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東京では人とぶつかることが多くて、イラッとしませんか?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:おしごと社長(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「もう、イライラする!」
 
人通りが多い東京では、すれ違いざまに肩がぶつかったり、前から来る人と同じ方向によけてお見合い状態になったりする。
 
すると、「ちっ」などと相手から舌打ちされることがあり、そのように不快感をぶつけられれば、人間だもの、私もイラッとしてしまう。
 
もちろん、すれ違いざまにぶつかったり、お見合い状態になったりした全員から舌打ちされるわけではないが、老若男女問わず、自分が感じた不快な気分をすぐに相手にぶつけてくる人が少なからずおられる。
 
偏見があるわけではないが、若い女性から、しかも顔立ちのきれいな方から舌打ちされたときは、「えっ、こんなきれいな人がそんなことするの!?」とびっくりしてしまった。
 
百年の恋も一瞬で冷めてしまう彼女の振る舞いのひとつにあげられると思うが、よく考えたら、まあ、よく考えなくても、彼女は端から私のようなおじさんを相手にしていないであろうが(笑)
 
いずれにしても誰彼であろうが、ちょっとぶつかっただけで舌打ちされれば、気分が悪くなり、ときにはその気分が続いてしまうことがある。
 
そして、気分が悪い状態を引きずったままだと、朝から仕事のパフォーマンスが下がってしまう。
 
また、その程度で気分を害するとは何と器の小さい男なのかと思うと、自己嫌悪から落ち込んでしまうこともある。
 
誰でも「今日一日、気分良くいきたい」と願うものである。
 
人生にはもっと辛いことも悲しいこともあるのだから、ぶつかって見知らぬ相手から舌打ちされたぐらいのことで、一日の喜びが奪われるのはたまらない。
 
このような問題を改善するには、まずは人とぶつかるのを避ければいいのかなと思った。
 
だが、一日の平均乗降者数が約347万人と世界一多い駅である新宿駅を乗り換えで使っている以上、人とぶつかるのをゼロにすることはやはり難しかった。
 
こちらが気をつけていても、相手のほうからぶつかってくるし、スマホを見ながら歩いている相手のほうが100%悪いような気がするが、それでも「ちっ」と言われることがある。
 
また、今の仕事では在宅勤務にして、通勤自体をなくすこともできない話であった。
 
ときどき舌打ちを浴びながら毎日の通勤を続けていたが、たまさか読んでいた書籍にこの状況を解消してくれるヒントが載っていた。
 
ジャングルで生きるすべを学んだ、西洋文明から来た女の子が書いた書籍には次のように書いてあった。
 
『悪い影響がやってくるのは、どのみち避けることはできない。ただ、その時に決定的な意味を持つのは、それに対してどのような心構えをしているかである』
 
このフレーズを読んだときに、「ガッテン! ガッテン!」のサイン音が私の心の中で鳴り響き、ある一つのアイディアが頭の中で閃いた。
 
そのアイディアとは、「ぶつかって相手から舌打ちされたとき、その人は猛烈にう○こがしたくてたまらず、トイレを探していたことにする」である。
 
確かに人の多い東京で暮らしながら、人とぶつかること、その結果ある程度必然的にもたらされる舌打ちを避けるのは難しい。
 
だが、舌打ちされたときの捉え方は好きなように自分で変えることができる。
 
もし、猛烈にう○こがしたくなって、一刻も争う状況に置かれたら、ほとんどの人はいかに最短ルートでトイレにたどり着くかしか考えられない(少なくても私はそうである)。
 
そのときに状況を解消するただ一つの最短ルート上に、見知らぬ人がいて、しかも邪魔をしてきたら、それは舌打ちの一つもしたくなるものである(これも私はそうである)。
 
このように考えるようになってから、ぶつかったときに舌打ちされても、こちらが気分を害することはなくなってしまった。
 
なぜなら私の頭の中では、舌打ちした相手はトイレに駆け込もうと一刻も争う状況であり、その状況の深刻さは十分に共感できるものだからである。
 
私のこのような解釈が相手の状況を正しく言い当てているかどうかは正直わからない。
 
繰り返すことになるが、ぶつかった人から不快な気分を浴びせられたとき、トイレに行き急いでいるという解釈を採用してからは、特段腹を立てることもなくなった。
 
ぶつかったときの状況を正しく解釈できるよりも、その後も気分よく過ごせるほうが、私にはメリットが大きいので、ずっと「その人は猛烈にう○こがしたくてたまらない」という解釈をし続けたいと思っている。
 
ただ、自分はこのように解釈することで、気分よく過ごせるとしても、ぶつかった相手のほうもそうだとは限らない。
 
もうしばらくしてこの事実に気がついてからは、「その人は猛烈にう○こがしたくてたまらない」の解釈を採用するだけでなく、こちらが100%悪くなかったとしても、「すいません、邪魔になって」とこちらから頭を下げるように心がけている。
 
東京では人とぶつかっても、それが日常的に多いせいなのか、謝る人が少ないようである。
 
そのようなときに、いきなり謝られれば相手も驚いてしまって、イラッとする暇がなくなるのではと思う。
 
実際に謝られて、「ちっ」と舌打ちする人に出会うことはほとんどなかった。
 
謝られているのにそれでも不快感をあらわにする人は、よほど猛烈にう○こがしたくてたまらないのに違いない!
 
謝るというのは勇気がいることだけれども、これで私も相手もイラッとすることが一つでも減れば、その分優しく過ごせる時間が増えることになって、日本はさらに暮らしやすい街になるのではないかと思っている。

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2018-07-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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