第315回:天狼院公認ライターに認定されました! の巻《素人投資家いちねんせい実況中!》
*この記事は、天狼院書店のライティング・ゼミを卒業され、現在「READING LIFE編集部」の公認ライターであるお客様に書いていただいた記事です。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
2025/3/24/公開
記事:安光伸江(READING LIFE編集部公認ライター)
じゃ〜ん! メディアグランプリ 65th シーズン、7戦目で総合優勝決定!
あいや、計算ミスなどのために土壇場でひっくり返らなければ、の話だけど、7戦目の時点で2位の方との差が11ポイントあるので、もし最終戦の8戦目で私がランク外になり、週間1位をその方がとったとしても総合1位は変わらないのである。週間1位でも10ポイントしかつかないから。
ちょうどこの結果が出る時に三浦店主と鳥井さんが我が家に退院祝い&陣中見舞いに来てくださっていて、今シーズンの総合優勝確定ということで、かねてからの願いをおずおずと口にしてみたんだ。
……天狼院公認ライター、欲しいんですけど……。
三浦店主には「もう著者の先生でしょ! 今さら天狼院公認ライターなんて」と笑われたけど、私としては大真面目だ。ライティングゼミの上位クラスがプロゼミだった数年前から、なかなか取れなかった憧れの資格だから。いや、何かメリットがあるかというと別にないんですけど。かつて女帝・川代さんが席巻していた時期、せっかく21st season でがんばって総合1位を取ったのに「公認ライターに認定するのは次からね」と言われてしょぼんとしてから苦節数年。長かった〜。これでもう思い残すことはない。といってもまだ生きる気満々だけど。
さてがんの治療の方は、以前使っていた分子標的薬? だかなんだかの治療が復活した。前は点滴だったけど、今度は皮下注射でやるので、身体への負担が少なくなるそうだ。使った人の評判もいいらしい。CVポートという、点滴するためのポートを鎖骨の下あたりに埋めて3年になるけど、それを使わなくていいのも安心材料である。そしてこの薬はやっぱりお高くて、一発で高額療養費の限度額に到達してしまった。国民健康保険さまさまである。足を向けては寝られない。どっち向きだかわかんないけど。
がんの治療が再開したということで、緩和ケア病棟に入院して最期を看取ってもらう、というのは少し先の話になった。私のアバウトな理解では、緩和ケア病棟に入る=がんの積極的な治療はやめて痛みのコントロールだけする、ということなので、治療が継続できて延命効果があるならその方がいい。しかも身体にキツくない治療を希望しているので、その方針で計画を立ててもらえている、ようなのだ。
とはいえ余命宣告されたのは事実だし、いつまで生きられるのかかなり謎だし、予後について先生はあまりいい顔をしないんだけど、お見舞いに来てくれた三浦店主が「ぜんぜん元気そうじゃないですか! 顔色いいし」とおっしゃっていたので、たぶん元気そうに見えるのだろう。脚は相変わらず痛いんだけど。
家の中での移動は、ハッピーというお名前のシルバーカーを押していたんだけど、右脚に体重がかかるときにどうしても痛いので、ケアマネさんと業者さんに相談して、自走式の車椅子を試してみることになった。台所を出るところにちょっと段差があるのでそこにスロープをつけてもらい、あとはテーブルの位置を少しずらしてメインストリートを広くしてもらって、車椅子でちゅるるるっと動けるようにしてみた。
リハビリ病院でトイレに行くときに何週間も車椅子の訓練をしたのが役立っていて、ケアマネさんにも業者さんにも精神科の訪問看護の人にも「上手!」「うまいうまい!」とおだててもらって、気分は上々である。段差は1カ所だけだから、ここを乗り切ればあとは方向転換などもお手の物だ。一発でスロープをのぼれるときもあれば、ぐがががが、とタイヤが空回りすることもあり、これはまだ上達の余地がありそうだ。腕の力もかなりつきそう。
