週刊READING LIFE vol.224

家族が変わった瞬間《週刊READING LIFE Vol.224 「家族」が変わった瞬間》


*この記事は、「ライティング・ゼミ」の上級コース「ライターズ倶楽部」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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2023/7/24/公開
記事:松浦哲夫(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)
 
 
私は35歳になったばかりで、現在、地方のローカル線の電車に乗って1人で旅行をしているところだ。2車両だけで構成されたその電車は、山と山の間を縫うようにして走り、時にトンネルをくぐった。電車の外はあまりにも静かで、ガタンゴトンという音が心地よく辺りに響く。車両の中には私の他に誰もいない。客席はゆったりとした木製の作りで温かみと古臭さを感じる。電車の壁に貼り付けられたシミだらけの広告はどれもが一世代も二世代も前のもので、私にとってはどんな最新技術を施した広告よりも新鮮なものに見える。このローカル線に乗るだけである種の旅行気分を味わうことができる。
 
地方のローカル線はひとり旅のためにあるような路線だ。人気のない山の中をたった1人しか乗っていない電車に乗って走っていると、自分がまるで未知の世界に電車ごと迷い込んでいくような少し心細い気持ちにさせてくれる。それは普段の生活では決して味わうことのできない感情であり、それと同時に感じる心地よさや孤独感は、最高の非日常だ。それはまさに1人旅の目的そのものであり、ローカル線はそれを最高の形で演出してくれる。
 
そんなローカル線の電車に揺られながら、私はつい先月まで所属していた会社のことや業務に終われた日々、そして私を1人旅行に送り出してくれた嫁のことを考える。良いことも悪いことも、苦労も災難も、嫁に対する自分の身勝手さも至らなさも、それを許してくれた優しい嫁も、全てがこの旅につながっていると思うと本当に愛おしく思える。そして自分にとってかけがえのない家族のこと、私と嫁のたった2人の家族の物語を想った。あの日、あの時、あの瞬間、私たち家族は確かに変わったのだ。
 
 
私は10年以上勤め上げてきた会社を退職した。3日前に最後の出勤を終え、誰に挨拶をすることもなくひっそりと退勤した。溜まりに溜まった有給休暇は1ヶ月分あった。
 
円満な退職ではなかった。もともと私は会社との話し合いで9月をもって退職するはずだった。しかし、転職先の会社から8月には出勤してほしいとの要望があり、私はその要望を受ける選択をとった。
私は約1ヶ月かけて業務の引き継ぎ資料を作成し、後輩に渡した。資料の最後のページには私の連絡先を記載しておいた。連絡先の下に、わからないことがあればいつでも連絡してこい、と書き加えた。
 
これで私がこの会社でやるべきことは全て終わらせたはずだった。引き継ぎ資料があれば業務に支障がでることはないし、私の業務を引き継いだ後輩はしっかりした奴だ。私よりも優秀だろう。
 
上司には事情を話した。転職先の会社の要望があったこと、私がその要望を受けるつもりであること、そして業務に支障をきたさないようにしっかりと引き継ぎ業務を行なったこと、全てを話した。しかし上司は理解しなかった。直属の部下が退職して自分の評価が下がることを恐れたのだろう。最後まで自分のことしか考えない上司だった。
 
「さっさと出て行け、迷惑だ」
最後の出勤日の退勤時に、上司は私に言い放った。これでこの人と顔を合わせることもなくなる、と思うと胸が踊る。最後の暴言もむしろ心地よく私の心に響いた。
 
 
私のこの会社での10年間は、まるで人生の縮図のようだった。上司や同僚、時に顧客とも切磋琢磨を繰り返し、入社時の自分とは比較にならないほど成長することができた。難関と言われる国家資格を4つ取得し、どの会社でも通用するほどの実力を身につけることもできた。一方で様々な困難や災難に見舞われた。上司に何度も叱られ、顧客にも叱られ、同じ会社の人間から誹謗中傷を受けることもあった。ストレスで神経をやられ、一生涯完治しないストレス性の病気を発症した。私の抱えていたストレスは、まるで膨らみすぎた風船のようにいつ爆発してもおかしくない状態だった。それほどの過剰なストレスは、いつしか私の家族にまで影響を及ぼしていたのだった。
 
