香りに酔わされ、笑って許して!《週刊READING LIFE「死にたてのゾンビ」》
*この記事は、「ライティング・ゼミ」の上級コース「ライターズ倶楽部」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
2022/10/10/公開
記事:月之まゆみ(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)
中央駅をでると、ゆるやかな下り坂がつづき眼下のむこうにコート・ダジュールと呼ばれる地中海が広がる。
6月の陽光をうけた碧い海はキラキラと輝き、クルーザーや帆船、大型客船がゆったりと洋上に浮かんでいた。
せっかくの美しい景色を見逃すまいと、タクシーに乗るのをやめてキャリーケースをひきながらゆっくりとカジノのあるメイン広場に歩きだす。
調和性のとれた品のよい別荘が並ぶ通りを歩いていると、どこからかともなく心を溶かす香りが漂ってくる。
それは屋敷の庭を飾る花の匂いではない。
バラやジャスミン、ローズマリー、グローブ、お日様にさらされた洗い立てのリネンのシーツのような説明のつかない自然の香りがいくつも繊細にブレンドされた匂いだった。
あきらかに他の街とは違っていた。
モナコ公国の第一印象はうっとりするような香りの誘いだった。
海岸沿いにあるカジノスクエアに出ると、モンテカルロを象徴する最高級のスポーツカーが道路脇に整然と並んでいた。
フェラーリ、ロールスロイス、カウンタック、ポルシェ、ジャガー、ベントレーを見て、一瞬、演出なのかと疑った。しかしカフェやホテルから出てきた人が駐車係から鍵を受けとり走りさっていくのだから、これが日常のようだ。
ホテルにチェックインして部屋に通された時、バニラとブーケ・ローズの香りにまじりほのかにスミレの香りがした。
歓迎のための冷えた白ワインとマカロンがテーブルに置かれていた。
「なんだか落ち着かないね」
まるで他人の部屋に招き入れられたように白いシルクの生地貼りの椅子に座る。
今回の旅の目的地はイタリア北部のコモ湖にある庭園の美しいホテルで過ごすことだった。冬季のシーズンは休業するので予約でいつも満室だったのだ。何ヵ月も前からホテルの支配人宛てに熱いラブコールのメールを送り続けた結果、数日だけキャンセルがでたという。そこを目がけて夫と旅することになった。
結婚15年の祝いを兼ねての旅だった。せっかくなので北イタリアに近いコート・ダジュールにも立ち寄ろうことになりモンテカルロに一泊することにした。
モナコF1グランプリ、カジノ・ド・モンテカルロ、輝くコート・ダジュールの海、グレース王妃の墓、そして世界のセレブリティが集まる公国に興味本位で足を踏み入れることにした。
荷物を解いて、街にでる。
ハイブランドで着飾っている人が多いかと思いきや、女性も男性もカジュアルな格好で
街を歩いている。彼らとすれ違うとやっぱりいい香りがする。
オリエンタル・スパイシー、アイリス、アンバー、イランイランが絶妙に混ざったオンリー・ワンの香りだ。
ハイブランドの店からでてくる家族連れやカップルは何も持っておらず、皆、手ぶらだ。
買い物してもその場で持ち帰らずに、後でホテルに届けてもらうのが流儀だから。
また本物の富裕層であるビリオネアは自家用クルーザーで寝泊まりして、ホテルは食事使いに利用することを知り、驚いた。
ここまで生活レベルが違うと、もはや嫉妬や卑下する気持ちさえおこらず、彼らの生活スタイルを垣間見たいとさえ思った。
そもそも街にスーパーマーケットらしきものがない。街中、探し回って奇跡的に見つけた自販機で500mlのミネラルウォーターが1本、6ユーロ(900円)で売られていた時は、私も腹をくくった。
節約が前提の旅だとここに来る意味がない。どうせ一泊して次に街に向かうのだ。
