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メディアグランプリ

自分から、ひらく。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【9月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:中川文香(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
 「あなたは、なんていうか、はじめての人でも壁を作らないよね。
 初対面の人にバキバキに高い壁を立てて、入れてくれない人って、いるじゃない?
 あなたはそんな感じが無いの。
 だから、お友達にも紹介しようと思う」
 その場には、私の友達と、そのまた友達で今日初対面の人と。そのお子さんたちと。
 計5人。そのうち2人はつい数時間前に知り合ったばかり。
 だけど予定外に、一緒に夕食のカレーを頬張っていた。
 
 「あぁ、そうだねぇ。うん。そうかも。
  なんか、初めて会った感じしないもんねぇ」
 今日初めて会うその方も、しきりに頷いて、そう続けた。
 そんなことを言われたら、嬉しくないはずがない。
 私は思わず、にこにこしてしまう。
 
 ここ最近、知り合いとか、お友達と呼べる方々がぐんと、増えた。
 仲良さの程度とか、どのくらいの知り合いかはそれぞれで違うのだけれど、付き合う人の幅がすごく広がったのを肌で感じている。
 
 なぜか?
 開くようになったからだ。たぶん。
 
 元々、子どもの頃から大人しいタイプだった。
 自然の多い場所で育ったので、野山を走りまわってはいたけれど、大きな声をだしたり、目立ったりするのは苦手な子どもだったと思う。
 そのまま大きくなって、友達からも「ゆっくりクラシックとか聴いてそう」と言われるような見た目で、おとなしそうに見られるのは実際今もあまり変わらない。
 自分の意見を通したり、考えていることを伝えたりというのが苦手で、でも「こうだな」と思うことを静かに自分の心の中に収めていた。
 
 周りから求められることをやる。
 我慢すれば丸く収まるのであればちょっと、自分が我慢する。
 そんなことを繰り返していた。
 それで上手く行っていたし、苦ではなかった。
 上手く行っている、進んでいる、と思っていた。
 そうしたら、あるとき体に不調が出てきた。
 
 あれ? おかしいな? どうしたんだろう?
 
 自分の体の中に留め置いて、飲み込んで外に出すことが出来なかった言葉たちが、発酵して化膿して、体の表面にまで出てきてしまった。
 まさに、そんな感じだった。
 それまで、どれだけ長時間働いても寝たら割と回復できる丈夫な体だな、お父さんお母さん丈夫に生んでくれてありがとう、と思っていた。
 だけど、違った。
 私はわたしのからだを過信して、疲れとともに外に出せない気持ちまで蓄積させて、どうしようもない状態まで持っていってしまっていたのだ。
 心と体はつながっていると言うけれど、本当だな、とその時に感じた。
 
 それから、
 「変に我慢ばかりするのは止めよう。
  少しずつでも、思っていることを外に出す練習をしよう」
そう思って、ここまでやってきた。
 
 「こんなことを言ったら、嫌われるかな?」
 「こういう考えを持っているのだと分かったら、変な人だと思われるかな?」
 
 と、過剰に気にするのを止めた。
 
 その代わりに、
 
 「私はこうだと思います」
 「へ~、面白い! そんな考え方もあるんですね!」
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 と、出来るだけ笑顔で伝えるようにした。
 思っていることをそのまま伝えても、嫌な顔をする人は案外いないものだった。
 そして、感じたことをそのまま口にすることは、やってみるととてもらくなことだった。
 
 自分さえ我慢すれば、で上手くいくことって、あんまり無い。
 その時の自分の気持ちをおざなりにしてしまうと、後から必ずしっぺ返しが来る。
 それよりも、感情を考えを素直に出した方が、相手も構えず受け取ってくれる。
 窓と同じで、大きく開ければ開けるほど、出ていく空気も入ってくる空気も大きくなる。
 私が、より大きく開ければ、たくさんのものを受け取ることが出来るし、中からもよりたくさんのものを出すことが出来る。
 開いている空間が広ければ広いほど、開放的な気持ちを与える。
 つまり、自分が大きく開けない限り、いつまでも空気は滞留したままなのだ。
 
 お天気の良い日に、お隣さんやお向かいのカーテンが揺れていたら、「うちも窓を開けようかな」という気分になる。
 気持ちも同じで、相手が素直な気持ちを話してくれているのが分かれば、自然と自分も、というような心持ちになるものだ。
 
 まずは、自分が開くこと。
 そうすれば、相手も開いてくれる。
 
 自分の考えや気持ちを素直に外に出してみるようになったら、自分がらくになっただけでなく、周りにたくさん楽しい人たちが増えた。
 そうして、私の考えや思っていることを、
 「そうなんだ」
 「おもしろいね」
 と聞いてくれる人たちに囲まれるようになった。
 
 もし、思ったことをなかなか言えないのだとしたら、それは自分で自分に制限をかけているだけかもしれない。
 思い切って、次に考えたことを相手に言ってみたら、相手からは意外な好反応が返ってくるかもしれない。
 なんでも、やってみなければ分からない。
 自分から開くことを続けていれば、次第に自分に周りにも、開いてくれる人たちが集まってくるに違いない。
 
 
《終わり》
***

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2018-09-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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