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都会を脱出する前にやるべきこと


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:まりこラベンダージョーンズ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
コロナ禍を機に、都市離れが進んでいると聞きます。コロナ前から言われていた、東京一極集中から脱して、豊かな地方再生に繋がる時代の流れなのかもしれません。
 
この記事では、和製英語でいう「デュアルライフ」を7年間実践した経験から、都会と田舎の良いとこ取りをするために役立つことをお伝えします。さらに、将来的な地方への移住も視野に入れ、充実した田舎暮らしのために、やるべきことをまとめます。
 
今年は私の住むイギリスでも、リモートワークが加速しました。
 
「たまに出社するだけなら都会に住む必要なし」と会社勤めの人が田舎へ引っ越す例をよく見聞きします。また家賃の高い都会では、個人商店や自営業の方も立ち行かなくなり、ビジネスを畳んで親族の住む田舎へUターンする方もいます。
 
かくいう我が家は、デュアルライフを始めて7年以上経ち、2020年3月からは、コロナ自主隔離のために、ほぼ90%田舎暮らしとなりました。
 
末っ子が家を出る前後のタイミングで二拠点生活が本格化したのですが、それまでは結婚してから20年以上も借家生活だった私たちです。ロンドンのタウンハウス(日本式長屋)と田舎のコテージといはいえ、持ち家2軒を行き来する生活のリズムを作るためには、それなりの準備や試行錯誤がありました。
 
田舎暮らしを考えている方、これからデュアルライフに挑戦してみたいと思う方に、私の気づきがお役に立てば嬉しいです。在英の我が家の例ですが、日本でも応用できるポイントに絞ってみます。
 
まず、いきなり田舎生活に飛び込むのではなく、3段階で準備期間をとること。
 
具体的には
 
1. 田舎暮らしを始める前のお試し期間
2. 軸足を田舎に確立する期間
3. 実際に住むようになってからのこと
 
第1に、お試し期間にやること。
 
ここに住みたい!という場所が見つかっても、いきなり引っ越さないこと。何度か下見をして、その後も季節をつうじて何度も通うことが大切です。
 
まずはエアビや民宿などで泊り客として、その土地の様子を肌で感じます。その自治体のサービスを調べたり、土地勘を培うと良いでしょう。住みたいと思う町や村の近くにどんな場所や施設があるのか、訪れて感触をつかみます。
 
何日か過ごして、初めて分かるその土地の素顔も多々あるのです。
 
季節ごとに、まったく違う顔を見せる土地もあります。たとえば、東京生まれの知り合いで、北海道に憧れて夏に移住を決めたものの、真冬の生活を体験して、自分には無理とわかったという方がいました。
 
さらに、住みたい土地周辺の交通の便を検証します。都会から遊びに来やすいかどうか。車でしかアクセスできないのか、公共交通機関は何があるのかを調べましょう。「せっかく田舎暮らしをするのだから、友人たちを招待したい」と思う方には、ここは重要なポイントです。
 
第2に、田舎に軸足を確立する期間。
 
この期間の目的としては、都会と田舎の両方を愉しみながら、このライフスタイルが自分に合うのか探っていきます。家を借りたり、買ったりして、パートタイムで住み始める段階です。
 
田舎に拠点を移すのか、だとしたら、いつを目処にするのか。自分や家族の仕事や日々の生活をどうシフトしていくのか。どのくらいの頻度や長さで都会と田舎を行き来するのが、自分や家族にとって良いペースなのか。程よいサイクルを模索する期間でもあります。
 
家の内外、両方の環境を整えることにも気を配ります。
 
家の中では、まずモノを厳選すること。私たちもに拠点生活を始めてから、本当に必要なモノをじっくり考えるようになりました。
 
移動や新環境でバタバタしがちだからこそ、ほっとできる馴染みのあるモノを選ぶ。逆に、都会と田舎で気持ちを切り替えるために、異なるテイストを選ぶこともあります。
 
つまり、あえて同じにするところ、メリハリをつけることろ、の対比を意識します。
 
キッチンを例に取ると、毎日手にするスプーンなどカトラリーは馴染んだものが良いので、2つの家で共通にしていますが、キッチンの雰囲気はガラリと変えました。
 
ロンドンのキッチンは、白とグレーで機能重視のシステムキッチン。対して、田舎では木の温かみを感じる棚を配置し、クリーム色・深緑・テラコッタ色……周りの自然に溶け込むような色を選びました。
 
周りといえば、家の内以上に大切なのが、外との関係。その土地に昔から住むご近所さんとの繋がりです。
 
うちの場合、夫のリタイア3年前から、ボランティアの地域活動で知り合いが増え、少しずつ村人に受け入れてもらった感があります。それでも、ここに生まれ育った村人達から見れば、私たちは、まだまだ都会からきた新参者のエイリアンです。
 
考え方や行動様式、常識も異なるし、これまでの関係性も地縁・血縁もないからこそ、こちらから積極的に、地元の方たちと交わるように心がけてきました。
 
おすすめは、地元の人が集う居酒屋や喫茶店など、行きつけの店を作ること。そこで店主や常連さんと顔見知りになると、ネットでは得られない生の口コミ情報が得られるし、こんな人が新しくやってきた、と相手も安心しますから。
 
さいごに、田舎暮らしのコツとして、大切なことがあります。これはとくにデュアル生活中や軸足を田舎に移している期間に鍵となります。
 
それは、大地に根ざして暮らすこと。
 
旅行者のようなお客さん感覚ではなく、また、田舎に別荘を持つのでもなく、ホームベースが2つあってどちらも和が家という、地に足をつけた感覚を持つこと。その安定感をいかに創り出していくかということです。
 
私の専門、ヨガ的やさしい暮らし方であるアーユルヴェーダから説明すると、移動をすることは、ヴァータという風のエネルギーを増大させます。
 
風のように動けるのは、自由です。ただ、いつも移動ばかりで忙しくなってしまうと、自由さが裏目に出て、不安感が増したり、体調を崩したり、ストレスを貯めてしまうことがあるのです。
 
「空を飛び回るエイリアンから、地に足をつけた生活者に変身するには、どう環境を整えたらよいか」が課題になります。
 
家族がいるなら、こまめに話し合いましょう。互いの仕事や子供の学校のことなど、数年後の理想の在り方を視野に入れた家族会議も、不安を取り除くために必須です。
 
そして、このプロセスを愉しんでください。体験して初めて分かることもある。やりながら修正していくことも大切です。
 
最後に試行錯誤といえば、この半年、自主おこもり田舎生活で実感したことがあります。
 
この7年間、毎週の移動が、個人的にじつは負担となっていたようです。ロンドンとコッツウォルズ間の往復6時間の移動がなくなった今、ゆったりと地に足をつけた気持ちです。
 
遠くからでも仕事ができるネット環境に感謝しつつ、コロナ収束後の在りたい生活スタイルを、色々と思い描いています。
 
さて、この記事は家族の個人的な例ですが、都会を脱出したいとお考えのあなたのために、何かのきっかけになれば幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました。
 
 
 
 
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2020-10-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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