素人投資家いちねんせい

第21回:リートプラスのセミナーに行ったお話と配当が入ったお話≪素人投資家いちねんせい実況中!≫


記事:安光伸江(READING LIFE編集部公認ライター)

 
 

いつもの証券会社の担当のにぃちゃんことM師匠が持ってきた「米国リートプラス」なる商品、その説明のセミナーがあるというので行ってきた。ご案内が封書で来たので電話して、M師匠がいなくて電話に出た人に「もう持ってるから行く必要ないですかね?」と聞いたら「Mが言うことだけでなくいろんな情報を得られるのがいいと思います」とのことだったのでお話を聞くことにした。
 
担当は東京から来たっぽい美人のお姉さんだった。美人というか髪型や化粧が洗練されているというか、さすが証券レディ! という感じ。いろんな説明もわかりやすい。
 
けど
 
米国リートプラスには、私がやっている毎月分配型だけじゃなくて年2回分配型もあって、為替ヘッジありなしがあって、その4タイプでスイッチできるらしい。それで、毎月分配型だと元金の切り崩しもあるかも、みたいなことを言っていた!
 
げげっ!!!!!
 
私の理解では、ほとんど切り崩しなしで毎月分配金が出る、という夢のような図が描かれていたので、ちょっと焦った。ほんでトータルのお金としては、年2回の再投資型にするのがいちばんお得、ということのようだった。
 
むむっ
 
セミナー終了後お店にM師匠がいなかったから家に帰ってから電話で聞いてみたら、お金をたくさん増やすという意味では、やはり年2回の再投資型にした方がトータルのお金は多いらしい。複利効果もあるんじゃないかな、と思ったけどそこは聞くのを忘れちゃった。でもそれなら別の商品もあって、私にこの米国リートプラス毎月分配型を持ってきたのは
 
ここ数年の間、月々の生活費を出せるから
 
ということのようだった! M師匠には資産状況とかすべて握られてるからね。いきなりステーキに月に何回も行ってるのもスタバにちょくちょく行ってるのもバレてるからね。「エンゲル係数、けっこう高いですよね」って、ほっちょいてくれっ!(苦笑)
 
それでまぁトータルの資産を増やすならそりゃぁがっつり貯めておいた方がいいんだけど、私の場合、米国リートプラスの分配金は「生活費として使っていいお金」ということになっているみたい。それで節約して貯められたらさらによし、だけどたぶんつみたてNISAの分も入れたらなくなっちゃうんだろうなぁ。元金の切り崩しは、M師匠の話では、ほとんどないものと考えてよさそうな話だった。何度聞いてもそうだからたぶんあってるんだろう。たこ足配当にならないように気をつけてね、と友人に言われたけど、たぶん……大丈夫……なんだといいなぁ。
 
とりあえず楽天証券と楽天銀行に入っているお金は「ないものとして」生活設計を考えてくれたんだから、もし少しずつ切り崩しがあってもなんとか生きていけるんだろう。5年たてばこないだ契約した年金型のお金も入ってくるしね! JAの方の年金型のお金は4年たてば入ってくるしね! とにかく70まで年金をもらわずに乗り切って、70からは悠々自適な年金ライフ! というほどたくさんはないけどね(国民年金だから)。
 
さて楽天証券である。3月末権利確定の配当がじゃんじゃん入ってきた。KDDIやドコモは株数も多かったし数万円ずつになった! といっても売る時に失敗して数万円のマイナスを出しているので決して儲かったとは言えないんだけど。これまたうまいごとタイミングを見て売るようにしないといけないなぁと思った。
 
日本株で今持っているのは村田製作所とペッパーフードサービスだ。村田は令和から下がっちゃって当分売れそうにない感じ。ああああああああどうしよう。米国リートプラスの入金があるから売るのを待てるけど、楽天証券の株で生計をたてないといけなかったら損切りしないといけなかったね。M師匠いい商品を持ってきてくれてありがとう。タイミングを待てるのは助かるよ。
 
