美容の最終目的は、「明日にワクワクできる身体」をつくること
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
記事:nozomi (26年ライティングゼミwithAI)
「あなたは、何歳まで生きたいですか?」
そう訊かれて、すぐに「100歳!」と答えられる人は意外と少ないかもしれません。
けれど、質問を少し変えてみるとどうでしょう?
「何歳まで、自分の足で好きな場所へ行きたいですか?」
「何歳まで、好きな服を着て、おしゃれを楽しみたいですか?」
「何歳まで、鏡を見て『今日の私、いいかも』と思いたいですか?」
そう訊かれたら、きっと答えは変わるはず。
私なら、できるだけ長く、自分の「好き」を自由に楽しみたい!
美容整体という仕事を続ける中で、最近よく思うことがあります。
美容の最終目的は、若く見えることではないのかもしれないと。
では、何のために私たちは美容をするのでしょう?
「シミを薄くしたい」
「たるみをなくしたい」
「あと3kg痩せたい」
もちろん、それも立派な理由です。
けれど、そのもう一つ先には、
「この服を素敵に着たい」
「旅行へ行きたい」
「人に会いたい」
「写真を撮られることを楽しみたい」
そんな小さな“やりたい”が隠れている気がするのです。
つまり、美容は人生を楽しむための手段なのではないでしょうか。
そして人生100年時代、そのために必要なのは、スキンケアやメイクで肌だけを若く保つことではありません。
たとえば、姿勢。
背中が丸まり、顔が前に出るだけでも、見た目の印象は変わります。
反対に、背筋がすっと伸び、軽やかに歩いている人には、年齢とは別の「若々しさ」を感じるものです。
その姿勢を支えているのは、骨や筋肉、そして全身をつなぐ筋膜など、私たちの身体そのもの。
だから私は、これからの美容は「顔」だけを見ていてはいけないと思うのです。
美容整体の仕事をしていると、身体が変わることで、表情まで変わっていく方に出会います。
姿勢が整うと、今まで着ることをためらっていた服を着てみたくなる。
身体が軽く感じられると、少し遠くまで出かけてみたくなる。
鏡に映る自分の印象が変わると、人に会うことが楽しみになる。
身体を整えることの先にあるのは、見た目の変化だけではない。
その人の「やってみたい」が増えていくこと。
私はそこに、美容の面白さがあると思っています。
美容と健康は、実は別々のものではありません。
身体を大切にすることが、結果としてその人の美しさにつながっていく。
40代になった今、私はそんな美容に以前より惹かれるようになりました。
20代の頃は、新しい化粧品を買うだけでワクワクしました。
30代になると、「何を足せばもっときれいになれるだろう」と考えました。
でも、これから先は少し違う。
何を足すかだけではなく、今ある身体をどう大切に使い続けるのか。
筋肉を動かす。
身体をほぐす。
きちんと食べる。
眠る。
歩く。
どれも華やかな美容法ではありません。
今日一日で、何かが劇的に変わるわけでもありません。
だから、つい後回しにしてしまいます。
でも考えてみれば、私たちの身体は毎日の小さな選択の積み重ねでできています。
エレベーターではなく階段を使ってみる。
スマートフォンを見る姿勢に気づいたら、背筋を伸ばしてみる。
お風呂上がりに1分だけ身体を動かしてみる。
そんな小さなことなら、今日からでもできる。
大切なのは、完璧に続けることではなく、未来の自分のために身体へ目を向ける時間を、少しずつ増やすことなのだと思います。
10年、20年という時間で考えれば、こうした小さな習慣こそ、未来の自分への「若見え貯金」になるはずです。
そしてもうひとつ。
私は「若さ」とは、見た目だけを表す言葉ではないと思っています。
「来月、あそこへ行ってみたい」
「この服を着て出かけたい」
「新しいことを始めてみたい」
そうやって、まだ来ていない明日に心が動くこと。
それもまた、とても美しい“若さ”ではないでしょうか。
だから私が目指したいのは、年齢に逆らう美容だけではありません。
歳を重ねながら、それでも人生を楽しめる自分でいるための美容。
50歳になっても、60歳になっても、その先も。
行きたい場所がある。
会いたい人がいる。
着たい服がある。
やってみたいことがある。
そして、それを叶えられる身体がある。
歳をとる=できないことが増えるではなく、
歳を重ねても、まだやりたいことがある。
そんな未来なら、歳を重ねることも少し楽しみになる気がします。
美しく歳を重ねるとは、鏡の中の自分を若くすることだけではない。
10年後も20年後も、「次は、どこへ行こう」と考えられる身体をつくること。
美容の本当の役割は、もしかすると、私たちの「明日を楽しみにする力」を守ることなのかもしれません。
《終わり》
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