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メディアグランプリ

まずは着ぐるみを着て


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:つちやなおこ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
幸福の4つの因子というものをご存知だろうか。
 
やってみよう(自己実現と成長)
ありがとう(つながりと感謝)
なんとかなる(前向きと楽観)
ありのままに(独立と自分らしさ)
 
この4つの因子をもってすれば仕事などで幸福感を感じられるという。慶応大学大学院の前野隆司教授の幸福学の研究の中に出てくる言葉だそうだ。私はたまたま前野教授の研究室の研究員であり、奥様でもある前野マドカさんをインタビューした記事で知った。
彼女はこの4つのワードを意識して8年間PTA活動をして、みんなの嫌がるPTA活動をやりがいをもってする楽しい活動に変えた。身近な話題なので興味津津で拝見した。
 
いかにも前向きで幸福になるそうな4つのワードが並んでいる。
 
日々、何かとネガティブになりがちな私は、この4つを生活に当てはめて、幸せだと感じられるにはどうしたらいいか、実験してみた。
 
まずは「やってみよう」
これは意外に簡単だった。たしかにこの十数年、あんまり新しいことはやってこなかった。というか、実際には子育てという新しいことをやっていたのに、それは環境のようになっていてやってみている意識すらなかった。そこであえて、このライティングゼミをはじめ、やってみたい、もしくは行ってみたいという気持ちに正直に割と何でもやってみている。確かに、楽しい。幸福度はあがっている。おまけに子供にも伝染した。楽器を習いだす姉、将棋やサッカーを習いだす弟。楽しさは伝染するようだ。
 
「ありがとう」
これはできているようでできていない。ちょっとお世話になった人にありがとうという。それは挨拶のようなものだ。でも、そこまで気持ちが入っていない。子供が何か手伝ってくれたらありがとう。これも、ほんとに助かった、ありがとうという気持ちから言えてるかは疑問だ。子育ての中での声掛けのようになっている。そこで、逆に、ありがとうを言うシュチエーションの時に、何がありがたいか考えてみるようにした。ありがとうと言うだけではなく、何がありがとうなのかをよく味わって感謝の気持ちを高めてみた。
洗濯物を取り込んでくれていた。ありがとう、手間がはぶけてすぐに食事の支度にかかれるよ! と敢えて意識してみる。すると実感が沸き、こちらも確かにいい気分だ。
 
「なんとかなる」
楽観的であれということだろう。私は比較的几帳面で、タイムスケジュールを自分で無意識に組んでその通りに事を進めたがる。なので、夜の7時には晩御飯、これが崩れたら後がやっかい! と、割と時計に縛られて生活していた。そこで、時計を外してみた。これまでの感覚を信じながらも、自分のやりたい気持ちを優先して、ちょっと一息つきたいと思ったら休んでから食事の準備をしたり、みんなで夜にドラマをみたり。結果、たいして何も変わらない。寝る時間には子供は眠たくなるし、生活がずれていく感じもない。なんだったら、子供らは自分で時計をみて動き出す。そう、どんと構えていればなんとかなる。それを積み重ねるともっと自由になるだろう。
 
「ありのままに」
これが一番むずかしい。ありのままにってどういう意味? と考えてしまった。欲望のままにでないことくらいはわかる。そこで、自分にとって大事なものを肯定してみた。例えば、疲れて寝落ちしてしまった自分だったり、子供を夫にまかせてぼーっとする時間だったり。罪悪感を持つのをやめたともいえる。実はこれが一番難しかった。そして、自由だと思っていたのに意外と遠慮して生きているだなと思った。やってみると、たいして誰も責めない。あれ? いいの? という感じ。じゃあ、お礼に、ちょっとがんばっておいしいごはんを作ろうとなる。家族円満。ああ、お母さんがご機嫌ってこういうことだなと思う。
 
全体を通して思うのは、力が抜けてきたということだ。
 
仕事の方でも少しずつ意識してみる。
一番効果があったのは「ありがとう」だ。メールの定型文をやめてみた。お世話になっておりますではなく、具体的に何がありがたかったのか書くようにしてみた。自分の中で人とのつながりが濃くなり、今の環境を好きになる。具体的に伝えやすいこともあり、一番やりやすかった。「やってみよう」も小さな変化を楽しむことができている。一番むずかしいのはやはり「ありのままに」だ。ここはまだちょっとぼんやりしている。上下関係もあるので難しいが、「ありがとう」効果だけでも以前とは仕事の楽しさが違う。
 
新しい習慣を身に着けるのは、最初は着ぐるみを着ているみたいな気分だ。自分にもう一枚、着慣れないものをかぶらされているような感じで、ぎこちなく、動きにくい。
 
でも、結果、相手が喜んでくれたり、自分が楽しくなってくることで、着ぐるみを着る自分が好きになってくる。
 
私は実際に着ぐるみを着たことはない。でも、あのミッキーやミニオンズの中は暑い、つらい、だけではない何かがあるんだろうなと想像できる。本来の自分だったらあんなに人から熱望されることは少ないだろう。いやこれはこの着ぐるみに寄ってきている人だと最初は思う。でも、だんだん同化していってしまうんじゃないだろうか。いつしか、その環境すら楽しくなるんじゃないだろうか。
 
そんな感じで、まずはちょっと恥ずかしくて抵抗のある4つの幸福になる着ぐるみをきてみる。いつか同化したと思えたとき、もうその着ぐるみを脱ぎ捨てても、心に何か確かなものが残るような気がする。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-11-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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