 
私が結婚した時期は、会社を退職する3年前になる。それまで1人暮らしであまりに不規則な、雑で不健康な日々を送っていた私は、結婚を期に規則正しく健康的な生活を手に入れることとなった。もちろん嫁のおかげだ。
 
結婚した当初、嫁は仕事に出ることなく私を支えてくれていた。私が家にいてくれ、といったわけではない。もともと嫁は結婚後も仕事をすることを望んでいたので職探しはしていたが、仕事が決まるまでは家庭をしっかり支えると言ってくれたのだ。
 
家に帰れば、おかえりと言ってくれる人がいる。手を洗ってうがいをすれば、もう夕食の準備ができている。そんな生活が私にとってあまりにも新鮮で嬉しかった。嫁は料理がとても上手だ。肉と魚をバランスよく混ぜた野菜炒めや塩加減が絶妙な具沢山の味噌汁。時にカレーやパスタも作ってくれた。
 
結婚前は会社の業務があまりにも忙しくて自炊など全くできず、いつも自宅近所の定食屋を利用していた。もちろんそれも美味しかったが、自分の好物ばかりを注文してしまうのでどうしても栄養バランスは偏りがちだ。
 
嫁は私が苦手とする食材も上手に調理してくれるので、どんな料理も美味しく堪能することができた。それでいて栄養バランスも整っているので完璧だ。次第に私は体調が良くなり、それは仕事でのパフォーマンスにも良い影響となって現れるようになった。
 
仕事でどんなにヘトヘトになって帰っても、家で嫁の料理を食べれば元気を取り戻すことができたし、食後の団欒も楽しかった。その頃の私は、会社であったことを包み隠さず全て嫁に話していた。もちろん良いことも悪いこともあったし、聞くだけで気が滅入るようなこともあったと思う。それでも嫁は黙って私の話を聞いてくれた。話を聞いてもらうだけでストレス解消の効果がある、というがまさにその通りだ。私は会社でどんなに嫌なことがあっても、次の日には元気よく出勤することができた。全て嫁のおかげだ。私は本当に幸せだった。
 
私の会社での業務は1人で行なうことが多かった。基本的に顧客の新規開拓や既存顧客とのやり取りがメインだが、場合によっては現場業務も行なうこともある。技術営業に分類される仕事だ。上司はいたが、実質私に一任したままでほとんど顔を合わすこともなかった。そうして私はまるで個人事業主のように自由に業務を行なうことができた。それは私にとって快適で、大いにやりがいを感じる業務だった。
 
そんなある日、私は上司に呼び出された。久しぶりに顔を合わせた上司を懐かしく感じた。おそらく上司も私と同じ感情を抱いたと思うが、上司はそんな感情を表に出さず無表情を維持したまま私に言った。
 
「君の異動が決まった、来月から工場排ガス測定チームだ」
 
上司によると、この異動は私が大きく出世するための前段階だという。チームワークでの業務を覚えて今後部下を持った時のスキルにしてほしいとのことだった。
 
会社の意向はとてもありがたいし、私も会社の期待に応えたいと思った。もちろん所属先で業務に全力を注ぐ気概もある。しかし、チームワークでの仕事に私は大いに不安を覚えた。私はこれまでチームワークで上手く立ち回ることができた試しがないのだ。
 
学生時代、バスケやサッカーのようなチームワークが要となるようなスポーツは苦手だったし、クラスメートと協力して1つのことを成し遂げる学園祭のような行事は苦痛だった。ガソリンスタンドのアルバイトでは社員や他のアルバイトと呼吸が合わず迷惑ばかりかけた。
 
一方で、個人競技のスポーツは得意だったし、自分1人で完結するような仕事もうまくこなすことができた。私が今の業務を問題なくこなすことができている要因の1つは、これまでの業務が基本的に自分1人で完結する類のものだったためだ。その私がチームに所属して業務を行なうことになるのだ。その場でしばらく考えたが、結論は出ない。私は返事を保留することにした。
「明日まで考えさせてください」
 
その日、私は家に帰ってすぐ嫁に異動の件を話した。
「いいじゃん、受けなよ、チャンスだと思うよ」
いつもは黙って私の話を聞いてくれる嫁だが、今回は珍しく自分の考えを言った。もちろん嫁の考えを聞かせてくれることはとてもありがたい。しかし、今回の異動に関する嫁の考えは私と異なるものだった。
 
