週刊READING LIFE vol.126

モチベーションとアンガーマネジメント力を高める隠れマッチョのすすめ《週刊READING LIFE vol.126「見事、復活!」》


2021/05/03/公開
記事:緒方愛実(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)
 
 
昨年、某日。私は、薄暗い部屋で、椅子に座り、プロジェクターを見上げていた。
そこは、福岡市の繁華街の路地裏のさらに奥にある、不思議な本屋。読書の先の体験と学びを提供する、天狼院書店、その福岡支店だ。
ここでは、日毎に様々なイベントやセミナーを開催している。読書会、起業ゼミ、映画ラボ、写真撮影会。その中でも、一番の人気と、世間でも注目を浴びているゼミがある。
「ライティング・ゼミ」。文章を、読者を引きつけるコンテンツにして書き上げる技術を学ぶ授業だ。天狼院書店の社長でもあり、自身もライターなどを務める、三浦さんが登壇する。ゼミを受講し、毎週締切日に各々書いたオリジナル文章課題を提出する。面白ければ、天狼院書店のWEBに公開、基準を満たさなければ日の目を見ない。なかなかにエキサイティングで、シビアな世界だ。
私は、「ライティング・ゼミ」と、それに関連するゼミを受講し、なんとか合格点をいただき、無事卒業した。
やっと、産みの苦しみから脱出できた。そう思ったのもつかの間、私はその先の領域に踏み込んでしまった。
ライティングの上級クラス、「ライターズ倶楽部」の入試を申し込んだのだ。
山が高く、険しいほど燃える。
クライマーズ・ハイ、ならぬ、ライターズ・ハイ。
頭を掻きむしるほど苦しい、だが、突破すると最高。もっと、上の快感を得たい。
まるで中毒者のよう。私は、緊張に震えつつも「ライターズ倶楽部」の分厚い門を叩き、そして、運良く、招き入れられたのだった。
今夜は、「ライターズ倶楽部」のゼミの受講日。
プロジェクターには、講師の三浦さんの姿が映し出されている。便利な世の中である。ネットワークを通じて、東京で行われているゼミの風景を、リアルタイムまたは後日録画分を、各県の天狼院や、自宅のPCから受講ができるのだから。
「ライティングでも、その他の仕事でも同じです。作業場、心身がストレスフリーでなければ、良い仕事はできません。人によってはささいなことさえ、生産性を失うことにつながります」
プロジェクターの向こうの、「ライターズ倶楽部」のメンバーと私は同時に、なるほど、とうなずく。すると、三浦先生の目が、眼鏡の奥でキラリと光る。
「さて、ここで質問です。みなさんは、生産性を損なわせないために、どうやって、自分の心身をストレスをフリーな状態で担保していますか? そのために、何をしますか?」
一斉にみんなと唸る。
私は、心身がかなり敏感なたちだ。場所などの環境の他、食物にも気を使う。低気圧などの気候の変化にすら、引きずられる。
繊細で、自身ではめんどうくさいやつだと思っている。心身が低空飛行すれば、比例して、モチベーションは下がってしまうのだ。
だが、私は、先日、それを高確率で打ち破る、秘策を編み出したのだ。
「さぁ、ワーキングタイム終了! みなさん、順番に発表してください」
 
「私は、大好きな作家さんの小説を読みます」
「僕も同じような感じです。お気に入りのアニメや映画を見ます」
「自室や風呂で、大声で歌います」
「コーヒー豆を挽いて、コーヒーを飲みますね」
さまざまな案に、三浦さんがうなずく。
「なるほど。では、福岡の方どうですか?」
その声に、私は背筋を伸ばし、プロジェクターの向こうの三浦さんの瞳を見つめ、真剣な口調で言う。
 
「私は、腕立て伏せをします」
 
一瞬の間が開く。そして、どっと笑いが起きる。
「え!? 腕立て伏せ? なんで!?」
私は、重々しくうなずく。
 
「すべては、筋肉が解決してくれます。だって、筋肉は裏切りませんから」
 
生きていると、なんとストレスの多いことか。
突然雨が降って、交通機関が麻痺。会社に遅刻しそうになってハラハラするとか。
注文した料理がなかなか来ない。待たされたあげく、注文が通っていなかったとか。
やっとのことで手に入れたハイヒール。そのヒールが、道路の溝にはまり、ポッキリ折れたとか。
スーパーで買物し、レジに向かうと長蛇の列。もうすぐ自分の番、と思ったら、横入りされたとか。
大小あるが、心が揺さぶられる事案が、いつもどこかで誰かに発生している。
私は、比較的我慢強い方であるが、やはりどうしてもスルーしておけないことにぶち当たる。天候や運命と、諦められることなら、すぐ気持ちを立て直せる。だが、それ意外。人身的な事案はどうにも防ぎようがない。
 
