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心のトリセツ本、ここにあります ~爆笑を添えて~


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:江見晴美 (ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
予め、お断りしておきますね。
 
この本、読んでいると、爆笑してしまいます。
 
「心理セラピー本」なのに。
 
笑っている姿を見られるのが恥ずかしい方は、読む場所にご注意いただければと思います!
 
(個人的には、天狼院書店さんのイートインスペースは大アリだと思います。本について、楽しくお話できる場所だから)
 
この本のタイトルは『正しく悩む技術 「なんとなく……つらい」あなたを救うヒント』(実務教育出版)と言います。
 
著者は、心理セラピストの杉田隆史さんです。
 
ご参考までに、杉田さんのお姿をご紹介させて頂きますと、とても背が高くて、体格もがっしりされていて、そしてまばゆいばかりの丸刈りヘアーをされています。(!)
 
でも、素朴で優しさにあふれた、癒し系のおじさまなんです。
 
実は杉田さん、30代半ばまで職場で使い物にならない扱いを受けたりなどと、とても生き辛かったそうなんです。
 
1年近く家に引きこもり、お酒を飲んでばかりだった時期もあったそうなんです。
 
さて、そんな杉田さんの本をおススメする理由をご紹介したいと思います。
 
それは、「悩んだときにどうしたらいいか」が具体的に書いてあるからなんです。
 
単語の意味が分からないときに調べる「辞書」のような感覚です。
 
「今自分がどういう状況に置かれているか」を解説してくれる心理学や哲学の本って、けっこうたくさんあると思うんです。
 
けど、じゃあそこから一歩前に踏み出そうと思ったとき、「どうすればいいんだろう?」って戸惑うことないですか?
 
頭の中が「???」で埋め尽くされた状態というか。
 
「悩み方」を、例えば学校で学んだことって、恐らく無いと思うんですね。
 
「自己流」で悩んでいるんだと思います。
 
自己流で上手くいっているときは良いんですけど、人生100年時代、自己流だと「事故る」場合がないとは言い切れません。
 
そんなとき、「トリセツ」があったら頼もしいと思うんですね。
 
この本には、心や悩みの解説だけでなく、悩みを整理整頓する方法や、心がよどんだ状態から意識を切り変えるコツが書かれています。
 
タイトルの通り「技術」なので、誰もが取り組めます。
 
私がおススメする理由はもう一つ、とにかく笑ってしまうんですよ。
 
ご本人も意識して書かれているそうですが、居酒屋でウダウダ話しているようなテンションです。
 
たま~に「アイタッ!」と痛みを感じるお話もあるかもしれません……
 
けど、フォローの説明がちゃんとあります。
 
痛みの後に目的がはっきりしてくるから爽快ですよ!
 
それと、挿絵が非常に面白いんです。
 
挿絵から杉田さんの愉快なキャラクターがバシバシと伝わってくるんです。
 
また、本の内容をだいたい読み取れしまう位、本質を突かれた挿絵なんです。
 
(ほんと、ぜひ見て頂きたい!)
 
真面目な顔をして読むセラピー本も良いんでしょうけど、笑いながら、次のページを見ることが楽しくなる本もアリだと思います。
 
この本に出会うまでに、私が読んできた心理学の本には、「ありのままでいいですよ~」と書かれていることが多かったです。
 
この言葉、安心感が得られる感覚はあったんですけど、でも、どうももの足りなさを感じていたんです。
 
大海原に放り出された感覚になるというか、もう少し背中押してほしくなっちゃうというか……
 
でも、次の杉田さんのプロローグの言葉に救われたんです。
 
“この本では、全面的に「ありのままでいいですよ~」のように、ただ放っておくことはありません”
 
やっと、出会うべき本に出会えた、と思いました。
 
この言葉を読んで、心にエネルギーが満ちていくのを感じました。
 
また、悩みに支配されることが少なくなった実感もあります。
 
今までずるずるもやもや悩んでいた人間関係への理解がするりと進んで、心がすーっと楽になったんですね。
 
どうやら「技術」を習得することができたみたいです。
 
読み終えたころには、笑ってほぐれた温かい心の存在に気づき、そして心に対する理解が深まっていると思います。
 
捉えにくい「心」というものが「言語化」されているんですね。
 
そして、「あ、今日からこれやってみようかな」と具体的な行動が頭の中に描かれているんじゃないかなあと思います。
 
この本は、そういったところにもアプローチしてくれるんです。
 
私は、杉田さんが苦しみの中から編み出してくださった「技術」に感謝するとともに、
 
『正しく悩む技術』を本物の心理セラピー本としてぜひおススメしたいと思います。
 
きっと、あなたの「活かし方」が見えてきますよ。
 
 
 
 
***
 
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2021-02-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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