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脳が自分をだます~無理せずやせてわかったこと~


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:青天目 起江(なばため ゆきえ) (ライティング・ゼミ 超通信コース)
 
 
「ダイエット」と聞いて、どんなイメージが湧くだろうか?
どの方法が一番効果ある?
運動? 無理無理。
食事制限? いや、食べるの、大好きだし!
我慢できない。
どうせできるわけがない。
マイナスの面ばかりが浮かぶ。
 
しかし、私は3年前に本気で取り組んだダイエットを通して、
自分の脳が勝手に作り出したイメージを外せば、一見キツイことも楽しく続けられることを知った。
1年6ヶ月で14キロやせたのである。
 
重視したのは、継続すること。
 
ひとは誰でも忙しい。そして自分に甘い。
継続するためには、無理せず、自分のできることしかしない。
楽しんでやればきっと続くはずだ。そう考えた。
主に実践したのは、3つ。
・毎日体重を量る
・よく噛んで食べる
・間食しない
 
まず、太った原因を考えた。
会社を辞めて、自分を甘やかし、休むという名目のもと、現実から逃げていた。
気づけば簡単にシャツ越しに肉がつかめる。
辞めてからずっと量っていなかったのを思い出した。
辞めた会社で、目標管理に毎日記録することが大切だと、実感したではないか。
どんな経験も糧にしないでどうする。自分は何をやっているんだろう。
足元の体重計は、今の自分だ。
変わらなければ、時機を逃すと決意した。
 
体重は、毎日量ることを徹底した。
自分を変えるには、習慣を変える、と以前本で読んでいた。
1週間に1回などだと、ぬるくなってしまい、体重を量ることが、習慣化しないとわかっていた。
 
自分が逃げないように、毎日寝る前に量ると決めて、毎夜体重計を出しておく。
食べすぎたな、と思った日もしっかり量る。
続けていれば、怖かった体重を量ることも、数値が見慣れ、嫌悪も無くなった。
脳が新しい習慣を受け入れたのだ。
 
1ヶ月で1キロやせる、と初めは計画していた。
想像のとおり、現実は甘くない。
どうしてこの1キロが切れないんだ、と悔しかった。
やっぱり自分には無理なんじゃないか、と迷いが生じた。
 
それでも途中でやめなかったのは、
何が何でも続ける、と思い出したからだ。
計画通りにいかないのは、何が間違っているのか。
楽しまなければ、継続なんてできない。
どうすればダイエットを楽しめるかと悩んだ結果、
 
そもそも自分は1か月に1キロやせれる体ではない。
1ヶ月0.8キロやせれるのが、自分の体なのだ、
と開き直った。考え方を変えたのである。
 
それは他人とは違う、自分自身の発見でもあった。
 
自分のことがわかるのがこんなにうれしいだなんて。
ダイエットを続けていれば、体重を落とすのはもちろん、
もっと自分に新しい発見を与えてくれるかもしれない。
これが、思いもよらぬモチーベーションとなった。
 
食べるのが大好きな私は、もともと早食いの質だった。
ダイエットに本気になってからは、食事が楽しみで、
ついつい早く食べてしまう。
けれどもう終わったの? と満たされない。
満腹感もなく、また頑張らないとダメのかと、結果も出てはいない状態で
そう考えてしまう自分の浅はかさで、余計に落ち込むのだ。
 
どうにかしないと。
ゆっくり食べるにはどうしたらいい?
よく噛むことだ。
いざ食事になるとわかっていても、噛まずに、次の一口へ行ってしまう。
ここでも、習慣を作る、だと思った。
以前、パパイヤ鈴木さんだったろうか、
「一口入れる度に箸を置くと、ゆっくり食べることができる」
と言っていたのを思い出した。
実践してみると、その通りだった。
最初は面倒くさいとも思った。
けれど箸を置いて食べると、脳が噛むことに集中するようになり、
少なくとも20分かけるようになった。
時間がかかるから、食べる量も次第に減っていき、
ちゃんと満腹感も続くから、間食も無くなっていった。
 
それでも間食したい、と思ったら、
高カカオチョコレートを食べることにした。
甘くないし、何より腹持ちが良いのが意外だった。
私はカカオ86%のものを食べている。
どうしても食べたくなったら、我慢せずに食べる。
けれど、体重を量ることを忘れない。
そうすれば、前日よりも高い数値は、我慢できずに食べた分だと
自覚できて、次第に食欲の抑えにもなっていった。
それに、
もしかしたら脳にだまされているだけで、
私は甘いもの無しでも生活できるのかもしれない、とも気づいた。
 
体重が落ちた今も、3つの習慣は続けている。
ひとは、みんなが辛い辛いと言うものを、
自分がやってもいないのに、辛いことだと思ってしまう。
脳が勝手に作る限界を外して、挑戦してみれば、
何が辛くて、何が楽しいのか。それぞれ感じ方は違うのだ。
それは形ある財産よりも、経験して得られた自分だけのもの。
生きることは、壮大な実験の場と思う。
生きているうちにしか、自分を感じるはできない。
脳が勝手に作る自分の限界を外して、
消えてしまう一分一秒を楽しみ、自分だけの真理を見つけていきたい。
 
 
 
 
***
 
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2021-04-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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