メディアグランプリ

欲求、それは宝物。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:みづき(ライティング・ゼミ朝コース)

 
 
SNSで自分を発信することが苦手だった。
 
実際、SNSが苦手! という人は多いかもしれない。
 
「いつ情報が悪用されるか分からない現代社会、わざわざ自分から情報を発信するなんて、バカじゃない?」という人もいるだろうし、
 
「ただの時間の無駄だ」という人もいるだろう。
 
でも、私がSNSで自分を発信することに抵抗を感じていた理由はそんなカッコイイものじゃない。
 
私はSNSで自分を発信することで、自分が、「所属と愛の欲求」や「自己承認欲求」に飢えているやつと思われるのを恐れていたのだ。
 
「この子よくインスタのストーリーのせるよね。自分が大学生活エンジョイしてます感満載の」
「分かる~! たいてい、そんな子に限って裏でさみしい思いしてるんだよね。自分をネット上で認めてもらいたくて仕方ないんだよ」
 
このようなセリフをふと聞いてしまった時から、SNSで自分を発信することは「仲間が欲しい」「認められたい」欲求を露呈する行為なんだと意識するようになってしまった。そして、「欲求」に飢えていると思われたくなくて、自分をネット上に発信する行為を慎んできた。
 
SNSの件だけではなく、私はいつも自分の「欲求」を人に悟られるのを恐れていたし、自分の中に「欲求」を見つけることすら嫌だった。
「欲求」をけがわらしいものだと思っていた。
 
でも、そんな考えをひっくり返してくれた人がいた。
 
インターン先で出会ったAさん。
Aさんはミュージシャンであり、英語の先生でもあり、マーケティング業界にも努めたことがある人だった。
そして、Aさんはその経歴の多様さから、面白い話をいつも聞かせてくれた。
そしてその中でぽろっとこんなことを言ったのだ。
 
「人の欲求っておもしろいよ。世の中にあるすべての行動は欲求から生まれるって言っても過言じゃないと思う」
 
「欲求」と聞くだけで、何だかドロドロした人間の嫌な理性的でない部分を想像していた私からすると、「欲求」に目を向けて「おもしろいよ!」 っていう人はとても新鮮だった。
 
Aさんは続けた。
 
「他人の欲求も、自分の欲求も、大切にした方がいいよ」
 
「他人の欲求を理解することは、どんな仕事をするうえでも重要だと思う。多くの仕事は、突き詰めていくと『世の中に何かを提供すること』に収斂していく。そして、『世の中に何かを提供する』ときにその、『提供するもの』が世の中の人の欲求に応えるものでなければ、それに対価をもらうことはできない。だから、他人の欲求に目を向けて、それを理解しようとすることは、どんな仕事をするうえでも重要になると思う」
 
確かに。今、インターンで行っている宿泊施設のフロントもお掃除もそうだ。
フロントは目の前のお客さんが何を望んでいるかを考えて、ベストな振る舞いをするように教えられる。お掃除だって、その部屋に泊まる人が何を望んでいるかを考えて、お布団を敷く位置や小物を置く位置を決める。
 
「そして、もちろん自分の欲求も大切なんだよ。自分の深いところにある欲求に耳を澄ませて、それに素直に立ち向かうことが大事。欲求は良くも悪くもエネルギーの宝庫だから。自分の欲求に対してハングリーであったほうが絶対、人生おもしろいよ」
 
なんと!
汚いし、隠したいとずっと思ってきた自分の「欲求」はエネルギーの宝庫だとAさんは言っている。
 
初めはAさんの「欲求」に対するプラスの姿勢にとまどいを覚えていたけど、私はだんだん影響され始めた。自分の中にある欲求に目を向け始めた。
 
そして、自分の中にある「欲求」に気づいた。
「自分を文章で表現したい」
そして、その文章を読んだ人に「あー!その気持ち分かる」って共感してもらいたい。
違う考え方や感じ方をする人にも、こんな考え方もあるんだって認めてほしい。
 
この気持ちは紛れもない「所属と愛の欲求」だし、「承認欲求」だ。
そして、その類の欲求を持つことを私は今まで嫌悪していたし、人に知られたくないと思っていた。
 
でも、
自分の「欲求」はエネルギーの宝庫らしい。
それに素直になったほうが人生面白いらしい。
 
うーん。
 
結局、私は書店のゼミに入って文章を書く練習を始めた。掲載許可が下りれば、それはネット上に載せられる。私の「欲求」が露呈するかも知れない。
でも、私は自分の欲求に素直になることを選んだ。
 
しかし、
自分の欲求に素直になったのはいいけれど、
 
「サービスのスタンスが足りません」とのアドバイスを毎回もらい、ほぼ掲載の許可が下りない。「サービスのスタンス」、つまり「読み手の欲求に応える姿勢」が私にはまだまだ足りないと指摘を受ける。
 
でも、落ち込むけど私はめげてない。
「欲求」はエネルギーの宝庫だというのは嘘ではなかったらしい。
 
そして、自分の欲求に目を向けて素直になれたから、次は他人の欲求を理解して、それに応えられるようなものを提供できるようになりたいと思う。
 
欲求って、面白い。欲求って、大切だ。
 
 
***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜《7/5までの早期特典あり!》

天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5

【天狼院書店へのお問い合わせ】

【天狼院公式Facebookページ】
天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。



2018-07-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事