週刊READING LIFE vol.16 特集「先輩と後輩」
いつまでも、「後輩」でい続けられたなら、どんなにいいだろう、と思う。
「先輩」になって、「後輩」の面倒を見なければならないのは、大きな負担だ。
けれども、人によっては、むしろ「後輩」でい続けることの方が、嫌だという。人の上に立ち、指導する立場の方が自分らしくいられる、というタイプの人もいる。
兄弟関係とも、友達関係とも、また違う。
「先輩と後輩」という関係性だからこそある、不思議な距離感。
誰しも日々、「後輩」になる瞬間があり、「先輩」になる瞬間があるはずだ。
私たちはこれから、「先輩」として、「後輩」として、どう生きていけば良いのだろうか。
今回の週刊READING LIFEで、考えてみたいと思う。