九州の田舎、地域住民の集まりにて、年配の方から。
「え、まだ結婚してないの!?」
「ええ、仕事と趣味が忙しいもので」
「何言ってんの、女の旬なんてあっという間に過ぎるんだよ」
「は?」
「孫の顔も見せないなんて親不孝だね。はやく、お見合いでもしなさい。おじさんが紹介してあげようか?」
 
以前、務めていた会社で、キャリアウーマン上司と。
「Aさん、◯◯の案件についてお伝えしたいことが」
「は!? 今、私めちゃくちゃ忙しいのよ、見てわかんない? そんなの後にして!!」
「はい、失礼いたしました」
1時間後。
「ちょっと、緒方さん! 私、◯◯の案件について知らないんだけど」
「へ?」
「そういう大事なことはね、きちんと伝えなさい! 知らないの? 報・連・相! もう、社会人なんだからしっかりしてよね!!」
 
実家にて、母と。
「ちょっと、あんた何そのみすぼらしい服!?」
「え、この間、買ったばかりだけど」
「みっともない!」
「ふぁ?」
「さっさと捨ててしまいなさい! 全然似合っていないんだから」
 
私もいい年齢の大人だ。それなりに社会経験もある。色んな人と接して来た。そして、人間の感情がとても複雑であるということを知っている。
例えば、怒り、にしても、その場の出来事に対してだけに発生することではない。数日前にイライラすること、悲しいことがあった。その時は我慢していたつもりだったが、実は蓄積されていた。その積もりに積もった怨念のような思いが、とあるきっかけで吹き出すことがある。目の前のことだけではない、過去と未来の不安や恐れなどがグチャグチャに混ざり合って、突然怒りとして噴出する。
たまたま、虫の居所が悪くて、その目の前の人が標的になった。
不運としかいいようがない。
無自覚の感情の発露。
人間は完璧ではないから仕方がない。
こちらも、しょうがないな、と正面から受け取らず、受け流せばいいのだ。川の流れのように。
「はは、すいません!」
なんて、朗らかに返して、忘れてしまえばいいのだ。そう、仏様のような宇宙のように広い心で。
 
なんて、できるわけがない。
私だって、心がある。喜怒哀楽の感情と誇りがあるのだ。人間だもの。
 
「はぁーーーーー!? 何だとてめぇーーーーー!!」
 
自室の扉をきっちり締めて、天井に吊られた暖色の蛍光灯に向かって吠える。
月夜の狼男、または、特撮番組・映画に登場する大怪獣。
口から破壊ビームを吐き出し、街を木っ端微塵にする。その姿を脳内妄想した。
言われた相手の目の前で、吠えなかった分、私の方が人間ができている気がする。そう、思っても、怒りはすぐには治まらない。
ウロウロと、檻の中の獣のように部屋の中を歩き回る。布団に入っても忘れられずに、寝転がってバタバタともがき苦しんだ。
 
我慢強いのも考えものだ。そこにプラスして、私の臆病な部分が、相手への反論を良しとしない。
相手を攻撃するのではなく、だいたい、自分を卑下する方に注力してしまう。
「あんな風に言われる私が悪いのかな?」
怒りから、哀愁の感情のジェットコースターだ。20代の時は、そのまま体調が悪くなり、寝込むことさえあった。
「ライティング・ゼミ」を受講した当初もそうだった。
どんどん落選する原稿。
悔しくて悲しくて、堪らなかった。次第に自分が、誰にも必要とされない、ダメ人間である気がしてしまう。原稿を書くために、ノートPCを立ち上げることさえ大変な勇気を要した。
 
