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成長スピードの違う二本のコーヒーの木に教えられた事


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:Yuki Hashizume(ライティング・ゼミ平日コース)」
 
「この状態からですと、コーヒー豆が収穫できるようになるまでに4年はかかりますよ」
 
そう言われて、4年前に二つのコーヒーの苗を買った。
植物を育てるのが苦手なのに買ってしまった。
そう、コーヒーマニアな私が行き着いたのは、自宅でコーヒーを栽培して
それを自家焙煎して飲むという境地だった。
 
しかし、その二つのコーヒーの木が私に与えてくれたのは
極上のコーヒーではなくて「自分自身について再考する貴重な時間」だった。
 
収穫までに4年かかると言われたコーヒーの木だが
当時の私は何を考えていたのだろう?
一つは3年前に地植えにした。
一つは同じ鉢植えのまま4年間も放置してみた。
単純に、植え替え忘れなのは明らかだが、そんな事は置いておこう。
 
では、その二つのコーヒーの木がどのように成長したのか?
 
地植えした方は、今や157cmという私の身長をあっという間に越して2mほどの木になっている。
4年と言われていたのに、2年で初めての果実をつけた。
 
鉢植えの方はというと、若干成長したかな?というレベル。
葉付きも悪く、花も一度も咲かない、そして私の股下ぐらいの大きさである。
 
同じ大きさだった苗が、地植えと鉢植えだとこんなにも成長が違うのか。
 
そう考えた時に、ふと頭の中に尊敬している先生の言葉がよぎる。
 
「どんな環境に身を置くのかが重要
自分自身が成長できるかどうかは、自分が選んだ環境によって大きく変わるんだよ!」
 
彼女と出会ったのは約1年前の事
「変わりたい」そう思った私が扉を叩いたのが、彼女のセミナーだった。
そして1年間を通して、マインドからマネジメントまで様々な事を学んだ
私の人生の中で、一番成長した一年だったと胸を張って言える。
 
私は、自分で「尊敬できる先生と時間を共有できる環境」を選んだ。
そのことによって、魅力的な人達と出会い
その人たちから良い影響を受けながら、一緒に仕事をしている。
 
もしも、あの時に「変わる」事を選択しなかったとしたら?
 
同じ場所に存在していて
同じ人達とコミュニケーションをとって
同じように心地よいだけの暮らしをしていたら?
 
きっと、私は変わらずに毎日この町で同じルーティーンワークな仕事だけをして
幼馴染やPTAの人達と、いつも同じように昨日のドラマの話だけをして
子供には、給料が安定している公務員になるのよとか言って
「成長」とは程遠い暮らしをしていたかもしれない。
 
そう、あの植え替えを忘れられてしまった
成長できなかったコーヒーの木のように。
 
そう考えて、少しゾッとした。
きっと、他の人にとっては成長は無いが居心地の良い世界が理想なのかもしれない。
でも私にはそうでは無い。
それをこの一年間で実感したからこそ、そう思うのだ。
 
そう思いながら、その成長できなかったコーヒーの木を植え替える事にした。
 
ズボッ
 
小さな鉢植えから、コーヒーの木を救出してあげる。
そして、目の前に飛び込んできた映像に息を飲んだ。
 
直径25cmの植木鉢の形になっているコーヒーの木の根元には
か細いコーヒーの木の根っこがびっしり張り巡らされていた。
私の小指が入る隙間もないほどに。
行き場を失った根っこ達は、必死にその植木鉢中に根を広げたのだろう。
しかし、そこは小さな直径25cmの鉢植えでしかなかったのだ。
どんなに根を張ろうとも、摂取できる栄養も水分を決まった量。
成長できる環境ではなかったんだ。
その姿に苦しくなった。
 
そして「心地よいぬるま湯に浸かり続けた末路」をみた気がした。
 
私も、そうなっていたかもしれない。という可能性と
絶対、こんな思いが行き場を無くすような状態にはなるものか。という強い思いで
今度は、地植えにしたコーヒーの木に目をやる。
 
植木鉢という狭い世界から解放された、このコーヒーの木は
今ではもう、その根がどこまで伸びているのかなんてわからない。
 
「コーヒーはそんなに大きくならないので安心してください」
 
そう言った植木屋のスタッフに物申したいぐらい、すごい勢いで成長している。
次々と若葉をつけ、一般的な収穫期を過ぎてもどんどん実ができる。
 
狭い世界ではなく、栄養たっぷりの地面に直接根をはることで成長を続けるコーヒーの木。
 
私は、この木のように制限なく成長していきたいのだ。
そう思うからこそ、私は成長できる環境に自ら身を置くことを意識する。
その環境は人から与えられたものでは無く
全てが、自分で選んだ環境なのだ。
 
もしも、「変わりたい」「成長したい」と思うのであれば
自分自身で身を置く環境を選択しなければならないのではないか?
 
そう小さい植木鉢を選ぶのも
大きい植木鉢を選ぶのも
いっそのこと地植えしてしまうのも自分次第なんだ。
 
そんな事を考えながら、小さなコーヒーの木を地植えにしてあげた。
そして二週間が過ぎた、今の私の庭には2本のコーヒーの木が並んでいる。
 
一つは大きく力強く、自分自身を主張してくる。
一つはまだ細く、控えめに風に揺られながら経っている。
 
でもね、二つとも花芽が付いている。
初めての花芽が。
 
さぁ、次はあなたの番。
 
今、あなたはどれぐらいの大きさの植木鉢の中にいますか?
その植木鉢は、あなたが求める未来に適したサイズですか?
 
もしも、息苦しく感じるのであれば
それは根詰まりの証拠です。
 
成長したければ、ちょっと環境を変えてあげる事から始めましょう。
 
張り巡らされた思いを整理して
新しい土に植え替えてあげると
びっくりするぐらいのスピードで成長してくれますよ。
 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-12-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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