伏見稲荷大社に行って来ました
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
記事:清水 仁(2026年8月開講 ライティング・ゼミ福岡)
今日は初めて伏見稲荷大社に来ました。ただの参拝ではなく、お礼参りです。
普段は余り縁のない稲荷さんですが、今回はお願い事を叶えて頂いた、お礼の為の参拝です。
話は3ヶ月前の事です。整体の手当をしていた時、気を患者さんに長そうとしましたが、なかなか流れません。
こういう場合に多いのは、その方を守って付いている方がおられる事が多いのです。それで患者さんに、「お家にどなたか祀ってありますか」と聞くと、稲荷さんを祀っていて、患者さんが毎日お世話をしていると言われました。
理由が分かりましたので、中におられる稲荷さんに、出来れば手当を手伝って欲しいとお願いしました。そうすると「嫌」と言われたような感じがしました。それでもう一度お願いしたら、また「嫌だ」と言われました。
その回答にむかついた私は、稲荷さんを眷属としている神様に、「こうこうしていて嫌だ、と言われました。毎日キチンとお世話をして、稲荷さんも患者さんを守っているのに、何で手当を手伝って貰えないのか分からない。出来れば、もっと力のある上の位の稲荷さんと替えて頂けませんか」と無理なお願いしました。
その途端、患者さんの中にいる稲荷さんの気が変わりました。「ああ、替えて頂いたんだ」と思い、新しく来られた稲荷さんに、来て頂いた理由をお話しして、協力を仰ぎました。今度の稲荷さんは直ぐに手伝って頂き、手当は無事に終わりました。
稲荷さんが見えている訳でも、声が聞こえる訳でもありません。
ただ、何となくそう感じるのです。
神様には勿論、心からお礼を申し上げました。
そして、新しい稲荷さんは、患者さんの所に祀られる事になりました。
以上が、私が伏見稲荷大社にお礼の参拝に来た理由です。
話を伏見稲荷大社にもどしますが、当日はあいにくの雨で、最初はまたにするかなと思いましたが、伏見稲荷さんにこうこうの理由でお礼参りをしにいきますと、先生に話したら、「また、変な事をして。貴男だから仕方ないね。それに伏見稲荷の神様も、お待ちしています、と言ってあるよ」と言われ、今回はどうしても、お礼の参拝を止める訳にはいかないのです。
朝10時のJRに乗車したら、車内は外国人でいっぱい。日本人を捜すのが難しい状態です。駅に着いたらもっとがいっぱいの外国人です。改札口まで長い列。やっとの事で改札口を通り、駅の外に出るとそこも人々々、京阪電鉄からもいっぱいの人。その殆どが外国人。
気が滅入りましたが、とにかく、奉納するお酒と揚げを買わなければいけません。
人混みの中を歩いて、酒屋を見つけひと安心。ところが店はしまっている。「はあっ」検索では休みとは出ていなかったのに。
他の酒屋さんは遠いし、この人混みの中を動けば、参拝の前に疲れてしまうと考えて、駄目もとで駅近くのコンビニに行き、「一升瓶のお酒2本ありますか」と聞いたら、「ございます」と言う店員さんが女神様に見えました。
次は揚げですが、何件かのお店に聞いても、揚げだけは売っていなかったので、いなり寿司を20個購入。前に担ぐナップサックがずんと重い。
さあ、やっと参拝に行けます。大きな鳥居を潜り本殿に参拝。人が多く、結構並んでの参拝でした。
これで今日は帰ろうと思いましたが、「お礼なら千本鳥居の先の社殿に参拝してきたらいいよ」という先生の声が聞こえた様な、聞こえなかった様な。
本来であれば、ここで社務所にお酒といなり寿司を奉納するのです。
しかし、その時の私は、上の社に持って行って、そこの社に奉納したいと、無謀にも思ったのです。
背中に旅行用の大きめのリュック、前には一升瓶といなり寿司の入ったナップサック。
リュックは駅でロッカーに預け忘れ、伏見稲荷大社の側にあるロッカーはいっぱいでした。
仕方がありません。「いざ千本鳥居へ」と向かったのですが、ここでも大渋滞。
遅々として進まない、千本鳥居の中を行くと、この鳥居は山に登る道に立ててあり、少しずつ登り坂になってきて、次に階段が始まりました。次第に階段も急になり、脚は上がらず、心臓はバクバク、息は苦しくなり、十段登っては休み、また少し登っては休みし、もう止めよう、いやもう少し頑張ったら到着するかもと、心の葛藤と戦いながらの、登山です。
この様な状態でしたが、ここ迄来れた事が奇跡です。
この時の私は、ここ2年ほど、痛風とその後遺症で、足の親指が外反母趾の様に曲がり、痛くて良く歩けませんでした。
平地でも、3,000歩も歩けば足指が痛くなり、暫く休憩しなければ、また歩けない状態でした。始めの頃は痛み止めを飲んでいましたが、途中で止めました。今は飲んでいません。
その私がもう1時間程度歩いているのです。最後は体の方が悲鳴を上げていましたが、足指の事は完全に忘れていました。
下に着いてから暫くしたら、また、痛みが出始めましたが、前程ではありません。
先生が「登れる様にお願いしておいたから」と言ってあった意味が分かりました。
伏見稲荷大社の神々に助けて頂いたのです。感謝感謝です。
話を戻すと、もう駄目かもと思った時に、茶店が見えました。「あそこで一休みしよう」と茶店に入ったら、席は全部「予約席」のプレート。茶店の人に「全部予約席なのですか」と聞くと、「雨の日は席の座布団が濡れて汚れるので、使わせないようにしている」との事。
仕方ないので、おばあさんとしゃべりながら、立って休憩する事に。
話の中で年が92歳と聞いたあと、「普段は茶店に寝泊まりし、週に2日下に買い物に行く。そしてまた、登ってくる」と聞いて、ここまでくるのに青息吐息の私でしたので、驚くやら呆れるやら。
とても92歳に見えないおばあさんでした。
そして、途中からは、座敷に上がる前の上がり框に掛けさせてくれました。
とても優しいおばあさんでもありました。
話のついでに「上の社まで後どの位ですか」と聞いたら、この茶店が行程の半分と言われ、下山を決心。後10分と言われたら、頑張れたかもしれないが、行程の半分と言われ心が折れました。
帰りは、脚が萎えていたので、慎重に慎重に一段ずつ、時間を掛けて降りて行きました。
「ゆっくり降りるので、道が狭く追い越す事もできない、後から来た人にはご迷惑をおかけしました」
階段の途中で、1人避けられる場所で道を空けると、後から来た人達がドンドンと降りて行きました。
この場を借りて皆さんに、「イライラさせてごめんなさい」
そして、無事に社務所まで着いて、無事、お酒といなり寿司を奉納出来ました。
ただ、お酒を包んでいた紙が、雨と汗で破れていたのは、ご愛嬌。
これが、初めての伏見稲荷大社参りでした。
これまで、どちらかと言うと、避けてきた稲荷さんとの縁も出来て、有意義な1日でした。
後日談
家に帰ってこの話を書いていますが、体中痛く特に脚が強張って、動くのが大変です。
でも、足指の痛みが少し引いて、やっと動けるようになってきたので、これからまた、体を鍛え直す積もりです。
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