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私が「小さいノート」を使う理由


*この記事は、「リーディング・ライティング講座」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:大村沙織(リーディング・ライティング講座)
 
 
「スマホでしょ、財布でしょ、手帳でしょ…」
 
出かける直前の持ち物チェックの時間。
うっかりさんを自認する私には欠かせない時間だ。
何せ電車で出かける予定にしていたのに、前日にチャージまで済ませたSuicaを忘れたりするのだ。
出先でモノがなくてがっかりするという経験をしないためにも、念には念を入れる。
 
「お弁当、ハンカチ、ハンドクリームに……おっと!!」
 
慌てて枕元に置いていた薄いノートとボールペンを鞄に入れる。
危うく置いていくところだった!!
「小さいノート」、半月前から新しく持ち物に加わった新入りだ。
 
このノートを使うようになったのは「時間をもっと大切にするための小さいノート活用術」という本を読んだことがきっかけだった。
この本を購入した理由は2つある。
1つ目がタイトルの「時間を大切にする」というフレーズが気になったから。
昔からノート術の本が好きで、いろいろ試しては挫折を繰り返してきた。
コーネルノート、東大ノート、マッキンゼーの「空・雨・傘」フレームワークにバレットジャーナル…有名どころは試してきたつもりだ。
それらの多くが強調しているのはノートで思考力を磨くことや、頭の中を整理することで、時間に関するものは見つけられなかった。
ところがこの本では「あなたの時間を取り戻す」ことが強調されており、目新しく映ったのだ。
ノートと時間の使い方が一体どうやったら結びつくのか、純粋に好奇心が刺激された。
そして2つ目が「世界で1番“気楽な”ノート術」という帯のパワーワード。
先述の通り数々のノート術にトライし、使いこなせず打ちのめされた経験を持つ私にとってはとても心惹かれるフレーズだった。
どれだけ気楽なのか、確かめてやろうじゃないか! と試すような気持だった。
 
いざ本を読んでみるとメソッドはとてもシンプルで、小さいサイズのノートを持ち歩いて、To doリストや買い物メモ、思いついたアイデアなどを何でも書きつけていこうというものだった。
ノートは小さくすることで携帯性を上げ、その場で書けるスピード感や手書きによる情報量の多さ(たとえば勢いや熱量など)を重要視すべきだと、著者の髙橋拓也さんは力説している。
 
「中身に何を書くかよりも、気軽に、たくさん開くことが一番大切」
 
髙橋さんのこの言葉に、どれだけ救われたことか!!
これまでがんじがらめにフォーマットに縛られていた自分が解放されていくような気分になり、私の中の髙橋さんへの好感度ゲージがぐぐっと上がった。
 
また髙橋さんはウェブマガジン「毎日、文房具。」の代表兼編集長という肩書をお持ちで、文房具のすばらしさを日本中、世界中に発信することがライフワークである。
それゆえノート本体への思いも相当強く、髙橋さん自身は「小さいノート」を「散漫な思考を、スムーズな行動につなげるための、生活の踊り場」と表現している。
ノートを「相棒」、「パートナー」、「秘書」などの言葉で語る人はたくさん見てきたが、こんな素敵な言葉をノートに与えられる人は、なかなかいないのではないだろうか?
私の中での髙橋さんへの好感度が、またまた上がった。
更に髙橋さんの熱は文房具だけでなく、日本と同じく文房具がブームになっている台湾にも向けられている。
好きすぎてクラウドファンディングでオリジナルノートを作ったり、台湾美食倶楽部を立ち上げたり、その行動には「狂」がこもっているとしか思えない。
それらは全て彼の「小さいノート」に書いてきたことであり、実現できたのも「小さいノート」のおかげだと公言している。
 
「やりたいこと、好きなことにフタをせずに、無為に過ごしていた時間を取り戻す。そうした心強い味方として、小さなノートを常に携えてみてください」
 
「タイトルの『時間を大切にする』とはそういうことか」と腑に落ちると同時に、私はここでも髙橋さんの熱を感じた。
「好きという気持ちにフタをしたくない、好きなものを全てとことん満喫したい」という情熱が、行間から肌でびんびん感じられるほどに溢れてきていた。
「やりたいことを全部やろうと欲張ることは悪いことではない」というメッセージもそこからは読み取れ、「仕事も趣味も、新たなことに挑戦したい!」と贅沢な私にとっては共感の嵐だった。
こうして私は見事に「小さいノート」を使ってみようという気になったのだった。
 
使うノートにルールはないとのことなので、試しに手持ちの薄いノートを使うことにした。
日付と、思いついたことをとにかく何でも書くというルールを決めてから、早くも2週間が経とうとしている。
その間にあった良いことは、下記の通りである。
 
・ノートに書きとめたアイデアをもとに書いたライティングの記事がwebに掲載された(2本も!!)
・仕事の資料の下書きをノートに書いてから作成するようにしたら、「資料が分かりやすくなった」と褒められた
・食べたいと思ったものを書き留めておくことで食事の献立が決めやすくなり、週末の買い出しで迷う時間が減った。更に食材の無駄もなくなり、使い切れるようになった。
 
どうやら効果は抜群のようで、味を占めた私にとって、今や「小さいノート」は必需品だ。
これからも使い続けて、更にその恩恵を受ける気満々である。
 
実を言うと、今書いているこの原稿も「小さいノート」のメモを見ながら生まれたものだ。
果たしてこの原稿は掲載となるのか―?
「小さいノート」の真価が、今こそ問われる。
 
 
 
 
***

この記事は、天狼院書店の「リーディング&ライティング講座」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミ、もしくはリーディング&ライティング講座にご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

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2021-03-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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