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中国茶は世界を巡る


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記事:いいだれいこ(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
中国に旅行に行ったらどんなお土産を買いますか?
もしくは、どんなお土産をもらったらうれしいですか?
 
この答えに、すぐ答えられたあなた。きっと中国通のことでしょう。
 
お土産を買うとき、相手に何を贈ったら喜ぶだろうかと考えるでしょう。
その国ならではのもので、貰い手が好きそうなもの。もしくは、貰い手にとって使えそうと思わせるもの、食べ物なら貰い手の好みのもので味にお墨付きのものが喜ばれるのではと思います。
 
上海に1年滞在したことのある私の答えはというと……
 
中国茶
 
えっ、普通じゃん、と思われた人もいるかもしれません。
私はお茶に興味があったわけではありませんでした。しかし、中国茶に出会い、その奥深さを知り魅了されたのです。
 
この記事を読んだら、きっとあなたも中国茶を飲んでみたくなるかもしれません。中国に旅行に行ったら、中国茶を買いたいと思うようになるかもしれません。
そんな中国茶の魅力をお伝えします。
 
出会いは、上海で一番大きなお茶専門店街「天山茶城」にあるお茶屋さんでした。天山茶城は何百ものお茶屋さんが集まり、茶器専門店もたくさんあります。インターネットで調べるとすぐ出てくるでしょう、それくらい有名な場所です。
お茶城の数あるお店のうちの、日本人御用達の日本語が通じるお茶屋さんで、私は初めて中国茶を購入しました。そして、滞在していた頃は、自宅のお茶がなくなったときや一時帰国前のお土産用として購入したいときなどに行っていました。
 
初めてお店に入ったときは、思わずこんな言葉が口から出ました。
「えっ?! こんなにあるの?」
赤や金色、白色、緑色……。カラフルなパッケージに包まれたお茶が壁一面の棚にぎっしりと置かれています。
店員さんに言われるがまま椅子に座ると、メニューを見せてくれました。
たくさんの種類のお茶が書かれています。初めて見るものがほとんどでしたが、緑茶や紅茶もありました。
緑茶といえば日本だし、紅茶といえばイギリスやインド、スリランカだと思っていたのですが、全部中国産のお茶なのだそう!
中国茶といえば、日本でペットボトル販売されているようなウーロン茶とかプーアール茶くらいでしょう、と思い込んでいた私には寝耳に水でした。
 
店員さんは、メニューを見て驚いた様子の私にこう言いました。
「日本人に人気なのは黒ウーロン茶ですよ。それにこの白茶、飲みやすくておススメよ。まずは飲んでみて」
 
促されままにいくつか試飲させてもらいました。
中国茶は、1杯目、2杯目、3杯目とで変わっていく味や香りを楽しむために、同じ茶葉に2、3回お湯を入れて飲みます。試飲するときは、白茶の1杯目を飲んだら、次に緑茶の1杯目、そして白茶の2杯目が準備できたらそれを飲むというように、次から次へとテンポ良く注がれます。それを順番に口に運んで行くスタイルですが、おいしいお茶うけも用意してくれるのでお茶がすすみます。
 
肝心な味の方は、中国茶は1杯目から飲むからでしょうか、どのお茶もマイルドで飲みやすくおいしいです。何より、香りがとてもよいです。
驚いたのは、緑茶と紅茶でした。日本にいても楽しめるお茶ですが、それと同じだと思ってお茶を飲むと面食らうことでしょう。
中国の緑茶も紅茶も味はとてもまろやかです。特に最初の1杯目はえー?! っと驚くほどにまろやかでやさしい味。後味に優しいなじみの香りが出てきます。2杯目は少しだけ渋みが顔を出してくるので、脳裏でなじみのお茶とリンクする感じです。
 
お茶屋さんにいながら日本やイギリス、はたまたインドや中国の壮大な風景がかすんで見えるような……。まるで、世界の各地を巡っているようでした。
 
何より、種類が多いことにとても驚きましたが、それもそのはずです。そもそもお茶は中国が発祥地なのですから。広い国土を有する中国。それぞれの地でお茶の文化が育まれてきたからでしょう。後々調べてみたところ、茶葉の発酵度により緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶の6種類に分類され、さらに産地別に銘柄分けされているようです。その数なんと数百種類もあるのだとか。
 
そう、中国茶は奥が深いのです。
 
ほかにも、東洋医学の文化を取り入れた人参ウーロン茶などもあります。喉を温めるそうで、人参のほんのりした甘さが口に広がりながらすっきりした飲み心地、飲みやすいウーロン茶です。私のおすすめのお茶でもあります。
また、日本で買うとちょっとお高いフルーツティーもお得に購入できます。女性には人気のようで、私の友人も大変喜んでくれていました。
 
お茶専門店に足を運べば、好みにあったお茶を見つけられるかもしれません。気軽に試飲させてくれるので、いろいろ試して、これだ! というものに出会えるとよいですね。
小分けになっているお茶やフルーツティーもあるので、何種類か購入してからオリジナルで詰め合わせて贈るのも、いろんな味が楽しめてお土産としておすすめです。中国茶で世界の各地を巡るような体験をしてもらうのはいかがでしょうか。
 
中国旅行に行ったときは、ぜひお茶市場に足を運んでみてください。そして、試飲してその奥深さを体験してください。きっとあなたも中国茶に魅了されることでしょう。
 
 
 
 
***
 
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2020-09-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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