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灯台のもとは明るかった~地元旅のススメ~


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:大附 祐貴(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 

「いや、兵庫県にこんな場所があるんですね」
30年間兵庫県で生きてきた私は、まるで子供のように感動していた。
 
京都が好きだ。
雅な雰囲気、華やかな舞妓さん、歴史ある神社仏閣……
京都の魅力を挙げつづけると、本当にきりがない。
そんな街、京都は私の好奇心をくすぐり続けてきた。
だから、京都に出向くたびに地元のガイドさんが主催するまち歩きツアーにも何度も参加して、一生懸命に勉強してきた。
 
一方で、私の地元である兵庫県は、京都の隣に位置しながら、魅力には思わなかった。
神戸はおしゃれな街、姫路にはあの姫路城がある。でも、興味が持てなかった。
 
「京都に比べたら歴史的な建造物も少ないし、特に魅力に思わないなぁ……」
 
そんなことを思いながら、ずーっと生きてきた。
 
「あーあ、京都はいいなぁ、私も京都に生まれたかったな」
京都市出身の方の話を聞くたびに、その街へのあこがれはだんだんと深まる一方だった。
 
そんなとき、普段は京都のまち歩きを企画する団体から、こんなお知らせが届いた。
「今回は、足を延ばして姫路城を案内します。奮ってご参加ください!」
 
姫路城なんて、全く知らなかった。
小学校6年生の遠足で行ったことはあるが「姫路城は池田輝政が築城して……」という簡単な歴史を勉強したぐらいしか記憶がなく、いったい何に魅力があるのか分からなかった。
 
だから、参加することにした。
 
当日、姫路駅に向かうと、ガイドさんが待ってくれていた。
 
「あっ、今日もご参加いただいてありがとうございます!」
いつも京都の街中を案内していただいている顔なじみの案内人の方だった。
 
「よろしくお願いしまーす」
さっそく、姫路城へ歩き出す。
「大手門」という城の正門をくぐった。広場の向こうに姫路城の天守閣が見えた。
「見てください。いや広い、実に広い」
確かに広いなぁとは思うが、何度か見た広場だったので、新鮮味はあまり感じられなかった」
 
「姫路城って、広大なんですよね。全国たくさんあるお城のなかでも、こんなに広いお城ってあんまりなくて……ほぼトップクラスです。で、これだけの敷地に加えて城下町の大きさも広い。多くの城が明治時代に破壊されたんですが、よくぞ現代まで残りましたよね」
 
いつも見ている風景が、当たり前のものじゃないんだなとちょっと感動した。
 
ツアー一行は引き続き足を進める。
 
「みなさん、お城の石垣が見えてきましたね~私石垣が好きなんですよ」
 
こちらも何度も眺めてきた、なんの変哲もない石垣だった。
 
「お城の石垣って大きく分けて3種類に分かれるんですよ、時代の古い順に野面積み、打ち込みハギ、切り込みハギ、って言うんです。だいたい一つの城には1種類か多くて2種類の石垣しか見れないんですけど、ここ姫路城は全国でも珍しく3種類堪能できるんですよ」
 
「へぇ~」と思った。ガイドさんが「あれが野面積み、あれが打ち込みハギ……」と指をさして説明してくれるたびに、そのなんの変哲もない石垣が輝いて見えた。
 
その後も、ガイドさんによる“熱血授業“は続いた。
姫路城の建物の瓦の模様にはこんな意味があるんだよ、だとか、姫路城の構造にはこんな深い理由があるんだよとか、小学生の頃に行った遠足では聞くことができない話ばかりで、目からうろこが落ちるというのはまさにこのことなんだろうなと思わされた。
 
帰り道に思ったのが
「やっぱり姫路城って世界遺産になるだけの価値があるんだなぁ」
と思ったのと、その魅力に全く気付いていなかった私の勉強不足を露呈するものだった。
 
その後は、京都のことももちろん勉強しながらも、
地元・兵庫県の魅力を再発見しようと思った。
よくよく調べてみたら、神戸・姫路の他にも、宝塚歌劇や甲子園も兵庫県だし、淡路島や有馬温泉、但馬牛に明石焼き……兵庫県には魅力がいっぱいあるではないか!
だから、兵庫県のことをもっと知ろうと思う。
 
最近は、県内有数の観光地でもある六甲山に登った。
「ふだん生活している神戸の街は、こんなにきれいなんだな」
と思わせる眺望を堪能したが、そういえば兵庫県の山というものを全く知らなかったことに気付かされた体験でもあった。
 
「灯台もと暗し」という、灯台は遠くのものを照らすけれど真下のことは何も見えない、というようなことわざがあるけれど、本当にそのとおりだった。
 
自分の足元を照らしながら歩く、地元再発見の旅はなんと面白いことでしょう……!
 
今の目標は「県内の隅々まで堪能してみよう」ということ。
 
「知らない魅力、知らない美味しい食べ物に、もっともっと出会いたいなぁ」
 
そう思わせてくれた、姫路城での一日だった。
 
 
 
 
****

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2021-04-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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