背筋ピン’はロルフィングにあり
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
記事:後藤 修 (ライティングゼミ、26年1月 コース)
「年齢を重ねても、胸を張ってスマートに歩きたい‼」
そんな願望を持って、日々を過ごしている人は多いのではないかだろうか。
でも、そうは思っても、何をやっても無理でしょう?!
そんな答えを抱えながら、日々のせわしさに押し流されてしまう。
一念発起して健康を維持するためにと、ジムに通って体を整えるも
背中がずんぐり丸まって、時には膝や肩に激痛が走ってしまう。
多忙を極める現代社会で、体の不具合に頭を抱えている人も多いだろう。
そのような人にある‘整体方法’をお伝えしたい。
それはロルフィングと呼ばれる療法である。
ロルフィングは、アメリカのアイダ・ロルフが開発した治療のひとつであり、
「人体には、エネルギーフィールドがあり、地球の重力場と整列することで良い影響がある」とされている。(Wikipedia参照)
この療法に出会ったのは、10年以上前のことだ。
当時の私は、背骨を曲げて、上半身を丸めて歩くことが日常だった。
それと併せて、肩や腕がボンドで貼りつくように、固まる症状に悩まされていた。
腕を廻そうとしても、バーベルのような重さで、両腕を上げることが重労働。
首を廻そうとしても、鉄の首輪をぶら下げているようで、違和感で止まる。
人体を動かせる能力が欠損していたといってよかった。
そのような時に、ある懇親会に出席して出会って女性に悩みを打ち明けたら
彼女がロルフィングを口にしたのだ。
「私、ロルフィングを受けているの、一度、診てもらったら?」
と背中を教えくれたのだ。
どんなものかはわからないが、体にはいいよと紹介してくれたのだった。
それなら、一度受けてみたい!
と藁をもすがる思いで、ロルフィングの施術者のもとへ駆けて行った。
そこは、ある駅からほど近いマンションの5階の一室。
「じゃ、一度歩いていただけますか?」
スラッとしたイタリアの美しい彫像のような姿をした施術者の低い声に従い、私は部屋の床の上を歩いた。
彼の両目は警報ランプのように光ったように見えた。
「右腕と左腕を交互に等しく振っていませんね。あと、両足を足先から踏み込んでいるから、
右半身と左半身が不均一に動いて、それで体のバランスが崩れていますよ……」
彼は呆れたように、ため息をついた。たぶん、「手の打ちようがない患者」とおもったかもしれない。
が、私は胸が跳ねるように高揚した。
歩いた距離がわずかなのに、歩き方の欠陥を彼は1分ほどで見抜ぬいたのだ。
たくさんの施術経験をしていた私には、心震える瞬間だった
その後、施術用のベッドに横たわってから、彼が私に声を掛けた。
「体の強張りを診ながら、伸ばしていきますね」
それから1時間ほど、強張り箇所を丹念に両腕で施術してくれた。
両足や両腕。両足や首まわりのほとんど。
パン粉をのばすように、体全体の筋膜を引き伸ばしてくれたのである。
「では、もう一度歩いてみてください」
体を起こして私が床を歩いた時だった。
体が軽い……。少しうかんでいるんじゃないか?
鳥が羽ばたいていく浮揚感が足に及んだ。
強張っている箇所が外れたように思えたのだった。
「今日はこれまでです。これから10日に一度、こちらに来てください。今日と同じように
歩く様子を観察してから、体を施術します」
先ほどとは違い、低くてもまろやかな穏やかな声を、私に掛けてくれた。
それから、彼の教えに導かれるように、施術を受け続けたその結果。
立つと、体幹に小さい軸が築かれた感覚ができた。
鏡で見ると、スラっと背筋が伸びて、モデルのような立ち姿へ変わっている時が増えた。
「しばらくは通い続けてくださいね。これから、さらに整えていきますから」
「はい。よろしくお願いします!」
彼の話す言葉を全身全霊で信頼しきっている僕がいた。
あれから、10数年の歳月が流れた。
頑丈な体幹ができあがったとはまだいえない。
けど、間違いなく過去の体とは違い、軸が太くなっている。
年を経た分、体が古くなっているけど、確かにどっしりとした幹が生まれている。
50歳を過ぎた僕だけど。でも、鏡に映る自分の立ち姿は真っすぐで、
なんだか鏡の前から離れたくない。しばらく見続けたいと思ってしまうぐらいに
スラっとしてきた。
じゃ、体の固さはどうなったの?
そう尋ねられたら、‘ロープが緩むように体もほどけています’と答えられるようになった
このロルフィングと呼ばれる施術は、オリンピアンや他のスポーツ選手にも知られて
競技を終えた後に、施術を受けていることも施術者から耳にしている。
体を痛めないように、筋膜を伸ばして、体を健常の状態に保ち続けることで
浸透している療法でもあるのだ。
これから、人生100年時代を迎えようとしている現代社会。
この時代を生きていくうえでは、健康でいることは‘莫大な財産を築くこと’と等しいと言えよう。
「年を重ねても体に不具合がなく、痛みにもあまり襲われないような日々を過ごしたい」と心で願っているのなら。
一度、ロルフィングを受けてみたらとお勧めしたい。
施術後に感じる世界は羽ばたく鳥が空を見ている世界と同じかもしれないから。
≪終わり≫
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