週刊READING LIFE vol.246

どうしても108歳まで健康で長生きしたい!《週刊READING LIFE Vol.246 どうしても達成したいこと》

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」の上級コース「ライターズ倶楽部」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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2024/1/8/公開
記事:青山 一樹(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)
 
 
人生100年時代と言われているが、「絶対に何歳まで生きたい!」という明確な目標を掲げている人はどれくらいいるだろうか。私は、どうしても何歳まで生きたい、という願望を持たないまま47歳を迎えた。「今の生活習慣を続けて、寿命が尽きれば、それはそれでいい人生と思えるだろう」と考えていた。
 
しかし、「どうしても108歳まで健康で長生きしたい!」という願望が芽生えたのだ。それは、来年1月に娘が産まれてくることが決まったからである。60年後、娘の還暦を祝ってあげたい。しかも、私が元気な姿で。という気持ちが出てきた。
 
60歳の還暦のお祝いをする側や、される側になった人は多いであろう。私も、祖母や両親の還暦を祝ったことがある。来年48歳を迎える私も、順調にいけば10数年後には還暦祝いをされる立場になる。妻と娘だけでなく、私を育ててくれた両親も、私の還暦を祝ってくれるかもしれない。
 
私の両親のように20代で子どもを授かった人たちにとって、自分の子どもの還暦を祝うことのできる時代がやってきた。しかし、「自分の子どもの還暦を祝う」という観点を私自身に落とし込んでみると、かなりハードルの高いことが分かった。それは、私自身が中高年と言われる年代で、第一子の父親になるからだ。私の娘が還暦を迎えるころ、私は108歳になっている。
 
「人生100年時代」と言われているため、108歳まで生きることは容易いことに思えるかもしれない。しかし、2023年9月15日の厚生労働省の調査によると、100歳以上の人口は女性が8万1,589人なのに対し、男性は1万550人である。よって、男性で100歳を超えるまで長生きすること、さらに108歳まで健康寿命を延ばすことは、かなり難しいといえる。
 
では、難しいからと言って、何もしないまま、簡単に諦めていいのだろうか。いや、簡単に諦めてはいけない。年明けには、私たち夫婦にとって待ち望んだ子どもを授かるのである。出産や育児を経て、娘を社会に送り出すだけで、満足してはならない。最低でも、娘の長寿を祝う還暦というイベントを迎えるまでは、私は健康で活動的な生活を送り続けることが、どうしても達成したいことになった。
 
娘の還暦祝いをする、という目標を持つことの重みを深く感じ、私は生活スタイルをより健康的なものする必要があった。そして、妻の妊娠が分かった以降、食事・運動・睡眠という生活習慣を見直した。
 
まずは、食事面の改善である。私の食生活に関しては、改善の余地が大いにある。私の場合、営業で外回りをしているため、昼食がほとんど外食になってしまう。しかも、業務の都合でランチタイムが午後2時、午後3時になってしまう。この時間帯になると、喫茶店やレストランといった、栄養のバランスのある食事を提供するお店は、お昼休みに入っている。そのため、コンビニのサンドイッチや菓子パンで空腹を満たすことが多かった。
 
さらに、私は特に甘い物への愛情が深いため、すぐにコンビニスイーツへ手が伸びていた。また、夕食のビールと日本酒も、ストレス解消の一つとなっていた。このような脂質と糖質の多い食生活によって、私の体型はやや肥満へと育ってしまった。
 
最初に行った改善は、昼食時間の変更である。正午までに喫茶店やレストランに入り定食を注文する。そのことにより、コンビニのサンドイッチや菓子パンを食べる機会がグッと減った。しかも、11時台にランチを取っても、私の業務に支障はなかった。
 
甘い物への愛情を失うことができなかったが、コンビニスイーツの代わりに和菓子を食べる機会を増やした。サンドイッチや菓子パン、コンビニスイーツといった糖質の多い食べ物弱点は、高カロリーにも関わらず、すぐに空腹を感じることである。そのため、食べ過ぎて、高カロリーを摂取してしまうところである。
 
夕食のビールと日本酒も1週間で2回まで、と飲む回数を制限した。同時に1回あたりビールなら350ml、日本酒なら300mLと飲む量も制限した。このように制限することが多い食生活であるが、一方で季節の野菜や果物、穀物などを多く含む食事は増やすことにした。
 
次に運動面の改善である。妻の妊娠が分かる前、私はスポーツクラブを退会した。「天気が悪く、行くのが面倒くさい」、「今日は気分が乗らない」と言い訳ばかりして、会費を支払い続ける幽霊会員になっていたからだ。
 
しかし、子育てには体力が必要であることを家族と友人から教えてもらった。さらに健康長寿には、ある程度の筋肉量と心肺機能の向上が必要である。私は、再びスポーツクラブへ入会し、筋トレとエアロビクスを、それぞれ週1回ずつ実施した。筋トレはパーソナルトレーナーをつけて行った。トレーナーをつけると、金額としては割高になる反面、メリットとしてサボらなくなる。
 
筋トレは地道な反復作業だ。いくら108歳まで生きるという目標を設定しても、サボりたいという誘惑に負けてしまうかもしれない。ただでさえ、私は誘惑に負けて、スポーツクラブを退会したのである。
 