「俺は断ろうと思うんだ、今の業務が好きだし、チームワークって苦手だしね」
「でも出世につながるんでしょ? あなた以前この会社で上を目指すって言ってなかった?」
「言ったけどね、でもチームワークとなると話は別だよ、下手したら評価下げられちゃうかもしれないし」
「なんでそんなにチームワークが苦手なの? 全然わかんない、私だったら絶対に受けるけど」
 
嫁は私と違ってチームワークが大得意だ。チームプレーのスポーツ全般が得意だし、学生の頃はチームを引っ張って様々な行事でリーダー的役割を果たしていた。
「俺は君とは違うよ、やっぱりこの話断ることにする」
「あっそ、好きにすれば」
 
そう言って嫁は話を打ち切り、部屋から出て行った。まだまだ話したいことはあったが、今日の嫁の様子からもう話を聞いてくれないだろう、と私は思った。
 
翌日、私は出勤してすぐ上司の元へ行き、異動の件お断りしたい、と申し出た。その理由も、私がチームワークを苦手としていることも包み隠さず話した。すんなり聞き入れてもらえることはない、とは思っていたがやはりその通りだった。
 
「チームワークが苦手? お前ふざけてんのか!」
「ふざけてはいません、本当に苦手だし、異動先で業務をこなす自信もありません。何より今の仕事にやりがいを感じています」
それで話は終わった。また後で連絡する、といって上司はどこかへ行ってしまった。
 
その日の業務終了後、私は上司に別室の小さな会議室に呼び出された。
「なあ、もう一度考え直さないか、チームのリーダーもお前のことを高く評価しているし、チームワークが苦手ならしっかりフォローもすると言ってる」
「いえ、すみませんが……」
「どうしても、か?」
「はい」
「わかった、行っていい」
上司は犬を追い払うようなジェスチャーで私を部屋から追い出した。部屋から出る瞬間、上司が大きくため息をついてテーブルにうずくまる姿が見えた。
 
帰宅後、私はいつものように嫁に上司とのやりとりのことを話した。すると彼女は呆れたように言った。
 
「本当に断っちゃったの?」
「うん、断った」
「……信じられない、なんで?」
「なんでって……理由はこの前も話したし、君も好きにすればって言っただろ、だから好きにしたんだよ」
「……あ、そうそう、私就職決まったから」
 
そう言って嫁は何かのパンフレットを私に見せてきた。どうやら結婚式場らしい。
「昨日ここの面接に行ってきたの、それで今日電話があって採用だって」
嫁は明日からここに働きに行くからよろしく、と言ってそのまま部屋を出ていった。扉を出る直前、まるで捨て台詞のように言った。
「この仕事、チームワークがすごく重要らしいよ」
その日を最後に、嫁が私の話を聞いてくれることはなくなった。
 
それからの私の毎日は、まるで泥沼の中をのたうちまわっているかのようだった。人事異動を断った影響はあまりに大きく、私の会社での立場は微妙なものになった。誰も私に話しかけてこなくなり、いつもは冗談を言い合っていた同じ部署の同僚も私に対してよそよそしくなった。業務のために社外に出れば一人になれる。それが唯一心が休まる時だった。
 
家に帰っても会社での私の苦境を話す相手がいない。嫁は自分の新たな職場での業務に熱中していた。そのため家事も疎かになり、家での時間は自分のためだけに使った。もう夫婦間の会話もほとんどなくなっていた。
 
このままでは家族が空中分解してしまう。そんな危機感を覚えた私は、嫁と腹を割って話そうと決めた。ある日の休日の夜、意を決して、私は嫁になぜ話を聞いてくれなくなったのかを聞いてみた。すると嫁は呆れたように話し始めた。
 
「あなたの話を聞いてるとね、こっちまで気が滅入っちゃうの。だっていつも仕事の愚痴ばっかりだったでしょ。まあ話していればあなたは気が晴れたんでしょうし、私も心にゆとりがあれば聞いてあげたわよ。でもね、もう限界。だから私、急いで就職したの。もっと家でゆっくりしても良かったんだけど、あなたの話を聞くよりも仕事をしてる方がよっぽど楽しいのよ」
 
