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「豆シール」からみるわたしの成長

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:mayu(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「突然ですが、みなさんが一番好きなコーヒーショップを教えてください。」
 
そうたずねられたとき、真っ先に思い浮かぶお店はどこですか?
 
やはり王道のスターバックスコーヒーでしょうか?
 
それともおしゃれでこだわりの強いブルーボトルコーヒー?
 
もしかするとお近くの純喫茶を想像される方もいらっしゃるかもしれないですね。
 
私はというと、迷わず頭に浮かぶコーヒーショップが一つだけあります。
 
それは、「コメダ珈琲」です。
 
コメダ珈琲は、愛知県名古屋市発祥の全国各地に展開している大型珈琲チェーン店です。
 
全国にファンも多く、ファンクラブなんかもあったりするそうです。
 
実は私がコメダ珈琲に魅力に気付いたのはほんの2か月前の出来事で、
 
まだコメダ珈琲LOVERになってからそんなに日が経っておりません。
 
ですのであまり偉そうにコメダ珈琲について語ることはできないのですが(笑)
 
そんな私でもたくさん語ることができるくらいコメダの魅力は溢れています。
 
たとえば、茶・オレンジ・緑の三色からなる三角屋根が特徴的な昭和レトロを思わせる外装。
 
全席に置いてあるふかふかの赤いソファ。
 
おいしいコーヒー。
 
いいところを挙げるときりがないのですが、そんな中、私がコメダ珈琲を愛してやまない最大のポイントは「豆シール集め」にあるのです。
 
(え? 豆シールってなに……?)
 
そう思われた方たくさんいらっしゃるかと思います。
 
コメダ珈琲で豆乳入りのコーヒーを注文すると、漢字で一文字「豆」と書かれた1センチ四方のシールがカップのどこかしらに貼られています。
 
私はそれを勝手に豆シールと呼んでいます。
 
おそらく注文の品を配膳する際に、お店のスタッフが普通のコーヒーと豆乳入りのコーヒーを見間違えないようにするための目印になっているでしょう。
 
(他にも理由はあるのかもしれませんがあくまでコメダ珈琲初心者の私の推測ですのでご了承ください)
 
それはさておき、私はコメダ珈琲に行くたびに決まって「豆乳オーレ」を注文し、
 
そのカップに貼ってある豆シールをそっとはがし、自分のノートの中表紙に貼り付けることがひそかな楽しみとなっています。
 
実はこの行為は、「ラジオ体操のスタンプ集め」のようなものなのです。
 
それはどういうことか。
 
みなさんは小学生の夏休みに同年代の子たちと家の近くの広場や公園に集まり、
 
ラジオ体操をした経験はありますか?
 
私の地元の小学生は、みんな首からスタンプカードをぶら下げ、一回ラジオ体操に参加するごとに地区の班長からスタンプを1つ押してもらうことができたのです。
 
そのスタンプ欲しさに、毎朝眠い目をこすりながら頑張ってラジオ体操の開催場所に通い詰めました。
 
夏休み前は真っ白だったスタンプカードが、夏休みの終わりごろにはスタンプで埋まっており、達成感を感じ、すこしだけ自分の自信につながった経験の一つです。
 
当時の私にとってそのスタンプは自分の頑張りを認める「小さな勲章」でした。
 
豆シールは私にとってそれと同じことなのです。
 
私はコメダ珈琲に行くとき、決まって気になる本を1~2冊持参するようにしています。
 
もともと読書は苦手だったのですが、2020年の春から社会人1年目がスタートした私は
 
すこしでも自分の仕事の分野について勉強しなければならないと焦りを感じ読書をすることに決めたのです。
 
ですが、家で本を読もうとしても、
 
ついついスマホに手が伸びたり、布団に吸い込まれたり……
 
(こんなことではだめだ。少しでも読書環境を変えてみよう……!)
 
そう思って選んだのが家の近くにあるコメダ珈琲でした。
 
そこで「豆乳オーレ」を注文し、本を開いて読み進めると
 
気付けばなんと1冊読み終えていたのです。
 
それはゆっくりと快適に過ごすことができるコメダ珈琲の環境によるものなのか、
 
はたまたその時たまたま自分の集中力が続いたのかわかりませんが……
 
ともかく1冊読み終えることができたことへの感動でいっぱいになっていたとき、たまたま注文していた「豆乳オーレ」に貼ってあった豆シールを発見しました。
 
それをなんとなく自分の手持ちのノートに貼ったとき、
 
それがなんだか小さな「勲章」に見えたのです。
 
自分の頑張りが、自分の成長が目に見える指標となって現れることの喜びをこの豆シールの中に見出した瞬間でした。
 
それ以来、週1回休日の午後、気になる本を持ってコメダ珈琲に通うようになりました。
 
(最近は緊急事態宣言もあり、外出自粛を余儀なくされていますので通うことができないのが残念です……)
 
今では、ノートに全部で9枚の豆シールが集まっています。
 
小さな豆シール9枚分だけちょっぴり成長できたのではないでしょうか。
 
これからも豆シールの数だけ成長し続けていきたいと強く思っています。
 
まぁ、たまには違う飲み物も注文してもいいかもしれませんが(笑)
 
みなさんも豆シール集め、始めてみませんか?
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

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2021-01-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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