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メディアグランプリ

ちょっぴりいじめられっ子だった小学生男子が、機転きかせて反撃。 ―さりげなくリビングに置いておきたい、わが子を 勇気づけた2冊―


*この記事は、「リーディング・ライティング講座」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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青柳まみ(リーディング・ライティング講座)
 
やせっぽっちで小さな身体。
足は遅くて、ビリ。
ボールを投げても、ヘロヘロと前に落ちるだけ。
超インドア派のメガネ男子。
かといって、とびぬけて勉強ができるわけでもない。
小学生時代の息子はこんな感じでした。
 
マンガに出てきそうですね。
やんちゃな同級生に、からかわれたり、ちょっかいをかけられたり。
やはり、息子もちょこちょこと、いろんな目にあっていたようです。
 
ある時、
〝最近、やたら筆箱の消しゴムがちぎれてるな″と気になって
どうしたの?と聞いても、さあ、とそっけない返事しかありません。
 
それから少しして
学校から帰った息子が、めずらしく話し始めました。
 
このところ、同級生のA君が、消しゴムを貸してくれと持っていく。
で、必ず消しゴムがちぎれたり欠けたりして返ってくる。
貸すのはいいけど、ちぎれてるのは困る。
やめてほしいと言っても、やめてくれなくて。
今日も、貸した消しゴムが、ちぎれて返ってきたから、
ちょっと反撃してみた。
 
反撃?
どうやって??
息子の反撃とは、A君へのたった一言。
 
息子「これ、先生から借りた消しゴムだったんだよね、一緒に謝りに行ってくれる? 」
A君「 …… 」
 
たった一言の反撃は、効果バツグンだったようです。
A君はヤバイ!という顔になって、黙ってしまったそうで。
 
それで、どうなったの?
 
A君が、ちょっとかわいそうになったから
「うそだよーん」って言ってあげた。
 
笑って話す息子に、柳のようなしなやかさを感じました。
その日を境に、消しゴムがちぎれることはなくなったようです。
そして、このしなやかさは、あの本の影響だ!とピンときました。
 
勇気づけ本1
「グレッグのダメ日記」シリーズ
ちょうどその頃、息子があけてもくれても読んでいたのが「グレッグのダメ日記」。
世界中で人気の、アメリカの児童書です。
中学生グレッグが、粗野な兄ちゃんやハチャメチャな同級生に囲まれて、
とんでもない事にまきこまれたり、理不尽な目にあったりする。
そんな日々を、グレッグは冷静に、時には皮肉をこめて、日記に書き記す。
 
腕っぷしは弱いグレッグだけど
知恵を使っていじめっ子をうまくかわしたり、トラブルを切り抜けたりもする。
非力なら非力なりに、サバイバルの方法がある!
正面対決をしなくとも、一矢報いる方法がある!
息子は、この本からそんな勇気をもらったようです。
 
ちなみに、今でも、最新刊が出たら必ず買って読んでいます。
もう中学生だけど。
まあ、いいか。
心の友、グレッグ。ありがとう!
 
もう1冊、心当たりのある本があります。
それは、
 
勇気づけ本2
「いじめられっこの流儀」知恵を使ったいじめっ子への対処法
 
小さいころはおしゃべりで、なんでも親に話してくれていた子も、
学年があがるにつれ、学校でのことを話さなくなったり
友達関係でトラブルがあっても、親に知られるのを嫌がったりしますね。
 
うちもそうで、
正面から、最近学校どう?と迫っても
「フツー」と言って逃げられるだけ。
 
いずれにしても
子どもが、トラブルや悩みに出会うたびに
親がなんとかしてやり続けることはできない。
子どもはこれから先、何度もトラブルや悩みに出会うだろう。
大切なのは、出てきたときにどうするか。
だから、子ども自身がトラブルや悩みに立ち向かっていける力を育てたいと願います。
 
その力を育てるための手段は、いくつもあると思います。
そしてやはり、読書は最強の手段になるのでは、と思います。
 
でも
正面から、この本はすばらしいから、さあお読み!と子どもに差し出しても、
無言で立ち去られるだけ。
 
なので、
うちはリビングのカウンターが、さりげなく「推薦図書」コーナーになってます。
もちろん、息子には言ってません。
あくまでも〝親の読みかけです~″みたいな感じで
その時々で、息子が読んでくれたらいいな、と思う本を平置きしています。
 
目につきやすいところに、手に取りやすく置かれているので
息子もぱらぱらと見ています。
気が向いたら、そのまま読みふけっていることも。
性教育の本とか、片付け下手さんの本とか、インターネットとの付き合い方本、とか、
親チョイスで好き勝手に置いてます。
そんなリビング「推薦図書」の中の1冊が
勇気づけ本2 「いじめられっこの流儀」知恵を使ったいじめっ子への対処法、でした。
 
これは、すごい本ですよ。
大人が読んでも、おもしろいです。
アメリカの心理士が書いたこの本には
悪意のある言葉やからかいを行う「いじめっ子」に対して、
いかに「いじめられっ子」が頭を使って対処するか、
その方法が満載です。
 
その方法は、「金塊探し」「ゲームにつきあう」など、簡単なネーミングながら
その背景にある理論は、まさに心理療法の世界。
この本は、大人の「困った人」への対処にも使えるなと思います。
 
その後息子は、小学校を卒業するころには
学年一ともいえる、暴れん坊B君と仲良しになっていました。
どうやってそんな関係になれたの?と聞いたら
 
みんながB君を怖がって何も言えない場面でも、
「ぼくは、いやだ」と意見を言ったり
B君はなんでこんなことを言ったりやったりするんだろう、って考えたり
実はゴミを拾っているとか、B君にもいいところあるから、すごいね言ったりしてたら
B君から話しかけられるようになって、仲良くなっていたそうな。
 
息子がB君にしていたことは
まさに「いじめられっ子の流儀」の本にあった
「意地悪全般」「アイ・ステートメント」「逆行の法則」の知識や技術でした。
 
これからも 勇気づけ本が、3冊目、4冊目と増えていくとよいなと思います。
息子から「推薦図書」が届く日が来るかも。楽しみです。
 
 
 
 
***
 
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2021-02-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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