必要ならクレジットカードがスリ切れるまで使ってやろうと鼻息も荒くなる。
部屋で休んでいると、外で若い男女の笑い声が聞こえてくる。
「良い匂いがする人たちが歩いているよ」
夫がカーテンの隙間から外を見ながら言った。外を覗いてみると昼間と一転して日没には黒のソワレを着た男女が三々五々にどこかに向かっていく。
とりわけ有名なカジノ・ド・モンテカルロに大勢の人が吸い込まれていく。賭け事をしない一般客はエントランスで断られることがあると聞いていたので、ここはホテルのコンシェルジュを通してゲストパスポートでカジノに入った。
黄金色の室内にクリスタルのシャンデリアが燦然と輝き、赤いカーペットの上にポーカー台やルーレット台が並ぶ。正装したディーラーが優雅に会釈して席を誘導する。
間違いなく世界中でも断トツのグラン・カジノがそこにあった。
室内には葉巻や香水、カクテルを彩るベルガモット、白檀など耽美的な香りが漂っていた。フランス小説で幾度となく主人公が身を崩すカジノシーンを頭のなかで再現すると、やっと香りと一致した。
ヨーロッパ文化を学ぶには、カジノ見学は充分な価値があるとさえ思う。
カジノをでると、セレブリティを狙うパパラッチの写真のフラッシュがまぶしい。
こうして私たちも少しずつ街の雰囲気に慣れ始めていた。
翌朝、ベッドの上で私はスパのメニューをベッドの上で見ながら一人、うなっていた。
ホテルに隣接した有名なタラソテラピーがある。海水を使った泥パックなどが有名でモナコに来たからには日頃のご褒美にそこだけは行きたかった。
しかしスパのメニューは驚くほどある。さんざん悩んだあげくタラソパックのついたダブルハンドマッサージを選んだ。
さてメニューも決まり、後は予約の段になって、メニュー表の小さな文字に目をとめた。
そこには“お部屋からバスローブでそのままお越しいただけます”と書いてあった。
リゾートホテルでもない格式あるホテルでバスローブで廊下を歩くなど考えられない。
本当だろうか? でも化粧もせず、そのままスパまで行けたらどれだけ楽だろう。
早速、フロントで予約したあと恐る恐る、バスローブ姿で部屋からでていいかを聞く。
「もちろんでございます。お客様のなさりたいようにお過ごしください」
間髪入れない回答がかえってきた。
それからも服を脱いでは着てを繰り返した後、意を決して水着姿にバスローブで部屋を出る。誰もいない。幸先がよいではないか。見つからないように小走りで歩く。スリッパの音が響かないよう猫足で歩いているとハウスキーパーの女性とすれ違った。
私はもう一度、不安になって聞く。スパに向かうのにこのかっこうで本当に大丈夫なのか……。
「マダムのなさりたいようお過ごしください」
彼女は瞬き一つせず、微笑を浮かべながら同じことをいう。
やっとスパへと続くエレベーターホールについてやれやれと胸をなでおろしたのもつかの間、エレベーターの扉が開いて私は言葉を失った。
スーツ姿の男性が二人乗っていた。思わず引き返そうとすると、伊達男風のイタリア男性が、ボンジュール・マダムと声をかけてきた。
私はエレベーターに乗り込むと、隅に立ちそっとローブの胸元をかき合わせた。
シガリロとホワイトムスク、そして上質のレザーの香りがした。
目が合うと茶目っ気たっぷりにウィンクしてくる。
そこで初めてそのホテルはゲストの要望を断らないスタンスであることに気づいた。
しまった。大失態だった。
エレベーターがスパに到着すると、私は飛び出して一目散にレセプションに走る。
そして開いたガラスの扉の向こうに入ってまたしても打ちのめされた。
想像もしていなかったスーツ姿の男性達がそこにいたからだ。一瞬、ビジネスマンの紳士クラブに間違えて入ったのかともう一度、受付の名前を確認するとスパとなっている。
どういうこと??
