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「ニートにはアンチエイジング効果がある?!」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:小島雄也(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 

「うわっ! びっくりした!」
街を歩いているといきなり人が現れた。じーっと見られている。この人はいくら何でも見過ぎじゃないのか? 恐い。知り合いなのか? いや……。しっかり見たら鏡に映った自分だった。大分ボケている。最近特にパソコン仕事が増えたからなのか目も霞んでいるようだ。そのまま、鏡に映った顔をしばらくみていた。周りに人がいなかったので1分ぐらいは見ていたのではないかと思う。決してナルシストというわけではない。むしろ、あまり自分の顔は好きではない方だ。なぜこんなに見ていたかというと、以前に娘からショッキングなことを言われたからだ。
 
「パパ、おじいさんみたい」
 
パパおじいさん、パパおじいさん、パパおじいさん……。頭の中で言葉が反響した。無邪気な笑顔で言われたので余計にショックだった。子供は正直だ。しかも的確だ。その日から自分の顔が気になり始めたのだ。そのときもいきなり鏡が現れて驚いたというよりも、別人が映っているようでびっくりしたのだった。
 
「何か老けたなぁ……」
 
仕事が忙しくてあまりに時間が経つのが早い。気づけばどんどん歳をとっていく。まだ少しばかり先だとは思うのだが、娘の参観日には堂々として行きたいものだ。
 
アンチエイジング大作戦をすることを決心した。
まずはだらしなく出っ張ったお腹を何とかしなければならない。思い立ったが吉日。早速24時間営業のジムに登録した。結論から言うとすぐに挫折してしまった。最初の2週間はモチベーションが高くて通えていた。しばらくすると年末ということもあり、とても寒くなってきた。通っている間に寒さで風邪をひいてしまった。こんなに衰えているなんて……。情けなくて半泣きになった。そこから徐々に遠のいていった。周りでジム通いが定着している人は殆どいない。人って電化製品のようだと思った。省エネするようにプログラミングされているようだ。そんなつまらない言い訳をいいながら何か他の方法はないかと考えた。
やはり運動は辛いので普段の食事を再考してみることにした。口から入るものだしアンチエイジングに大いに関係してそうだ。
とても辛い選択だがお酒をやめることにした。僕にとってお酒とは車に例えるならガソリンのようなものだ。仕事中にプスップスップスッと止まってしまったらどうしようかと軽く不安だったのだがいらぬ心配だった。1週間ほど禁酒したところ、羽が生えたように軽快に動けるようになった。こんな影響があるのかと感動した。久々にすっきりした朝を迎えることができた。目の下のクマもすっきりして血色が良くなり、若がえりを実感した。
ただ、すぐに問題がでてきた。体重がみるみる増えていったのだ。最初は誤差だと言い聞かせて見て見ぬふりをしていたのだが、妻から指摘を受けてしまった。
 
「いや、シンプルに食べ過ぎでしょ」
 
「……」
 
何も言い返せなかった。よくよく考えてみると、お酒をやめた分毎日ご飯をおかわりしていたのだった。体調が良くなったおかげで食欲が旺盛になったのだった。どこか改善するとどこかが悪くなる。人間の身体って難しい。
でも、おじいさんとは言われたくなかったのでもう一踏ん張りしてみることにした。
 
そこで課題になってくるのは運動である。スマホで調べているととても目を引くフレーズが飛び込んできた。
 
「痩せたければニートになろう!」
 
「えっ? どういうこと?」
 
頭の中がハテナでいっぱいになった。働かずにゴロゴロしていれば痩せるのか? そんな馬鹿な。Netflix漬けの毎日を送ればいいのか? 早速明日辞表を出すか? いや、まさか、そんなことはない。
記事を最後まで見るとその答えがわかった。ここで言うニートとは「NEAT」のことだった。働かずにゴロゴロは「NEET」だった。一文字違いで全く意味が違う。
NEATは生活でのカロリー消費のことだった。その記事によれば家事や徒歩通勤など生活で使うカロリー消費のことを指すようだった。
これならズボラな自分でもできると思った。
善は急げで翌日からニートをやることにした。普段だとバスを乗り継いで出勤するところを徒歩に変えることにした。制約をかけるためバスの定期券は家で保管することにした。
 
「はぁ、はぁ、つらい……」
 
数日で挫折しそうになったのだが、子供の顔が思い浮かび持ちこたえた。
何日を経過した頃か覚えていないのだが、全く疲れなくなった。人間の対応力は本当に素晴らしい。むしろ歩かないと気持ち悪い状態にまでなった。他にも家事を積極的にやってみたり、階段を登ったりして生活での運動量アップを意識した。習慣になった頃には体重はストンと落ちていた。肌艶も良くなりゆで卵のようになってきた。
職場の同僚からは何かカッコよくなったねと褒められた。
肝心の娘からは「パパとっても元気になったね!」
と言ってもらうことができた。こんなとき忖度しない子供の意見はとても嬉しい。格別だった。
よく世間で言われていることだかコツコツやることは改めて大切なことだと思った。
 
老化を気にされている方はアンチエイジングにニートをやってみたらいかがだろうか?
 
 
 
 
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2021-04-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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