このままではいけない! もっと自分に自信を持って、挑まないと。
 
ぐるぐると頭の中を、しつこく渦巻く怨念を打ち払うため、私はさまざまなことを試した。
 
お気に入りの本を読むと、心が安らいだ。だが、時折ふと、夢の世界から正気に戻ってしまう。そうなると、物語が頭に入ってこなくなり、本を閉じて布団に倒れた。
 
アロマオイルを入れる、加湿器を購入した。ハーブの香りはリラックス効果があるという。はじめの数分はうっとりしていたが、次第に気持ちが落ち込んで来た。加湿器の前に正座をして、いい香りの白い蒸気を浴びながら、一人反省会をした。
 
ちょっと良いお値段の紅茶や緑茶を買ってみた。ポットに茶葉を入れると心が踊った。だが、鍋の中、グラグラと煮えるお湯を見ていると、私の中でも何かが湧き出しそうになった。カップに入れたお茶をすすりながら、膝を抱えて遠い目をした。
 
物にあたるのはよくない、そう思いつつも、不要な小さな段ボール箱を組み立てなおした。それを、怒りとモヤモヤに身を任せ、拳で殴ってみた。箱が、ボコボコに凹んで形をなくした頃、正気に戻る。無残に歪んだ箱は、まるで私の心のようだった。途端、後悔と悲しみが押し寄せる。殴った手もジーンとしびれている。
 
一体私は何をしているのか?
 
なんだかんだ言って、私も人の形をした怪獣なのかもしれない。
「ごめんね」
箱をそっと撫で、廃品回収に出すために、片付けた。
 
それから、私はアンガーマネジメント、怒りなどの感情のコントロール法を学んだ。書籍、それに関する講演会も参加してみたが、しっくり来る答えは得られなかった。
 
そんなある日、思いがけない所で、ヒントに遭遇した。
昼食が終わり、社内の女子トイレに通じるドアを開けると、不思議な光景が目に飛び込んできた。
洗面台の前、B先輩が歯磨きをしながら、立ったりしゃがんだりを繰り返している。
歯ブラシを加えながらスクワットなんてして、喉に突き刺したりしないのだろうか?
扉に手をかけたまま首を傾げていると、鏡越しにB先輩と目があった。
「ふほふかれ(お疲れ)!」
「お、お疲れさまです。……あの」
「何?」
「なぜ、スクワット、を?」
スクワット歯磨きをしながら、B先輩はこともなげに答える。
「最近、ちょっと体重がね。隙間時間を利用して筋トレしてんの」
「はぁ、なるほど。ご自宅でもしてるんですか?」
「うん。腕立てと、スクワットと、ストレッチ。なんか習慣になっちゃって。しないと、気持ち悪くて寝れないの」
「ほ~? そんなに良いんですか?」
生返事の私を振り返り、ニッとB先輩が笑う。
「するとスッキリするよ。自分もやってみたら?」
「……わかりました。家でやってみます」
 
「ライティング・ゼミ」の課題提出の日。さまざまなもやもやを抱えつつ、台所で、お茶用のお湯を沸かす。沸騰まで時間がある。モチベーションが上がらず、部屋の片付けでもしてスッキリするか、と考えた瞬間、B先輩のニヒルな笑顔を思い出す。
「よし、やってみるか」
背筋は真っ直ぐキープ。そのまま、尻を後ろに突き出すように屈伸をする。腕は前に差し出し前にならえ、のポーズ。これが、正しいスクワットの作法だそうだ。
「イテテッ!」
運動不足の脚の筋が悲鳴を上げる。だが、痛いの中に、わずかな気持ちの良さがある。
「ほうほう、じゃあ、腕立てもしてみようか」
台所の板張りの床に両腕をつける。足をピンと揃えて後方に伸ばす。顔を上げ、正面を見据えたまま、腕立てをする。
「ふおお……こ、これは!?」
久しぶりに感じた、自分の重み。ヒョロヒョロの私の腕が、小刻みに震える。苦悶の表情で、腕の曲げ伸ばしをする。
 
ピーピー
 
IHのタイマーが終了のホイッスルを鳴らした。と、同時に、べチャリと、床に大の字に倒れる。
「き、きつい!」
ゼエゼエと喉を鳴らしながら、よろめきつつ立ち上がる。
全身がガタガタと震える。
だが、不思議と不快感はない。爽快感と達成感がある。短時間だが、久しぶりに良い汗をかいた。
「なんだか、頭もスッキリしてる、気がする!」
 
なんかこう、何でもやれる気がする!
 