ともかく脚が痛い時間が短くなったのは非常に助かる。QOL爆上がりだ。台所を出るまでは段差がないから、食べ物や飲み物を取りに行くのも楽になった。今までは脚が痛いから動くのを減らそう減らそうとしていたけど、今度はどんどん動きたくなってきた。台所から廊下に出るところの段差さえ乗り切れば、玄関までも平坦だからとても楽になったのだ。何より、動くのが楽しいのが、いい。シルバーカーを押して右脚に体重がかかるときに「いたたたたっ!」となっていたのがなくなっただけでもありがたい。車椅子への移乗までとトイレに入った時点でちょっと歩くのでそこは相変わらず痛いんだけど、それも格段に距離が短くなったので、楽ちんなのである。
あとは雨が降った時のために車椅子用のポンチョをAmazonで注文してみた。がんの病院で敷地内にある薬局まで行くのに屋外を通るので、雨の日に病院の車椅子をぬらさないようにという算段だ。手持ちのレインコートを着てフードをかぶるだけでもいいかなと思ったんだけど、車椅子ごと覆えるタイプを調達してみた。もうひとつ、シルバーカーはゆめシティや病院では使わないので、風雨よけのカバーをかけてうちの門の中に置いて行くことにした。晴れた日はカバーなしでもいいことにしている。いちいち車に積み込まなくてすめば付き添いの人も楽になるんじゃないかな。業者さんの話では、万一盗まれても保険に入っているから大丈夫ですよ、とのこと。めでたしめでたし。
これらの福祉用具は、介護保険の対象になるものだとレンタル料金がとても安い。1割負担なので、月に数百円ですむ。もちろん複数あるから合計では数千円になるんだけど。デイサービスも食費込みで月額1万円いくかどうかといったところで、お風呂にも入れるし飲み物やおやつも出るし、なかなか待遇がいい。これが介護保険対象外だといろいろ大変そうだ。転移のあるがんのステージ4、余命宣告も出ています、という理由で申請が受理されたけど、もうちょっとステージが低い人はかえってつらい思いをしているかもしれないね。
本来は要介護2以上じゃないと介護用レンタルベッドや車椅子は借りられないそうだけど、私の場合は調査の時に「自力では起き上がれない」「補助具なしでは歩けない」にチェックが入っていたので、要介護1でも問題なく借りられるんだそうだ。助かった。
さて、私みたいなれっきとした病人ではなく、ご自身はまだ元気なんだけど、それをキープしたいという方向けの天狼院のゼミはこちら
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治療目的の方はダメですよ、とキツく言われているので、私は指をくわえて眺めていることしかできないのだけど、人間ドックを受けたり、ダイエットをしたり、運動習慣をつけたりして、人生140年時代を生き抜こう! という企画である。三浦店主はまだ47歳で生きる気満々なんだけど、私はそこまではいかないかな、と半分諦めている。あと数年すればAIの進化によってがんでもなんでも治るようになる時代が来るかもしれないんだけど、そこまで生きられるかなぁ。ここを乗り越えれば楽になれるかもしれないんだけどなぁ。私は積極的な参加はできないけど、参加者の皆さんが元気に過ごされるのを見守っていようと思う。
特に関心があるのが、140歳まで生きるとして、さて経済的にはどうする? という課題である。ずっと稼ぎ続けることができるのか。健康を維持して収入も維持できるのか。そこだけでも参加したいところだけど、私の場合はそれまで生きていられるかどうかが問題なんだよな。今の状態だと、65歳も迎えられないかもしれないし。さぁどうなるどうなる。
それで今週はなんとなく日本たばこが上がったので、NISA成長投資枠で買ってあった300株を全部売り、2万円ちょっとの利益が出た。利回りとしてはそんなによくないけど、万単位で利益が出たのでよしとする。あと、JAに預けてある親の遺産、年金形式で払われる5年分の3年目が4月半ばに入ってくるという連絡が来た。とりあえず現金はだいぶ確保できるので安心だ。今はあんまり株を買って儲けようという元気がないので、現金ポジションを確保しておくのがいいかな、と思っている。大手証券会社のネットローンも勢いで全部返済しておいた! これでしばらくは安心だ。米国成長株投信の分配金、今月は出なかったけど、これが出れば悠々自適の生活が送れる……はずだ。
それで仕事だけど、生きていられるかどうかの方が問題なので、音楽教室や演奏活動はちょっと難しいのではないかと冷静に考えている。せっかく買ったグランドピアノC3X espressivo さまも私が生きているうちに売ってしまうかもしれない。エレクトーンはもしできたら病院やデイサービスのところでボランティア演奏をしたいけど、これもできるかどうかかなりアヤシい。
