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メディアグランプリ

好きなことで食べていける人


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:駒井美代 (ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
 
 好きな事で食べていける人は、好きなことをいつも考えている人である。なぜなら人には余分な時間やエネルギーがないからである。
 昔絵を習っていたことがある。
教えている先生は当時無名であったが、知る人は知るという感じで、画材屋さんの間では有名であった。
 先生はいつも自分は絵以外の事はできないと言っていた。
 先生は個展前には平気で教室を遅刻してくるし、自分の気に入らないモデルが来たら教室内で昼寝する、我がままを地でいく人であった。
若い生徒がデートに時間を費やすと、「今専念するのは絵だ、破門する」と怒る、アイドルAKBより厳しい。
先生の脳の中の文法はどうしたら良い絵が描けるかでできていた。
不思議なことに嫌われることもなく「先生はアーテイストだから」と生徒がいつも教室の掃除して、ごみを捨てて世話をしていた。
 その教室は一般人コースとプロコースに分かれていた。
プロコースは美術大学を卒業した人、あちらこちらの教室で技術を習得し最終この教室に来たという強者そろいであった。
私は一般コースで、楽しくわきあいあいと他の生徒さんと仲良く習っていた。
 あるとき先生が大学に教えに行くので時間が無いと、プロと一般コースが統合された。
私がそこで驚いたのは、プロコースの中で一見仲良いようで悪口を言ったりする嫉妬羨望渦巻く姿を見てしまったのである。
しかし、表現するものは正直で、悪口をいう人の絵は技術があっても、何か鼻につき良くないのであった。
また美大を出て変なプライドのある生徒より一般コースの生徒さんの方が、先生の言うことを素直に聞き、素直に描いているので、見ていて気持ち良いのである。
作品とは人間性が出るのだなと思った。
 ピアノ教師、バレー教師をしている友人たちに、この体験を話すと「何当たり前のこと言ってるの」と言われた。彼女たちも、発表会前に動揺するような事をされたり、夜に噂をFAXを流されたりする体験があったそうだ。誰かが浮かべば誰かが沈む世界である。プロの厳しさを知った。
しかしそんなことをした人達が、未だにプロになった話は聞かない。
先生の教室でも、地道に素直に努力した生徒と、他人を気にせず絵に専念している生徒だけが残っていた。
 私は3年間習い、プロとは何か芸を突き詰めるとは何かという貴重な体験をさせてもらった感謝している。
 後にその先生は、日本の画家トップ5に入った。雑誌で特集されもちろん美術館にも収蔵されているし、NHKに取材されたり、先生の絵を買うのに35倍の競争率と全国紙の新聞に掲載された。
好きな事で生活できる人は、好きな事をいつも考えいかにそれに専念できて、その環境にもっていけるかにかかっている。心配しなくとも、不思議と応援する人も現れる。

 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-07-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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