割高な会費を払う、トレーナーという監視をつける、という方法は功を奏した。私は、トレーナーをつけて、16週にわたり筋トレを継続した。その結果、筋トレが習慣化されたのだ。今では、一人で筋トレを行っている。しかも、週1回は筋トレをしないと身体が落ち着かなくなった。
 
一方、エアロビクスはどうだろうか。実は、私は社会人になってから現在に至るまで23年間、エアロビクスを続けていた。しかし、以前通っていたスポーツクラブのエアロビクスに面白さを感じなくなっていた。
 
理由は明白だった。そのスポーツクラブで、私が参加できる時間帯のエアロビクスが簡単すぎるのだ。簡単すぎて面白くない。難しいクラスに出たいのだが、スケジュールの都合がつかない。そして、スポーツクラブへ通わなくなり、退会した。
 
そこで私は、顔見知りのエアロビクスのインストラクターが居るスポーツクラブを探した。私は東京へ出てきて16年が過ぎ、その間に出会ったエアロビクスのインストラクターが数名いる。その内の1人が、私の通える範囲内でエアロビクスのレッスンを行っていた。しかも、難しくて面白いレッスンを。こうして、インストラクター目当てで選んだスポーツクラブに入会し、私のエアロビクスも再び習慣化された。
 
最後に睡眠の改善である。そもそも、睡眠不足になると、肥満や心臓病のリスクを高めることになるため、私は1日7時間以上の睡眠を取っていた。では、何を改善するのか。それは、睡眠の質である。良質な睡眠を確保するためには、規則正しい生活とリラックスする時間を持つことが重要である。
 
規則正しい生活には、食事も含まれる。また、リラックスする時間には、運動も含まれる。食事面と運動面を改善した結果、睡眠の質という面でも改善の兆候が表れた。以前であれば、布団に入ってもなかなか眠れないことや、夜中に1~2回目が覚めることもあったのだが、最近では朝までぐっすり眠れることが増えた。
 
更なる改善余地をあげるとすれば、就寝前にスマートフォンやiPadの画面を見る時間を減らすことだ。業務上の連絡が気になる、あるいは、単なる暇つぶしのために、スマートフォンとiPadの画面を見てしまう。それらの行為が、自分の睡眠の質を低下させていると、分かっているにも関わらず。今後は、「夜10時以降は機内モードにする」といったルールを設けて、就寝前にこれらの画面を見ないようにし、それを習慣化できるか、自分を実験台に乗せてみる。
 
このように、妻の妊娠が分かってから、私は食事・運動・睡眠を半年間、改善してきた。108歳まで健康寿命を延ばし、娘の還暦を祝うために。
 
では、私の健康面は改善されたのであろうか。実は、大きな改善は見られなかった。半年間で体重は減るどころか、逆に1キロ増えてしまった。やや肥満の体型は、さらに肥満に近づいてしまったのだ。私は、この結果から目を背けたくなった。108歳どころか、60歳の還暦すら健康で迎えることができないのでは、という考えが脳裏を巡った。
 
私は、この半年間で身に着けた習慣を無駄にしないために、体重以外で改善した面を探してみた。すると、幾つか改善している項目があった。
 
一つ目が筋肉量であり、500g増えている。40代後半になると、筋肉が増え難くなる。そのように体質が変化している中、筋肉量が増加していることは改善しているといえる。
 
二つ目はウエストであり、2センチ細くなっている。男性は年齢を重ねるとお腹周りに脂肪がつきやすくなると言われている。その中で、細くなっているのだから、改善しているといえる。
 
三つ目は血液検査の項目である。血糖値とLDLコレステロール値が改善された。半年前は、両方とも基準値を超えていたのだが、今回は基準値内に収まった。よって、改善しているといえる。
 
このように、劇的な変化はないものの、少しずつ私の身体に改善といえる変化が出て来ている。健康というのは、誰もが手に入れることができるが、食事・運動・睡眠といった毎日の地道な作業を繰り返さなくてはならない。よって、手に入れるまでに、時間がかかる。その一方で、失うには、さほど時間がかからない。それを実感した半年間であった。
 
娘は、あと半月ほどで産まれてくる。娘の誕生とともに、私たち夫婦のライフスタイルも大きく変わるだろう。もしかして、食事・運動・睡眠の全てが自分たちの理想から大きくかけ離れた生活が続くかもしれない。
 
しかし、この半年間で私の築き上げた習慣は無駄にならないであろう。47年間、何となく生活していた私ですら、半年間で築くことができたのである。「どうしても108歳まで健康寿命を延ばす」という達成したい目標ができた今であれば、生活習慣を短期間でベストな状態に改善できるはずである。
 
 
 
 

□ライターズプロフィール
青山 一樹(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)

三重県生まれ東京都在住
大学を卒業して20年以上、医療業界に従事する
2023年4月人生を変えるライティングゼミ受講
2023年10月よりREADING LIFE編集部ライターズ倶楽部に加入。
タロット占いで「最も向いている職業は作家」と鑑定され、その気になる
47歳からの男性育児奮闘記を広めるべく、ライティングスキルを磨き中

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2024-01-03 | Posted in 週刊READING LIFE vol.246

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