入口で右往左往している私に気づいた受付の白衣の女性が声をかけてくる。
そしてどうぞこちらへと男性たちのいるロビーに私を案内した。
全身、一分のスキもないビジネススーツを着た男性達のなかに、スッピンで髪を後ろで束ね、バスローブに部屋のスリッパ姿の私は明らかに異様だった。
しかし彼らの態度は実に立派だった。嘲笑するでも無視するでもなくそっと目をふせたのだ。
一人の初老の紳士が立ち上がり私の方へ近づいてきて、挨拶して腕をさしだした。私がその腕をとり、ついて行くと目立たない席へさりげなく案内してくれた。
恥ずかしさと後悔のあまり、私はそばにあったル・モンド紙の新聞を大きく広げて、すすり泣きそうになる顔を隠した。
そっと新聞の隙間から観察すると、彼らはネイリストに爪を整えてもらったり、スキンケアの予約に来ているようだった。月曜の午前のことだった。
出勤時間などない経営者クラスの人達だった。商談のランチに備えて身づくろいに余念がない。そして午後は有閑マダムたちと入れ替わるのだろうか。
サロンにはスパイシーなサンダルウッドやウッディな香りに交じってほのかなエスプレッソの香りが漂っていた。
やがて名前が呼ばれて施術室に案内される。
ガラス張りの施術室に横なると、エステシャンが施術の流れを説明する。
ショーツ一枚になりあおむけに寝ると、天井から温められたミネラルいっぱいの海水が細かいシャワーで全身に降り注ぐ。そして体を温めた後、紀元前から生成される海底の泥パックで身体を包みこまれるとたちまち脱力する。
滑らかな泥からはほのかな海の香りがした。
来てよかったぁとウトウトとしていると、二人のエステシャンが入ってきて泥を洗い流し全身をマッサージを始めた。4つの手が同時に身体をもみほぐす。ダブルハンドの極意ここにあり。二人の絶妙なコンビネーションに自分の体が楽器になり調律されているような気分だった。
20本の指はコリをほぐすというよりはどこか遊びがあり、自分でも気づかない体の芯の官能的な感覚にアプローチしてくる。届くか届かないかの間際ですっと指先が離れていく。いつのまにか身体と心が解きほぐされていく。
ダメだ。身体が眠りの底にひきずりこまれそうになる。眠りと覚醒の間を行き来し幽体離脱したような感覚に陥っていると、耳元で施術が終わったことを告げるフランス語の甘いささやきが聞こえた。けれどなかなか起き上がれない。
ファッションモデルのような人たちが群れ遊ぶ。プールサイドを足早に通り抜け、ホテルに繋がる回廊をわたり、廊下を私は全力疾走で走っていた。
スパを終えた後の姿は行きよりも無残だったからだ。部屋まで途方もなく遠く感じられた。
もうすぐ部屋という距離で、人の気配と談笑が近づいてくる。私は夢中で、部屋のドアを叩いた。
「早く! 早くドアを開けて~~!」
廊下をリリーとゼラニウムの香りが漂っていた。
有名なF1レースで使うヘアピンカーブとトンネルを抜けて、私たちは予約していたレストランへ向かった。パリではおおよそ手の届かないフレンチがモナコではより手ごろな価格で食べられるのを聞きつけてランチの予約をとったのだ。
結婚祝いのランチだった。通された席は、花の咲き乱れる中庭に面していてキッチンライブも見える申し分のない席だった。陽光がプリズムとなって部屋にふりそそぐ。
食材を美しく見せる演出がいたるところに凝らされていて、パンだけでお数十種類あるなかから選べる豊かさだ。
焼き立てのパン、セージ、焦がしバター、ジャスミン、ワイン、カラメル、ミント、アイリスの香りが現れては消えていくはかない豊かさに涙がこぼれそうになる。
舌触りのよいハウスワインが味覚を刺激して、グラスを重ねるごとに五感が解放される。
三皿目の魚料理が運ばれてきたときだ。
「こんな、完璧で洗練された世界あるんやね」
「……」夫はいつにもなく寡黙だ。
二人はいつも別々の料理をたのみそれをシェアしていた。その時もそうだった。
いつまでも夫が料理を勧めてこないので声をかけた。
「ちょっと、そのホタテのコキーユ、一口ちょうだい」
「……」
聞こえていないのかともう一度声をかける。
「ねぇ、ちょっと一口ちょうだい。私のもあげるから」
夫はそっと、だがかすかに皿を自分の方に引き寄せた。
そのしぐさで夫はその料理を分けたくないのだと勘づいた。
私はフォークをもった手を皿に伸ばすと、夫は皿を引く。
「それ美味しいんでしょう。ちょっとちょうだいよ。いつも分けてくれるでしょ」
「これは嫌だ」
私は料理への嫉妬で危うくテーブルをとび超え、皿にとびかかりたい衝動を覚えた。
一生、恨むかも。そう思いかけた時、夫はひと切れのホタテを私のほうへ寄せた。
それを口にしたときの衝撃は忘れられない。ただのホタテなのにソースが実に官能的なのだ。
味覚のエロスに、脳に浮かんだのはイタリアの画家ボッテチェリが描いた「ヴィーナスの誕生」だ。ホタテ貝に乗ったヴィーナスが口のなかを愛の泡で満たしているような味わいだった。
もうダメだ。どんどん官能の波にさらわれて時間も思考も止まってしまう。
