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アクセサリーひとつで人生が変わるからくりとは?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:おおつかよ (ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「うわ〜、素敵なピアス!」
 
久しぶりに出かけたショッピング中、たまたま通りかかったアクセサリー売り場で私はショーケースの前で釘付けになりました。
 
パールほどの大きさの、まん丸で、絵の具のような黄色の、ガラス玉のピアス。
 
その姿にとても心が惹かれてしまったのです。まさに、一目惚れです。
 
この出会いをどうするべきか? 高級な値段ではありませんが、想定外の出費になるのは否めません。息を吸って自分を落ち着かせました。「色も形も大きさも、すべて好き!なかなか無いデザインだし、買えない値段じゃない……」私は自分のカンを尊重し、一瞬で恋に落ちたそのピアスを手に入れました。
 
家に帰ってピアスを自分の耳に着けてみると、思ったとおり! すごく良い! ただ1つ、気になることがあるとすれば、それは私の髪の毛が耳より長く、ピアスが隠れてしまうことでした。ミディアムボブの長さではピアスの存在を感じさせるスタイルができません。
 
手っ取り早く髪を耳にかけてみますが、私の耳の形と髪質では収まりが悪く、肩が凝ってしまいそう。結んでアップにするにはまだ短い。「耳が見えるようにショートにしようかな!」思い立ってすぐ、美容室の予約をしました。
 
髪を切る理由が、ピアスを見せたいから、というのはおかしいでしょうか? お気に入りのピアスが見えたら気分がアガるし、鏡に映る自分を見て元気が出るし。誰かに褒められたいというよりも自己満足なのだと思います。お気に入りのピアスを着けている、という状態が気持ちいいのです。
 
周りの人は、ピアスが見えることよりも髪を短く切ったことに気づいてくれて、「似合うね」とか「かっこよくなったね」とか、さまざまな感想を言ってくれました。褒められて嬉しくない人なんていないと思いますが、私も例外ではなく、それらのお世辞込みの言葉をいただいて調子に乗り始めました。
「何を着たらもっとカッコよく見えるだろう?」ピアスを見せるためにショートカットにしてボーイッシュになった自分。そんな自分をもっと良く見せてくれるものを求めるように、少しずつ考え方が変わってきました。
 
ショートカットにしたことで、今まで着ることをためらっていた花柄のワンピースやフリルが付いたブラウスを着こなせるようになって、楽しさの幅が広がっていきました。服装でカッコイイ感を出したり、優しい感を出したり、気分に合わせられるようになると、朝、玄関を出た時からウキウキが溢れてきます。爽やかな気持ちで一日をスタートすることができるようになったのです。
 
私は長い間ファッション業界で仕事をしています。春夏、秋冬のシーズンをとおして、洋服・アクセサリー・靴とも数多く目にするので、「いいな。欲しいな」と思うものに誘惑されることも少なくありません。けれど、一目惚れのように瞬間的に「これだ!」と感じるものに出会うことは本当に稀なのです。
 
そのヒラメキのように一目惚れしたピアスは、その存在を主張させたいと思う気持ちが私に髪を切らせ、それに似合う服を求めるようにさせ、着こなしの幅が広がることで私を前よりずっと幸せな気持ちにさせてくれました。
 
ピアスの力は、それだけではありませんでした。
 
このピアスに出会ったころ、キャリアアップのために管理職のポストを狙って転職活動をしていました。社内でも人事へ希望を出したり、プロジェクトごとのリーダーへ挙手したりしてもなかなか通らず、ヤキモキした気持ちで過ごす日々が続いていました。
 
髪を切る前のミディアムボブは、長さを微調整しながら5年以上続けていたヘアスタイルでした。カットするたびに考えるのが面倒になり、美容師さん任せで「いつものように」とオーダーし、日々の手入れが楽なように切ってもらっていました。その分、服装の雰囲気も5年以上大きく変わることがなく、私のイメージとして定着していたのです。
 
ピアスのおかげで髪を切り、「いつも」の私から抜け出した雰囲気を醸し出せるようになりました。その変化を素直に自分自身で楽しんでいると、周りからかけられる言葉にも変化を感じるようになりました。「最近、頼られるようになってる……?」
 
それからしばらくして、所属している会社の史上最大規模と言われるビッグプロジェクトのリーダーに選ばれました。それをきっかけにヘッドハンティングされ、今は他社で管理職に就いてやりがいのある日々を過ごしています。
 
一目惚れしたピアス。それから広がった世界が私の人生を変えてくれました。好きなものに忠実であることが、幸せを呼び寄せるのだと信じています。
 
 
 
 
***
 
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2020-11-30 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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