ペッパーフードサービスは6月末権利確定だからもう買ってもいいだろうと思って買ったのに、それからまた下がった。評価損益マイナス4万いくらって感じ。うっそ~。権利確定までの間に下がってどうするん? ある日の夜間取引で1750円で買いを出しておいたら、取引が成立したのは1751円だった。出来高400株(なんか笑える)。翌朝からは上がったから、あそこで1751円ないし1752円を出しておけばナンピン買いできたのに、という感じ。まぁこれはあと数日我慢してとりあえず株主優待と配当をもらうことにする。その後いきなりステーキの業績がよくなって株価があがることを祈ろう。というよりゆめシティ店が撤退しないことを切に祈ろう。ペッパーランチといきなりステーキの両方があるというのはポイント高いんだよね!
 
アメリカ株の方は、先日売ったアマゾンの利益分1600ドルほどを日本円にした。十数万円になるのかな? アマゾンを売ったおかげで楽天証券トータルの実現損益もプラスになり、ちょっと安心しているところだ。その後アマゾンはさらに上がったみたいだけど、適当なところで利益を確定しておくのは「安心を買う」という意味でいいんじゃないかと思う。そういう意味で、プラスになっている株を売ることも考えているけど、これまた急がなくてもいい気分だ。ありがとう米国リートプラス。今月末になったらまた数万円入ってくるとわかっているから、安心してご飯が食べられるよ。なるべく残そうという意識も働いて、先月より食費(特に外食)も減ってるしね。なかなかいい循環になってきた気がするよ!
 
で、どんな株を持っているのかまとめておいて、というご感想を天狼院ライターズ倶楽部の戦友からいただいたのでアメリカ株を書いておくと
 
バークシャー・ハザウェイクラスB(要するにバフェットさんのところ)
ビザ
アリババ
アップル(困ったことにこいつがマイナスなんだな)
インテュイティブ・サージカル(医療ロボット「ダヴィンチ」の会社)
アドビ
イルミナ(なんだったか強く勧められた医療関係の会社)
 
M師匠お墨付きの銘柄がほとんどだ。アマゾンがなくなったので総額はどっちゃり減った。アマゾンもまた下がったら買おうと思っている。上がったところで売り、下がったところで買う。これで多少なりとも利益は出せるはず……なんだけどな。楽天証券の実現損益はなんとかプラスになったけど評価損益はマイナスのままだし(む~ら~たぁぁぁぁぁ!!!!!)M師匠のところの実現損益はどっちゃりマイナスだし、「億り人」になるにはあと何年かかるのか? という感じだけど。この連載をやっている間にそこそこの資産家になれたらいいんだけどなぁ。
 
まぁ、まぁ、自力で株を買い始めて半年ちょっとのあたりだと、こんな感じなんじゃないかな、と思った。がんばって少しずつ増やしていこう! 長生きしよう!
 
今回の掲載予定日は7月1日、亡き父の誕生日である。父が70まで働いて残してくれた遺産をうまく活用して、闘病中ながらもそれなりに元気で長生きしたいものだな、と思った。おとうさんありがとう。
 
つづく。

 
 
 
 

❏ライタープロフィール:安光 伸江(READING LIFE編集部公認ライター)
山口県下関市出身・在住。下関西高、東京大学卒業、東京藝術大学大学院修了。
大学卒業後は東京で声楽・器楽の伴奏ピアニストや音大非常勤講師などの音楽活動をしていたが、2008年9月、リーマンショックの1週間前に病気療養のため実家に帰る。その後2016・2018年と両親を看取る。2016年乳がんの全摘手術と抗がん剤を体験した乳がんサバイバーでもある。LTE契約なしのガラケーとiPhone 2本・Android 1本(格安SIM利用)を合計月4000円ほどで使うなど大のガジェット好き。iPad mini・Pro+Apple Pencil愛用。パソコンの日本語入力は親指シフト派。
ライター、セラピスト、ブロガー、素人投資家。
天狼院メディアグランプリ 21st season 総合優勝。週間1位複数回。

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2019-07-01 | Posted in 素人投資家いちねんせい

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