私は嫁の話を聞いて愕然とした。今思い返してみると、嫁は結婚してから毎日私の話を聞いてくれていた。つまらない話もあっただろうし、苦痛だったこともあっただろう。時に話が1時間近くに及ぶこともあったが、それでも嫁は最後まで聞いてくれた。それで私の心は何度も救われた。一方で私は嫁の話を聞いたことがあっただろうか。今更ながら私は自分がいかに身勝手かを思い知った。嫁は結婚してから今日までずっと私のために我慢していた。そしてついに我慢の限界がきてしまったのだ。
 
嫁が私の話に口出ししたのはたった1度、私が人事異動の話をした時だった。きっとあの時、嫁の我慢が限界を迎えていたのだ。だからこそ黙って聞くことができなかったし、口出しせずにはいられなかったのだろう。あの時の嫁の口出しは、いわば嫁の無意識の自己防衛だったのかもしれない。
 
しかし、後悔ばかりではない。それまで泥沼の中をのたうちまわっていた私の視線の先に一筋の光を見出すことができた。光の先には嫁の本当の気持ちがあり、そして私たち家族の次のステージがあった。
 
私は嫁に誠心誠意謝った。これまでの自分の身勝手さを謝り、そんな私の話をずっと聞いてくれていたことを感謝する旨を伝えた。嫁は笑って許してくれた。
 
そして私が会社で先の見えない苦境に立たされていることを伝えた。愚痴ではない。相談のつもりだった。今後私がどう行動すべきか、嫁の考えを確かめたかったのだ。そんな私に対する嫁の答えは単純明快だった。
 
「転職すれば?」
 
そうして私は今の会社を退職する決心をした。転職活動は極めて順調だった。この会社の技術営業職で積み重ねた経験や保有する4つの国家資格が高く評価され、私はどの会社でも採用された。その中から自分の希望に合う会社を選択し、それ以外の会社は丁重にお断りした。そうして私の転職が決定したのだった。
 
今の会社の退職時には多少のイザコザがあり、円満退職というわけにはいかなかった。それでも私は今の会社に感謝している。私をここまで成長させてくれたこと、そして私を次のステージに導いてくれたことを感謝している。
 
今の会社で最後の出勤を終え家に帰ると、嫁が豪華な夕飯を用意してくれていた。聞けば、この日のために仕事を休んで用意してくれたらしい。お互いにテーブルに座り、グラスを持って乾杯した。
 
「10年になるのかな? 本当にお疲れ様。ありがとうね」
「こちらこそありがとう、すごく美味しそう」
 
そして私は少し前から考えていた計画について話した。1ヶ月分の有給期間を利用してふらっと旅行に行きたいというものだった。
 
「本当なら君と2人で行きたいんだけど……」
「ありがとう、でも私は無理よ、仕事休めないもん、あなた1人でゆっくり行ってらっしゃいよ」
 
そうして私は今ローカル線の電車に揺られている。電車に揺られながら、私のこれまでの人生を想い、これからの人生に希望を膨らませ、1人での旅行を許してくれた嫁を何よりも愛おしく思った。今はもう嫁も仕事を持ち、忙しい身だ。これまでのように家事を任せっぱなしというわけにはいかない。私は最後の出勤日の夜に食べた嫁の豪華な料理を思い出した。これからは私も料理を作って嫁に喜んでもらいたいと思った。
 
私が嫁に誠心誠意謝り、嫁の本当の気持ちを知ったあの日、あの時、あの瞬間、私たち家族は大きく変わった。そして今家族は新たなステージに進もうとしている。これから私たち家族は互いに支えながら、互いを想いながら生きていくのだ。
 
 
 
 

□ライターズプロフィール
松浦哲夫(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)

大阪生まれ大阪育ち。某大学文学部卒。
大学卒業後、大手化学系の企業に就職。経理業務に従事。
のちに化学系、環境系の国家資格を4つ取得し、研究開発業務、検査業務に従事する。
約10年間所属した同企業を退職し、3つの企業を渡り歩く。
本業の傍ら、副業で稼ぐことを目指し、元々の趣味である登山を事業化すべく登山ガイド業を始める。この時、登山ガイド業の宣伝のためにライティングを身につける。
コロナ騒動により登山ガイド業が立ち行かなくなり、宣伝のために覚えたライティングで稼ぐことを思いつく。そうして個人や企業からの執筆依頼を受け、ライターとしての経験を積み重ねる。
2023年4月ライティングゼミを初めて受講。現在に至る。

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2023-07-19 | Posted in 週刊READING LIFE vol.224

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