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海外リゾート好きの僕にとって、今年の夏は最高の夏になった


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:Hiroki(ライティング・ゼミ5月開講通信限定コース)
 
 
2020年、夏。
海外リゾート好きの僕にはとても厳しい状況になっていた。
 
こんな状況になろうとは、誰が予想できただろうか。
……でも、まさかこの夏が僕にとって今までで最高の夏になるなんて、もっと予想外だった。
 
2020年に入ってから、新型コロナウイルス流行の影響を受けて世界的に人の移動が制限された。
オリンピックも延期となり、海外旅行はできない状況が続いている。
 
夏の休暇は毎年海外に行くことを楽しみにしていた僕も、当然その影響を受けていた。
海外旅行には行けないし、今年の夏の旅行は諦めようかとすら思っていた。
 
しかし、ずっと行きたかった場所で、今年でも行ける場所があることを思い出した。
 
僕は、東京から24時間かけてその場所へ行くことにした。
まだ見ぬ南の島のリゾートを求めて。
 
その場所とは、東京から遥か南にある、小笠原諸島の父島だ。
 
小笠原諸島、父島は近くて遠い場所である。
東京からの距離は約1,000kmで、沖縄と比べると半分くらいの距離だ。
 
もし飛行機で行けたら近く思えるのだろうが、残念ながら飛行機で行くことはできない。
 
「おがさわら丸」という船が東京から父島に6日に1回就航しており、それに乗るほかには小笠原諸島に行く手段はない。
 
なので、行って帰って来ようと思うと、最低6日間は休みがいる。
その船に乗っている時間も24時間と長い。
 
昨年はアフリカのエジプトモロッコにも行ったが、さすがに24時間はかからなかった。
 
小笠原諸島は、国内にありながらその辺の海外に行くよりも移動時間も必要な日数もかかるという場所だ。
 
そんな場所なので、周りに行ったことのある人も少ない。
多分、小笠原諸島に行ったことのある人を見つけるより、ハワイやヨーロッパに行ったことのある人を見つけるほうがよっぽど楽なはずだ。
 
だから情報もあまり集まらないままでの出発となった。
 
「どんな場所なのだろうか」
「そもそもこんな時期にいって煙たがられないか」
「どんなことをして遊べるのだろうか」
「美味しいものはあるのだろうか」
 
期待と不安が入り混じっていた。
しかし、旅が始まるとすぐに、そんな不安は消え去った。
 
そう、この旅は過去最高の旅になったのであった。
その内容をこれから書いていくが、ここから先の内容はできるだけ口外しないで欲しい。
 
まず、最高の旅になる予感は、行きの船から始まっていた。
 
普通の飛行機の旅なら、飛行機に乗ったら座席に座り、あとは座ったまま映画を見たり窓から空を眺めたり、機内食が運ばれてきたら食べるくらいだろう。
 
しかし、船旅はもっと自由だ。
自分のベッドに荷物を置いたら、横になってだらだらすることもできるし、デッキに出て、海の風を感じることもできる。
 
レストランやラウンジ、売店もあり好きなときに好きなものを食べることができる。もちろん、お酒とおつまみを持って外に出て海を感じながら飲み食いすることもできる。
 
眠くなったら自分のベッドで横になって思う存分寝て、食べたいときに食べて、お酒も好きな時に飲める。気が向いたら、タブレットにダウンロードしておいた映画を見たり、本を読んだりするのもいい。
 
沖にいる間、電波は通じないから煩わしいニュースやSNS、仕事の連絡に心を邪魔されることもない。
 
そんな理想的な生活が船にはある。
だが、残念ながら24時間立つと船は父島に着いてしまう。
 
でも安心して欲しい。
父島では今までにない素晴らしいリゾート体験が待っている。
 
そもそも人は何を求めて南国のリゾートに行くのだろうか。
 
「日常を忘れてひたすらのんびりしたい」
「綺麗な海や絶景を堪能したい」
「マリンスポーツを楽しみたい」
「イルカやクジラ、ウミガメを見たい、一緒に泳ぎたい!」
「現地の美味しい料理や南国フルーツを食べたい」
「森を歩いて珍しい動物や植物を観察したい」
「現地の人と交流したい」
 
いろいろな目的があると思う。
 
その全てが、今まで自分が行ってきたリゾートよりも高いレベルで全て叶う。
父島はそんな場所だ。
 
まず、自然の美しさがすごい、今までに行ったどんな海よりも綺麗だ。
船のツアーに参加すると、初心者の自分でもすぐにイルカと一緒に泳ぐことができた。
 
夜になれば、本土にはいないような種類のカエルやコウモリと出会うことができる。
空を見上げれば、見たことのない星空を見ることができる。
 
そして、島独特の食文化があり、しかも非常に美味しい。
「島寿司」というものや、メカジキやウミガメなど、独特の美味しいものがたくさんある。
もちろん、島レモンやパッションフルーツなどのフルーツも美味しい。
 
そして特筆すべきは観光地として非常にコンパクトなのだ。
 
宿泊する宿も、海のツアーに行くためのツアー会社も、お土産の店もスーパーも食堂も基本的には徒歩圏内にある。
 
原付を借りれば、島のだいたいの場所を巡ることができる。
 
船の関係で一度に来る人数も限られているので、混雑とも無縁だ。
海岸に行っても静かで、誰もいない海で思う存分遊んだり写真を撮ったりできる。
まさに、美しい自然をひとりじめできる場所だ。
 
宿泊も大きなホテルではなくて、小規模な宿なので、静かで融通がきくし、他のお客さんや宿の人とも交流できる。でも、部屋は豪華で綺麗だ。
しかも、食べ物も美味しい。
 
自由きままに人込みとは無縁で、美しい海と自然をひとりじめすることができる……
父島は、そんなリゾートの理想を凝縮した場所だった。
 
そんな場所で過ごした、僕の2020年の夏の休暇は言うまでもなく最高のものになった。
 
帰りの船の乗り込むときも、島民の皆が盛大にお見送りをしてくれるが、それもまた感動する。その内容は書かないから、ぜひ現地に行って確かめて欲しい。
 
こんなに最高な父島なのだけど、1つだけ問題がある。
上にも書いた通り、船に乗れる人数に制限ある。
しかも、2020年7月末現在では密を避けるためにさらに人数を減らして運航している。
 
だから、この内容はどうか口外しないで欲しい。
 
こんなことが知れたら、おそらくみんな父島に行こうとしてしまう。
多分、海外旅行に自由に行くことができるようになったって、父島に行くだろう。
南国リゾートの理想が全てつまった場所なのだから、知っていたら行かない理由がない。
 
僕はすぐにでも次の休みがとれたら再訪したいのに、みんなが行くことで船がとれなくなってしまっては大変困る。
 
だから、これを読んだ人はどうかこっそりと父島を楽しんでほしい。
 
そこには今までにない極上のリゾート体験が待っているはずだ。
 
 
 
 
***
 
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2020-08-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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