お茶をカップに入れ、急いで自室に戻り、椅子に座り、ノートPCに向き直る。
ハイの状態のまま、キーボードを無心に叩く。
「……で、できた!」
あんなに気負っていたのに、いつもより早く書き上げることができた。
顎に手をあて、思案する。
「これは、色んなことにも応用できるかもしれない」
 
それからは、新しい習慣ができた。
ライティングの課題への意欲がない時。
腹が煮えくり返る出来事があった時。
やるせない気持ちになった時。
低気圧で、気持ちがどんより沈んだ時。
 
「ふん、ふん、私は負けない!!」
 
怒りと悲しみを筋トレ力に変換した。
そうすると、アドレナリンが脳内に発生、精神を向上させてくれる。運動不足も解消でき、爽快感も抜群だ。
腕立てをしはじめてしばらくして、自分の変化に気がついた。胸筋が盛り上がり、腹筋がわずかながら割れ始めたのだ。
同期の男性社員に、とあるボディービルダーに憧れ、主食がゆで卵とささ身、プロテインを嗜むようになったCさんがいる。彼に相談してみると満面の笑みが返ってきた。
「正しい腕立てをすると、上腕二頭筋などの腕の筋肉だけではなく、胸筋と腹筋にも効くんですよ。すばらしいです、おめでとうございます!」
「あ、ありがとうございます」
彼のいい笑顔に、思わず、にへらと笑って返した。
 
彼とプロのボディービルダーを観察してみる。
自分の筋肉と自身も愛し、随分自己肯定感が高い人種のようである。某、トレーニングジムのCMを思い描いていただけるとわかりやすい。昔は、肥満で自信がなさそうに背を丸めていた男女が、トレーニング後、見違えるような美貌を手に入れている。そして、全員、誇らしげに白い歯を見せて笑っているのだ。
どうやら人は、筋肉を鍛えるという過程と習慣を続けることで、肉体だけでなく、精神も鍛え抜くことができるようだ。
ボディとメンタルの分厚い鎧。
まるで、アメコミヒーロー、戦士のようになれるのだ。
もはや無敵だ。
自分より精神などが弱いものに、キャンキャン吠えられても、どこも揺さぶられないのだから。
筋肉は、鍛錬すればするほど、成果を返してくれる、そんな素直さもある。
筋肉は裏切らない。諦めなければ必ず、目に見えて成果が返ってくる。
最高に愛おしい相棒なのだ。
 
「最近、でかけられないからさ、鬱々して、色んなことのモチベーションが上がらないんだよね」
「そんな時は、筋トレですよ」
悩めるD先輩の声に、脊髄反射のように返す。
「え?」
「筋トレをすれば、肉体がリフレッシュされ、健康な精神も得られます。良いことしかないですよ」
「そ、そうなんだ。でも、そんなに筋肉はいらないかな?」
「いざという時のために、健全な心身を備えておくのは、現代社会において必要です。ぜひ、D先輩も!」
「う、うん。じゃあ、簡単なストレッチと筋トレからしてみようかな?」
「でしたら、ボディービルダーの方が配信されているこの動画を」
社員の一部の方から、「隠れマッチョ」と言う光栄な称号を得られた。日々、昔の私のように悩める人々を筋トレの世界に誘うことを生きがいにしつつある。
 
いつまでも健康でいたい。自己肯定感を高くしたい。モチベーションを復活させたい。
そんな時は、適度な睡眠と食事、運動が不可欠だ。
散歩やジムへの外出は難しい世の中だから、まずはおうちで、簡単な筋トレをしてみてはいかがだろう。
自分の心身と対話して、高める行為というのは、なかなかに清々しくて達成感がある。
身体をいじめるのではなく、無理のない範囲で少しずつ試すのがおすすめだ。
必ず彼らは、応えて、あなたを応援して守ってくれる。
だって、筋肉は裏切らないから。
 
 
 
 

□ライターズプロフィール
緒方 愛実(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)

福岡県出身。カメラ、ドイツ語、占い、マヤ暦などの多彩な特技・資格を持つ「よろず屋フォトライター」。心身を癒やすために筋トレをミニマルに行う「隠れマッチョ」。培った筋肉は、主に取材と写真撮影に使っている。貪欲な好奇心とハプニング体質を武器に、笑顔と癒しを届けることをよろこびに活動している。

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2021-05-03 | Posted in 週刊READING LIFE vol.126

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