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年の瀬にすべきは、断捨離の”逆”である


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:大内礼子(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
わたしは、断捨離が好きである。モノを捨てることに、あまり躊躇がない。
日頃使っていない食器も、最近着ていない服も、積まれたままの本も、「これは無くても困らない」と思えば、サクサクと捨てる。
無駄なものがなくなって、部屋が片付くことが快感だ。
 
毎年、いまの時期になると、断捨離魂に火がつく。今日は台所・明日はクローゼット・明後日は本棚など、スペースを変えながら、年末に向けた大掃除を始めるのが通例。
 
そんな断捨離をはじめて、しばらく経った時だった。
ふと、捨てようと思って手にとった雑誌に書いてある” Think different ” の文字に目が止まる。
 
その文字は、断捨離中のわたしに問いかけてくるようだった。
 
「年末に向けてすることは、”モノ”を”捨てる”だけでいいのか?」と。
 
自問自答。
わたしはじっと考えた。
 
” Think different ” だから、逆の発想をすればいいのだろうか。
 
断捨離の逆の発想か。
無駄な”モノ”を”捨てる”、の逆ってなんだ?
 
必要な”コト” を ”得る” ……かな?
 
”モノ” の逆が ”コト” だと考えたのは、この数年「時代は”モノ”消費から、”コト”消費へ」なんて言葉をよく耳にするからだった。
ここで言う ”コト” というのは、経験や体験を意味している。
 
じゃあ、必要な”コト” を ”得る” ってなんだ?
やり残した ”コト”を実現する……かな?
 
断捨離からの ” Think different ”によって、新しい発想を得ることができた。
 
年の瀬に、その1年のやり残した”コト”を実現するというのは
なかなか良いコンセプトのような気がした。
 
「よし、やってみるか」
 
なんとなく、興味本位だった。断捨離を一旦やめて、紙とペンを用意した。おもむろに「この1年のやり残した”コト”」の洗い出しを始めた。
それは、日記を読み返したり、撮りためたスマホの写真をながめながら、日常の中で忘れてしまった 「やりたい」 を思い出す作業だった。
 
例えば、こんな”コト”があった。
 
・毎月1回は実家に帰って、親と過ごす時間作りたかった(1月)
・ランニング頑張りたかった(3月)
・あの和食屋さんに友達とご飯行きたかった(5月)
・海外旅行に行きたかった(7月)
・着物でたくさんお出かけしたかった(9月)
 
などなど。
カッコ内は、やりたいと思った時期だ。
 
粒感はマチマチだが、振り返ると意外と出てくるものだ。
しかし、今の今まで、すっかり忘れていた。
 
これらは、日常の中で自分が感じた「やりたい(WANT)」なので「やるべき(MUST)」ではなかった。
忘れていた「やりたい」を思い出す行為は、なんだか楽しくて心地よかった。
 
翌日、これらの一連の出来事を、友人に話した。
 
”モノ” を ”捨てる” ではなく、”コト” を ”得る” という逆転の発想について。
その感覚は、断捨離のモノを捨てたときの達成感とは違い、楽しく心地の良い体験だったことについて。
 
一通り聞いた後に、友人はこう言った。
 
「それ、残り1ヶ月あれば、全部やれるな」
「……え?!」
 
「モノ捨てるのは躊躇ないんだろ。コトを得るのに躊躇してんなよ」
「うぅ……」
 
その通りだ。
モノなら気負うことなく捨てられるのに、やりたいリストを全て達成することに少し億劫になっている自分がいるなんて。意味がわからない。
せっかくの機会だし、今年の自分が「やり残した”コト”」、全部叶えてみようではないか。わたしは、少し重くなっていた腰をあげ、決意した。
 
それから数日、わたしの行動には迷いがなくなった。やることが明確に決まっていると、結果として無駄のない時間の過ごし方ができるのだ。
 
実家に帰る日程を決めて、
週末はランニングに出かけ、
友人に忘年会のお誘いLINEを送り、
年末年始の海外旅行を企み、
友人と着物ランチに出かける。
 
あっという間に、やり残した”コト”が実現に向かって動き出した。
これまでの数ヶ月間、放置されていたのに。
 
すると、不思議な感覚になった。それは、どんどん心が満たされていく感じ。
”コト”が叶っていくこの感覚が、たまらなく気持ちがいい!
 
そして、わたしは気がついた。
”コト” を ”得る” って、実は人生の幸福感を高める重要な考え方なのかもしれない、と。
 
”モノ” を ”捨てる” 断捨離では、スッキリして達成感を得ることはあっても、幸福感を得るという感覚はない。”コト” を ”得る” ときのこの感覚は、人生の幸福感につながっているに違いない。
 
幸せに1年を締めくくるためにやるべきことは、断捨離よりも「やり残した”コト”の実現」だったのだ。驚きの発見である。
 
2019年11月末。
ふと目に入った ” Think different ” のおかげで、わたしは人生を幸福にする新たな気づきを得ることができた。
 
年の瀬にすべきは、断捨離の”逆”である。わたしは、この活動をぜひみなさんにもオススメしたい。
 
残り1ヶ月あるから、まだ、きっと間に合うはずだ。
 
 
 
 
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2019-11-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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