラムでの投稿を多くの人に拡散するにはどうすればよいのか。特にフォロワーになっていないアカウントにどのように見てもらえばよいのだろうか?
知らない人に見てもらえる可能性があるのは「ハッシュタグ」だろう。
インスタグラムではハッシュタグを30個まで使うことができる。とはいえ、ハッシュタグを30個用意するのはなかなか大変だが、コツを覚えればゲーム感覚で量産することができる。
たとえば、私が大好きなスーパーマリオのフィギュアを投稿するならば、中心になるのは「マリオ」にハッシュタグをつける。そこから簡単に連想させると「スーパーマリオ」、「スーパーマリオブラザーズ」と考えられる。もちろん、スーパーマリオは「ファミコン」、「スーパーファミコン」、「ニンテンドースイッチ」といった「テレビゲーム」なので、そのままハッシュタグにして増やしてしまえばよい。こうやってマジカルバナナのように連想させれば、ゲーム感覚でハッシュタグを増やすことはできるだろう。
とはいえ「マリオ」だけでハッシュタグの量産は難しいかもしれない。そうなったらどうすればいいのだろうか?
心配ご無用、マリオの隣に敵キャラであるクッパでも並べておけばよい。キャラを増やすことで考えられるハッシュタグもおのずと増える。なんだったら、ドンキーコングみたいな別のゲームのキャラクターもありだ。
ハッシュタグの数が多ければよいのかはわからない。ただ、数を増やすコツさえ覚えればなんとでもなる。
ハッシュタグといっても「映画」「旅行」とった100万アカウント以上が使うものや、500ぐらいのハッシュタグもある。(これらを以降は「大タグ」、「小タグ」と呼ぶことにする)
「大タグ」と「小タグ」をバランスよく使った方が良いと思われる。「大タグ」が多くの人が使っているので、多くの人に見てもらえる可能性があると考えそうなものだが、何しろ100万アカウントもあるのですぐに埋もれてしまう。その中で勝ち残るには、一発で目を引くような印象的な画像を使うことになるだろう。それもインスタグラムのアルゴリズムが決める部分もあるので、自分たちではコントロールしようがない。
そうなると、「小タグ」を使うことで、ハッシュタグ検索の最初の一ページ目に選ばれることを目指すのが現実的だ。
「小タグ」を作るにはどうすればよいのか?一つのやり方は「○○好き」とか「○○好きな人集まれ」みたいな言葉を付け加えながら、500件以下のハッシュタグを選択していけばよいだろう。
小ネタになるが、コンサートイベントのような「その日限定」のハッシュタグをたまに使うことがある。たとえば2023年4月22日に人気アーティスト米津玄師のコンサートに行って、ライブでの感動をインスタグラムに投稿したとする。「米津玄師ライブツアー2023」といったハッシュタグを使えば、同じようにライブに参加した人と共通点を持つことができる。同じ日に米津玄師のライブに参加した者同士で、コミュニケーションを取ることができれば、つながりの深いフォロワーとなる可能性が高い。
とはいえフォロワーになっていない人に自分のアカウントを拡散して見てもらえるようにする方法は、いまだにわからないことだらけだ。いろいろと試行錯誤を繰り返しながら、より多くの人に見てもらえるようにしていきたい。
3.読者にとって有益なアカウントを作る
当たり前のことだが見ていただける人にとって有益なアカウントを作ることしかないだろう。自分しか知らない情報を伝えるのもそうだし、見ていて楽しいアカウントのために、写真やイラストに力を入れることも有効だ。
とはいえ、常に希少な情報や、芸術的な写真やイラストを投稿し続けるのは難しい。
わたしが気を付けているのが、自分のフォロワーが喜びそうなネタを探し出して投稿し、「キャプション」に500文字ぐらいの文章を添えている。キャプションにはハッシュタグを入れて2000文字まで入力できる。インスタグラムでは文字が多いと嫌われるという話もたまに聞くが、そこは心配ご無用だ。読んでいただける人にメリットを出せるように書くことができればよい。投稿に対する熱量を文章にこめることで個性を出せるのも魅力だ。
私のインスタグラムでもついつい文章が長くなってしまい1000文字を軽く超えてしまうこともしばしばあるが、せめて相手の人に最後まで読んでいただける文章を心がけたい。
以上の3点を意識して5年間で900投稿、1000フォロワーに見ていただけるようなアカウントに成長することができた。
インスタグラムの投稿をより多くの人に読んでもらいたいと思っているし、私が知らない有効な攻略法もまだまだあるはずだ。何より、自分が投稿しているものが読者にとって本当に有益なのかをもっともっと突き詰めていきたい。
□ライターズプロフィール
山田 隆志(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)
2022年10月よりライターズ倶楽部に復帰、早いもので通算4期目の参加となる。
5000文字の射程を手に入れ自分オリジナルの文章を求め、いまだ研鑚の日々をおくる。
今年一年で私はどんなライターになるのか、未知数ではあるが楽しみでもある
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