去年の12月からの予定が無期延期になった『続ける技術』の3ヶ月講座はちょっと体力的に厳しいので、ワンデイをやろうかという話が出ている。現状では自分で放送機器をセッティングするのが難しそうなので、三浦さんと鳥井さんに来てもらって、以前対談形式でやったような形になるのではないかと思う。口下手な私一人で喋るより対談の方が面白いよな、とも思う。今の予定では夏以降だけど、これも体調次第だから、どうなるかな。
緩和ケア病棟に入って医療用麻薬を使うようになったら頭の働きがどうなるか心配ではあるけど、体力的な面だけ考えれば、執筆活動は死ぬギリギリまでできるのではないかと想像している。パソコンを病室に持ち込めば原稿は書ける。あの病院は有料のWi-Fiがあるから、それを使って仕事ができるのではないかと思う。というか今もベッドの上でゴロゴロしながら書いているので、これが病室のベッドになるか自室の介護用レンタルベッドかの違いだけで、あまり環境は変わらないような気がする。
天狼院の全講座受け放題・エターナルパスポート利用で当然のように「天狼院ブックメーカーズ」にも参加することにしているので、『続ける技術』の続編やら素人投資家いちねんせい外伝やら、あるいはがんの闘病記やら、企画としてまとまりそうなら本を書いてみたいな、と思っては、いる。
天狼院ブックメーカーズ
私はどちらかというと文章を書くことそのものが好きなので、AIに書いてもらうより自分で書きたいクチなんだけど、アイデア出しとか構成とかはAIの力も借りようと思う。今度は大手出版社の商業出版じゃなくていいから、思いっきり書いてみたいな。
そして楽しくいろいろ書いていたら気がつけば何年も生きていました、がんの特効薬もAIが作ってくれました、まだまだ生きられるかもしれません、
というのが、今の希望である!
がんの進行とAIの進化との競争になるけど、案外まだ生きるつもりでいるので、
素人投資家いちねんせい、まだまだ読んでくださいね!
天狼院公認ライターとして数年は書き続けたいと思います!
つづく。
❏ライタープロフィール
安光 伸江(READING LIFE編集部公認ライター)
山口県下関市出身・在住。県立下関西高・東京大学文学部西洋史学科卒業、東京藝術大学音楽学部楽理科中退、同大学院ソルフェージュ科ピアノ専攻修士課程修了。
大学院修了後は東京で伴奏ピアニストや音大非常勤講師などをしていたが、2008年9月、リーマンショックの1週間前に病気療養のため東京の住まいを引き払って実家に帰る。
その後2016・2018年と両親を看取り、金融資産と土地家屋を相続、2018年夏から投資を始める。市内有数のショッピングセンター「ゆめシティ」から徒歩数分・築40年超の戸建てに住む、2022年の還暦を機に繰り上げ受給で年金生活に入ったおひとりさまシニア。
2021年初め十数年ぶりにピアノのリハビリを始め、音楽講師などの個人事業主となる。同年7月エレクトーンを始め、翌年全日本エレクトーン指導者協会に入会。現在はピアノ・エレクトーンの音楽教室と、天狼院プラグインによる学習サロンを営む(病気のため休業中)。
2016年秋に乳がんの全摘手術と抗がん剤治療をする。2021年に骨転移、2024年に肝転移が発覚した現役ステージ4がん患者でもある。2025年要介護1認定。
iPhone 2本、iPad mini 2枚、MacBook Air、Apple Watchなどを駆使する大のApple製品好き。日本語入力は平成の初めから親指シフト派。
メディアグランプリ 21st , 64th , 65th season 総合優勝。
2025年3月、「天狼院公認ライター」認定
初著書『必ず目標達成する人が実践する続ける技術』JMAMより2024年12月発売。
天狼院書店の PROJECT 1000 第一弾!
『必ず目標達成する人が実践する続ける技術』
著 者:安光 伸江
発 売 日 :2024年12月2日(月)
価 格:1,760円(税込)
出 版 社 :株式会社日本能率協会マネジメントセンター
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