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メディアグランプリ

書くことは窮屈だ。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:中安 さつき (ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
文章力を上げるため、GW集中4日間のライティング・ゼミの講座に参加し、その課題として、毎日2,000文字の文章を書いている。
 
自分は書くことが好きだ。書いている時間は楽しい。
しかし、この課題を書いている時には、窮屈さを感じる。
まるで、小学校時代の読書感想文のように、求められている答えに向かって書いているような気分になるのだ。
 
誤解してほしくないのだが、これは、このゼミが、そういったものを求めているということではない。単純に、自分の実力不足からくる窮屈さだ。
 
 
文章の目的は、ただ読まれることではない。読まれた上で、相手になんらかの影響を与えることが目的だ。ダイエット本が、運動や食事制限といった具体的な行動につなげることもあれば、フィクション小説で感動させるということも、相手に対する影響だ。
 
読まれて、相手に影響を与えるためには、徹底的な読者目線が必要になる。
しかし、書き手の想いは、必ずしも全ての読者に受け入れられるものではない。なぜなら、万人に共感される意見、考え、価値観はないと私は思うからだ。
 
ここに、難しさがある。
 
書き手としては、これが誰かの役に立つかもしれない、と思うから書こうと思うのだ。しかし、その「良かれと思って」が、相手にとっては迷惑になることもある。しかし、迷惑にならないように、ということばかりを気にしていたら、委縮してしまって、自分の想いを伝えることはできなくなる気がする。
 
読者に読んでもらえるものでありながら、読者におもねることなく、また、自分の主張は万人に受け入れられるものではない、という謙虚さを持ちながら、100%言い尽くす文章が書けるかどうか。
 
それができないから、自分は今、窮屈に感じているのだ。
 
 
「良かれと思って」という行動が、本当に相手のことを想ったものか、もしくは、相手のことを想っているというよりは、自分がやりたくてやっているのか、何となく伝わってくる、ということはないだろうか。いずれも善意なのは分かるのだが、何かが違う。
 
うまく言語化できていないが、その「何となく伝わってくる」とか、「何かが違う」というのが、文章力の差なのではないか、と思う。
 
たとえ、自分の意見に共感してもらえないとしても、「おせっかいと」ネガティブに取られずに、「世話好き」とポジティブに取ってもらえるかどうか。
 
全く自信がない。
 
 
直接相手と話をする場であれば、その場で相手の反論を聞くことができる可能性もあって、それに対してこちらも意見を述べることができる。「おせっかい」から「世話好き」に変化させることができるかもしれない。
 
しかし、文章はそうはいかない。自分の意見を投げっぱなしの状態になる。だから相手が「おせっかいだ」と思ったとしても、それに対して「こういう意図だったのです」という追加説明をすることはできないし、そもそも、相手がおせっかいだと感じたかどうか、こちらは気付く機会はない。
 
相手が知人であれば、自分の普段の言動から、その文章の真意を読み取ってくれることもあるかもしれないが、まったく面識がないとか、ほとんど知らないという相手であれば、それを期待することは難しい。
 
 
ここまで書いてみて、絶望的になりかけたところに、昨日、最後の講座で講師の先生が言っていたことを思い出した。
 
「文章には正解はない。自分の頭で考えて、最適解を見つけること」
 
昨日聞いた時には、「なるほどね」という程度だったのが、書くことの難しさと自分の実力のなさに絶望しかけた今は、「こういうことだったのか!!!」と、世紀の大発見を目の当たりにしたような感動を受けた。
これを書いている今、朝5時台なので諦めたけれど、家人を起して、伝えて回りたいくらいだ。(それこそ、おせっかいだろうけど)
 
正解はない。
自分の頭で考える。
最適解を見つける。
 
たとえ、自分の想いに共感はしてもらえなくても、善意が伝わるかどうか。「そんなつもりじゃなかったのに」をどれだけ排除していかれるか。
 
これまで、どうせ自分の想いは、万人に受け入れられることはないのだから、伝わる人にだけ伝わればよい、と考えていた。
 
この考えが間違っているとは思わない。
しかし、これは、自分の頭で考えて最適解を見つけた上で、最後の最後に自分の背中を押すために必要な考え方だったのだと、思い直した。
 
自分が出せるその時点での最適解は、その時点での文章力による。だから、どこかの時点で、ある意味諦めなければ、いつまでも文章が完成することはなくなってしまいそうだ。
文章が完成しなければ、読者の反応(読まれなかった、という反応も含めて)をもらうことができず、新たな試行錯誤へとつながりにくくなる。
 
だから、これが今の自分の最適解だ、と自分の実力に謙虚さと自信をもって文章を完成させていくしかない。
 
 
ライティング・ゼミの課題は、あともう1日ある。
明日書く課題も、窮屈さの中で書くものになると思う。
さらには、課題が終わった明後日以降も、この窮屈さがなくなる気はしない。
この窮屈さを抜けるには時間がかかる。
 
もしかしたら、時間がかかるどころか、どれだけ文章力が上がったとしても、常に自分の限界との闘いで、この窮屈さを感じ続けることになるのかもしれない、とすら思った。
 
それでも書きたいと思うか?
 
たぶん、それでも書きたいと思う。
 
それほど伝えたい想いがあるのか、単純に自分との闘いが好きなのか、理由は分からない。
でも、それでも書きたいと思う。
 
 
だから、この、いつまで続くか分からない闘いに挑むとき、
 
正解はない。
自分の頭で考える。
最適解を見つける。
 
この言葉を忘れずに、心の中に刻んでおきたい。
 
 
 
 
***

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2021-05-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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