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メディアグランプリ

月と太陽はインプットとアウトプットだった


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:Toshiya Yamada(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「全集中 水の呼吸 壱の型 水面切り。シュバッ」
 
最近は毎日、鬼殺隊士になり切った子どもに見えない刀で切られている。
そう今、映画が大ヒットして話題の「鬼滅の刃」に夢中なのだ。
 
鬼滅の刃では、鬼の幹部を「十二鬼月(上弦組と下弦組)」、対する人間側の鬼殺隊の
使う対鬼専用の刀を「日輪刀」と言い、月と太陽をモチーフにしている。
 
ストーリー上、敵と味方を対比するための区分なのだが、鬼側を月、人間側を太陽で表すことはとても象徴的だと思った。
月と太陽は、対照的なものとして表現されることが多い。静と動、陰と陽、内向的と外交的のように、月には常に暗さがつきまとうイメージなのである。
 
またエネルギーの流れでいうと、太陽は外側に向けてなので、「アウトプット」のイメージ。
月は内側に向けての流れとなり、「インプット」のイメージだろうか。
 
冒頭から鬼だの陰だの言ってしまったが、僕は典型的な「月タイプ」だ。
暇さえあれば本ばかり読んでいるし、人前に立った入り何かを表現する事は苦手で必要がなければずっとだまって考えている方が性にあっている。
また、日光浴よりも月光の下の方がリラックスでき好きな時間なのだ。
 
そして、これまで僕は「インプット」ばかりで「アウトプット」は苦手だからとできるだけ避けてきた。
新しい知識や知らなかったことを知るのがどうしようもなく面白かったこともある。知りたいことはいくらでもあって、毎日のようにAmazonから届くの本に囲まれて満足していた。
 
「本当に、おとうさんは本が好きだねえ」
と家族には半分あきれられていたが、変な趣味に走るよりは良いと思われていたのか、好きにさせてもらっていたので、どんどんその傾向は強くなっていたのである。
 
きっかけは緊急事態宣言が出されて、外出が制限されたことだった。あれだけ外に出たくなかったのに、ダメと言われると何かモヤモヤして引っかかるものがあった。
そんな中で本を読んでも、集中できない日が続いていた。僕にとってはとても珍しいことで、自分でも一体何をしたいと思っているのか分からなかった。
 
だめと言われるとやりたくなるという、あまのじゃくのような気持ちなのか、もしかすると
「できないから」とか「向いていないから」とあきらめていたけど、本当はやりたかったことが、もしかするともう出来なくなるかもしれないというあせりだったのか。
 
そしてある日、それは突然やってきた。
「よし表現をしよう」
何の前触れもなくそんな言葉が頭に浮かんだ。いや聞こえたような気がした。
 
そのアイデアは何かとても大事なもののような気がしたが、何せインプットばかりで
アウトプットをほとんどしてこなかったためどうして良いかわからない。
 
ともかく思いついた事はどんどんやってみることにした。
 
ブログを開設して書いたり、ずっと読むだけだったSNSに投稿してみた。
久しぶりに東京の友人に手紙を書いた。公募されていた、エッセイのコンクールに
応募した。ライティングゼミに申し込み課題を出して、フィードバックをもらった。
会社でも、産業医と臨床心理士と自分の経験や知識を踏まえ議論したメンタルヘルス対策に人事的な観点を加えた職場環境づくりについて、職場上司に対し提案して回ったりした。
 
途中でアウトプットの事をもっと知りたくて、アウトプットの勉強もした。
コロンビア大学の研究によるとインプットとアウトプットのバランスの黄金比は3:7ということだ。インプットをしたら、その2倍以上のアウトプットをすると学習効果を高くすることができるそうだ。
得た知識をアウトプットしないと知識としても残らず、ただ「本や資料をたくさん読んだ」という自己満足で終わってしまう。
そして、さらにアウトプットに対してフィードバックを受ければさらに成長につながることになるのである。
 
なるほどと思った。インプットを重ねてアウトプットをするのではなく、アウトプットする内容について調べたり補足したりするためにインプットを行う。そうすると、その分野の知識が体系的に身につくことになるという事が実感できたのである。
 
自分自身の経験値を上げ成長するためには、インプットとアウトプットのバランスを考えること。それはアウトプットを多くすることと言うことはわかった。
 
それを理解した上で、趣味としては純粋にインプットを楽しむ時間を持つことも良いのではないかと今は思っている。
 
「全集中 雷の呼吸……」
また、子どもが狙っている声が聞こえてきた。
さて次は、子どもに「上手な集中の仕方」と「いろいろな呼吸法」について、アウトプットしようか。
 
***
 
 
 
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

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2020-11-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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