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メディアグランプリ

旅の先にあるもの


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:米田 直弘(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
あるゴールデンウイーク休みの4日間を使って、埼玉から祖母と母が暮らす京都へ行くことになったのだが、その移動手段は自転車。
 
飲みの席で同僚にけしかけられて、自分でも「そんな経験ができるのも今ぐらいだろうし、ちょっと面白いかも」と軽い気持ちで返事をして2週間。それまで自転車での最長移動距離は埼玉の実家と一人暮らしをしていた東京都練馬区の約40キロ。その距離で約2時間半。それがいきなり、何のトレーニングもなく500キロを超える距離を4日で走破することに。
 
最終日には新幹線で埼玉に戻ってくることを考えると、残された時間は実質3日半。ただ不安が大きく少しでも早くスタートしよう考え、連休前最後の仕事終わり、小雨が降り続く夜にリュック一つで未知の旅をスタート。
 
 
まぁ、何とかなるかと思って出発して3時間後には激しく後悔。雨が強くなり多摩エリアのアップダウンのなかさっそく迷子に。どうにか深夜に町田についてビジネスホテルに宿泊して0日目終了。
 
翌日は雨のなか箱根の山越え。まだゴールできるかまったくわからず、ペダルをいくら漕いでも急な山道で全然進まず、雨と寒さそしてすれ違うトラックに身の危険を感じるなか最大の試練が待ち受けていた。湯河原あたりの山道でなんとパンク。
 
自転車を押してどうにか街に出る。自転車店の場所を聞いた時にある事実が判明。山道ばかりの街に自転車店は無いとのこと。静岡に出る前にギブアップするわけにもいかず、パンク修理できるところを聞いてまわる。そしてどうやらバイクショップに行けばどうにかなるかもしれないという。
 
年配のおじさんが一人、日中からテレビを見ているようなさびれた田舎のバイク店があこがれの地のように感じたのは何かの錯覚だったのだと思う。事情を話したら、呆れられながらもパンクを修理してくれた。この時初めて今回の旅は一人で行っているのではなく、コンビニのバイトさん、定食屋のおばちゃん、ビジネスホテルの従業員、様々な人の力を借りていることに気づいた。
 
 
 
それから6年後、今度は南池袋の地で4か月間の新しいチャレンジをスタートさせた。あなたは天狼院書店という一風変わった書店をご存じだろうか。本屋のシルクドソレイユを目指し、新しい価値と体験を創造するユニークな書店で、各店舗で魅力的な様々なイベントを開催している。そのイベントの一つが人生を変えるライティング教室こと「天狼院ライティング・ゼミ」。
 
仕事で文章を書くことが多くなってきたので「今よりも上手く文章を書けたらいいなー」くらいの軽い気持ちで申し込んで初日の講義。最初のガイダンスで4か月間のカリキュラムと説明を聞いて、早くも後悔している自分がいた。
 
「毎週月曜日に2,000字の文章を書いて提出すること。」
 
毎週なので全16回。学生時代から宿題が苦手だった私にとってこれはかなり厳しい。
 
現にこの原稿も結局締め切り最終日になって必死に書いている。ここまで約1,200文字。書いては消してを繰り返している。まるで多摩エリアで雨の中迷子になっていたあの時と同じ気持ちだ。
 
でも試練はまだまだこれからなのだろう。自転車旅のことを思い浮かべると講義で3回目、宿題で5~6回目あたりに最大の試練が待ち受けているのだと思う。大変なら宿題を提出しなければいいのだが、しがみつこうと思う。
 
最大の試練こそが一番の思い出であり、乗り越えた先に新しい気付きが待っているからだ。それはきっとライティング能力だけでなく、これからの人生にとってとても大切なものだと思う。
 
しかも今回は最初から同期の仲間がいる。さらにライティング・ゼミの宿題は全て添削の上、順位付けされる。その意味では仲間は順位を争うライバルともいえる。添削は大変なはずだが、とても面白くモチベーションを維持できると感じさせる仕組みはさすが天狼院。さらにスタッフの方もフォローしてくれているのだから、やりきれないのは単なる甘えに過ぎない。
 
 
パンクを修理して走り出してからも辛いことはいくらでもあった。名古屋手前では強風で一生懸命ペダルを漕いでも通常時の半分のスピードも出なくなるし、日差しが強すぎて日焼けで顔と腕が痛くなるし、疲労のピークのタイミングで地理を知らなかったばかりに想定していなかった鈴鹿峠を越えることになったし、夜の運転は危なかったし。
 
でも漕ぎ続けていればゴールは近づいてくる。山道を登れば次は下りで楽になる。空腹で疲れた時に食べるご飯はおいしかった。
 
つまり明けない夜は無いし、苦しい先には成長や楽しいことが待っている。あきらめずに継続し続ける限り、失敗はなくいつかは成功をつかみ取ることができる。それよりもいかにその途中のプロセスを楽しめるかが重要なのかもしれない。
 
ライティング・ゼミは残り約3ヵ月半、7回の講義、15回の宿題が待ち受けている。仕事に追われているなかかなり厳しい道のりだが、その先には今の自分にはないライティング能力と新たな気づきと豊かな思い出が待っているに違いない。途中の「忙しい」「書けない」「評価を得られない」と言ったことも楽しみながら取り組んでいこう。

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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-06-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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