「もうそろそろ出ないと、エズ行きの最終バスがなくなるよ。エズ、楽しみにしてたよね」
「後もうちょっと。デセールまだでてないよ。どうしよう。これ逃したら、多分一生、エズ行かれへんけど……」
私たちはモナコから行ける世界遺産である断崖に立つ、絶景をほこるエズ村に行く予定をくんでいた。
「そうやなぁ……」
そういったきり二人ともお尻に根が生えたように席を動く気配すらない。
私と夫はもはや美食という快楽で思考と判断力を失い、死にたてのゾンビになっていた。
給仕係がワインをつぎにくる。時がサラサラと過ぎていくのに抗うことなく、血を欲しがるヴァンパイアのように赤ワインを飲みつづける
結局、私たちは最後のバスをのがし、店が終わる直前まで美食におぼれて、魂を抜き取られたゾンビとなってモンテカルロの街にとき放たれた。
さて、どうしようか?
すっかり予定は狂ってしまった。こんなクレイジーな予定変更は初めてだった。
けれど快楽とばったり出逢えることなどめったにない。むしろこの成り行きを楽しみたい
自己研鑽や知見を広げる探求心。そんな努力を「快楽」は一瞬にふっ飛ばしてしまう。
心地よい香りと同じで、自然と惹きつけられるのだからしょうがない。
思わぬ散財はデッドラインぎりぎりだったが、世界中の人がこの街に求めるものが少しわかるような気がした。何もかも抜き取られながらも笑いが止まらない。
行く先も失い、動くのも面倒だったのでモナコにもう一泊することにした。
今度は標準的な宿泊先を選んだ。
そして残りの時間を住民の住む通りを歩き、マルシェや小さなグロッサリーも回った。
きらびやかな海岸沿いを少し外れた街には地中海の潮の香りや魚介、マンダリンオレンジやアンティーブの香りが漂っていた。
高台にあるモナコ大公の宮殿を見学した時、記念コインを買った。
たった2ユーロ。それがモナコで買った唯一の土産だ。
後は全て消えていく香りと同じで記憶にしか残らない経験ばかりが大いなる遺産となった。
その日の夜中、シュンシュンと音をたてる車の音で目を覚ました。
ホテルの窓から外をみると、一台の大きな清掃車が水をまきながら回転ブラシで通りをゆっくりと清掃していた。皆が寝静まった夜中にこうして人知れずモナコ公国の美がつくられていることを知り、徐々に香りが薄まっていることに気づいた。
囚われのゾンビが徐々に普段通りに覚醒していくのを少し寂しくさえ思った。
香りで誘惑され、カジノ見学で街にならされ、タラソセラピーで骨抜きになり、美食で快楽のゾンビとなった魅惑の街、モンテカルロ。
今でも香水売り場で新しい香水を試す時、モンテカルロで刻まれた数々の香りを思い出す。
「どんな香りをお探しですか?」
店員にそう聞かれるたび、心のなかで必ずこう答えている。
予想すらできなかった過ぎさりし時間。
□ライターズプロフィール
月之まゆみ(つきの まゆみ)(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)
大阪府生まれ。2021年 2月ライティング・ゼミに参加。6月からライターズ倶楽部にて書き、伝える楽しさを学ぶ。ライターズ倶楽部は3期目。
世界旅行をライフワークにしている。旅行好きがこうじて趣味で「総合旅行業務取扱管理者」の国家資格を取得。20代でラテン社交ダンスを学び、ダンスでめぐる南米訪問の旅や訪れた世界文化遺産や自然遺産は145箇所。1980年代~現在まで69カ国訪問歴あり。
旅を通じてえた学びや心をゆさぶる感動を伝えたい。
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」の上級コース「ライターズ倶楽部」にご参加のお客様が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
お問い合わせ
■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム
■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。
■天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)
■天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
■天狼院書店「京都天狼院」
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00
■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168
■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」
〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325