メディアグランプリ

続ければ続けるほどはまる「モーニングノート」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:住山 鈴香(ライティング・ゼミ特講)
 
 
手書きが苦手だ。
 
今年こそはと手帳を新調するも1ヶ月もたたないうちに、脱落。日記も続かない。そんな、手書きが苦手な私が最近続けられていることがある。
それがモーニングノート。
 
モーニングノートとは、アメリカでベストセラーの自己啓発本、“いくつになっても「ずっとやりたかっとこと」をやりなさい“という本で紹介されている願望達成のための自分を見つめ直す内観ワークの1つで朝日記のようなものだ。
 
このモーニングノートのルールは、①毎朝行う ②朝一番に行う ③必ずノートに手書きで書く ④ノートはA4 ⑤1日3ページ書く(ここは自分のできる範囲でと、私の場合は毎朝30分と時間を決めてやっている) と、とてもシンプルなワークだ。
 
そして、何を書くかというと、朝一番の思考の流れ、つまり思いついたことを思いついたままに書いていく。そうすることで、自分が何を考えていて、何を悩んでいるかなど、思考を整理し、思考のゴミを捨てるという意図があるのだ。
 
私は、10月1日からこのモーニングノートを始めた。実際、思考の流れを書いていくと、今日やることや、モヤモヤや心配ごと、ワクワクすることなど、ランダムにたくさんのことが浮かびそれをただひたすらノートに書いていく。ノートは自分のために書いているので、人には見せてはいけない。そのため恥ずかしいことがないのがいいところだ。
 
そして不思議なことに書いていると、自分の本当の想いが整理されて、大きな気づきになるようなこと起こるのだ。続ければ続けるほどはまってきている。そして、今、ちょうどノートを書き始めて1ヶ月がたった。
 
モーニングノートを通して、私の一番大きな気づきは夫との関わり方を見直すことができたことだ。
 
夫と大喧嘩をした翌朝、夫に対する怒りと猛烈な苛立ちで、ノートに夫への文句を書き連ねた。モヤモヤを吐き出すことで気分がスッキリするという効果もノートにはあるが、しばらくすると、私は、夫はなぜ私に怒ったのか?という原因探しを始めていたのだ。
 
この時の喧嘩の原因は、一緒にパフェを食べに行った時に、夫に「このお店どこで知ったん?」と聞かれたことに対して、私が面倒臭いと思い「知らん」と答えたこと。
このやりとりは会話として成立していないし、そもそも私が連れて行ったお店なのだから、知らないはずはないのだ。
私が適当に放ってしまった一言が火種となり、夫から「そんな難しいことを言ってるわけではない。ちゃんと会話をしてと」と怒りをぶつけられたというわけだ。そのことに対して、私は夫を高圧的だと責め立てて喧嘩に発展したのだ。
 
なぜ、私は「知らん」と言ったのか? なぜ、面倒臭いと思ったのか? をノートにどんどん書き出していった。すると、私は夫を常に機嫌が悪い人だから下手なことは言ってはいけないと思っていることが分かった。さらに、なぜ夫は機嫌が悪いのかを書いていくと、夫が機嫌が悪いのは事実ではなく、機嫌が悪い人であると私が設定していること、そして、夫に嫌われたくないという自分がいることに気づかされたのだ。
 
“嫌われたくない”、“期待に応えたい”、その想いが強すぎで、期待に応えられない自分が怖かったのだ。全てを「知らない」、「分からない」ことにしたら、そもそも期待に応える土俵に上がらなくてよいと思っていた。期待に応える土俵に上がらないために、私は夫の話をちゃんと聞かないし、すぐに「知らない」、「分からない」と反射的に言ってしまっていたのだ。この私の無意識の防衛でやっていたことは、夫をひどく傷つけていたのだ。
なのに、私は、夫が高圧的だと責め、全ては、そんな夫が悪いと思っていた。しかし、全ての原因は私だった。
 
ノートでの気づきは、今まで見えていたものを変化させた。
夫をいつも不機嫌な人だと設定していたからそう見えていただけで、夫は全く平穏だった。それまでは、不機嫌だから気に触ることを言わないように過度な意識をしていたけれど、それも私の勝手な思い込みからのことだった。それが分かると、私自身がとても自然体でいられるようになった。
 
自然体でいられるようになると、今までちゃんと聞いてなかった夫の話も普通に聞け、きちんと会話ができるようになっている。ノートで、気づいただけで、特に努力をしたわけではない。自分で自分を知ったことがもたらした変化だ。
 
ノートを書くことで心の奥底が現れてくる。自分の本心に恐れを抱くこともあるし、痛い自分を知ることもある。でも、閉じ込めたままの自分を開放してあげることは自分への一番の優しさだと思う。
 
モーニングノートには、前向きになれたり、自信がついたり、思いつかなかったような閃きが起こることなど、他にもたくさんの効果がある。
 
毎朝の手書きのモーニングノートは、続ければ続けるほどやらずにはいられなくなる。ぜひ、まずは3日間試してみませんか?
 
 
 
 
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2020-11-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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