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メディアグランプリ

三浦店主は羽生結弦だ!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:國正 珠緒 (ライティング・ゼミ 日曜コース)

 
 
「自転車に乗るのと同じですよ」
と講師の三浦さんは授業の最初の方で言った。
天狼院ライティングゼミで教える技術をそのまま素直に実行すれば「誰でも」人に読んでもらえる文章が書けるようになる。ということを自転車にたとえて表現されたのだ。
言うまでもなく、自転車は乗れるようになるまでは大変で何度も何度も転んでは立ち上がり、膝小僧や肘を血だらけにしながら練習するが、ふとある瞬間に乗れるようになる。それからは無意識に乗れるようになる
手を離しても乗れるし、立ち漕ぎもできるし、荷物を載せても大丈夫だ。
 
きっとそう言うことを言いたかったのだと思う。
 
実際に私は8月から4ヶ月に渡って、「素直」だったかはわからないが、8回の講義は全部聞き、課題も毎週全部出した。確かに以前よりは「読んでもらえる文章」が書けるようになった……ような気がする。でも自転車を乗りこなすように、かと言われるとちょっと違うなと思う。
 
せっかく「身につきかけた」技術なのでもっと鍛錬したいと思い、11月23日に
極限のスピードライティングを要求されるイベントにも参加してみた。ビギナーズラックというか、まぐれというか準優勝になった。
 
そして確信した! 「ライティングは自転車乗りではない! フィギュアスケートだ!」
 
自転車の乗り方にも確かに上手い下手はあるだろうが、基本私レベルでも、ツーリングに参加しようと思えばできる。
 
でもフィギュアスケートとなると話は違う。私はまあまあ普通に前向きには滑ることができる。転んだりもしない。バックも格好は良くないけど、なんとかできる。
でもジャンプやスピンとなると、どうやっていいのかすらわからない。
真央ちゃんやユズはジャンプやスピンを軽々とこなす。そこには雲泥の差がある。
 
おそらくライティングの習得もそういうことなのだと思う。技術点と芸術点があるあたりもよく似ている。
 
私が受けたライティングの8回の講義はいわばその初心者編。前に向いては問題なく滑れる。バックもなんとかできる。今、私のライティングはちょうど自分のスケートと同じくらいのレベルなのだと思う。それでさえ、良くここまできたものだと思う。
何しろ私はスケートを習った時よりはるかに体も頭も硬くなっているはずだから。
 
勘のいい方はそろそろお気づきだろうか。そう、ライティングゼミの講師であり、プロのライターで、小説家の三浦さんは羽生結弦なのだ!
 
数いるトップスケーターの中で羽生結弦を選んだのには2つの理由がある。
1つ目の理由は誰もが知るように彼は二回のオリンピックの覇者だ。もしかすると同じくらいの実力の選手もいるのかもしれない。でも彼は本番に強い。本番に強くないとオリンピック二連覇は無理だという。
なぜ本番に強いのか。これは想像でしかないが、やはり日頃の練習量が並外れているのだろう。並外れた練習量、それはライティングに置き換えれば、日々書く文字数に値する。
 
三浦さんの寄稿している記事や、ブログの記事を考えれば三浦さんが一週間にどれだけの文字数を叩いているか容易に想像できる。ひょっとしたら発表されていない、「ポジ抜けできなかった」怨念の文章もPCの中にたくさん保存されているかもしれない。
 
元々の技術のある人が日々鍛錬しているのだ! 金メダルを取れて当たり前だ。
 
三浦さんがユズであると思うもう一つの理由は「技術点」と「芸術点」の両方得点が高いところだ。
技術というのは、まさに私たちが講義で習った様々なこと。これは「真面目にゼミに参加して反復練習」すれば、私でもある程度身に付けることができた。
でも三浦さんには「頭の中に小ネタの無数の引き出し」があってそれは、フィギュアで言うところの「芸術点」に加算される。
 
ユズの長い腕の繊細な動き、何かを物語るかのような指先の動き、しなやかな反り、軽やかなステップ。
三浦さんの書くものはまさにそれを文字にしたのと同じようだ。
 
4回転ジャンプでバシっと着地が決まるのは言うまでもない。でも三浦さんの文章ではジャンプに入る前の動きも、美しく演技されている。しなやかなステップや指の動きがアドリブで差し込まれる文章は読む人を飽きさせない、どころか悦ばせる。
それは日頃の鍛錬の他にインプットも半端ないからだ、と思う。三浦さんのインプットは想像を超える読書量と、映画鑑賞、旅、グルメなど様々な日常なのだろう。
 
もしかすると三浦さんが「ライティングは自転車と同じだ」と言ったのは、単に私たちに親近感を持たせるためではなく、本当にそう思っている可能性もある。
 
三浦さんに取っては4回転ジャンプも軸のブレないスピンも「当たり前」だから
もはや氷上で何度も尻餅をついたことなど記憶の彼方なのかもしれない。
 
4ヶ月のゼミを終えて、これは最後から二番目の課題だ。まだジャンプの仕方すらわからない。
次のステージ、ライターズ倶楽部に参加することにした。参加すればジャンプの仕方は教えてもらえるのか?スピンのコツがわかるのか?
一つだけ確かなことがある。挑戦しなければ、それは手に入らない。
 
 
ふと40年以上前の記憶が蘇った。小学校2年生の文集に書いた私の将来の夢は「フィギュアスケートの選手になること」だった。ライティングというフィギュアスケートの練習はまだ始まったばかり。いつか華麗に3回転ジャンプやスピンができるようになるまで、毎日30分、最低2000字を続けたい。

 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-12-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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