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メディアグランプリ

「いつかやりたい」は魔法の言葉


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:しゅん(ライティング・ゼミ平日コース)

転職の案内を見るといつも思う。

「やりたい、と、すでにやってる、って全然違うよなぁ」

これまでに会社内での部署移動を試みたことがある。
それまで長年やってきた仕事に魅力を感じられなくなったからだ。

全く違うことをやってみたい。
そんな思いで、興味を惹かれた部署に、

「これまでやったことはないけれど、以前から興味がありました! やればできると思います!」

なんて志望動機を送ってしまった。
結果は当然「残念ながら……」だ。

申し込む前はテンションあがって、その分野の本を何冊か買い込んで勉強を始める。
やればできるはずだ。だって以前から興味があったんだから。

が、続かない。

当然だ。

だって本当は興味がないんだもの。
だから、これまでやってこなかったんでしょ?

うーん、その通りだ。

一人自問自答する。

そう。大抵のことは興味があればやってみるタイプだ。やってみて、すぐに飽きる。
もちろん、金額の高いものや、やるのに大きな決断を伴うものは躊躇することも多いが。

だから今時点でやってないってことは、興味がなかったか、自分の中で優先度が低かったものの可能性が高い。
口だけは「興味があった」「いつかやりたいと思ってた」と言ったところで。

「いつかやりたい」は、決して実現しない。
「いつかやりたい」は、「いつかやりたい、でも実際にはやってない」が正式名称だ。

実際にやってなくても「興味がある」「いつかやりたいと思ってる」と言うだけで、その分野にちょっと絡んでる気になれる魔法の言葉だ。

でも「いつか」は永遠に来ない。いつまでも「いつかやりたい」と言い続けるだけだ。

以前、次のような話を読んだことがある。

あるミュージシャンのラジオ番組で、「いつか作詞をしてみたいと思ってる」という相談があった。

「やめた方がいい」とミュージシャンは言う。
「なぜですか?」
「本当にやる人は、いつかやりたいと言う前にすでにやってる。呼吸をするように自然にやってる。
だから、いつかやりたいと言ってる時点でそういう人たちには敵わないからやめた方がいいよ」

本当にその通りだ。
「いつかやりたい」と思ってる人が、すでにやってる人に敵うわけがない。
だってすでにやってるんだから。
実際にやるだけの興味と、実際に始める実行力、続ける継続力があるんだから。

部署移動の申し込みに対して、「残念ながら……」の結果をもらった時には、正直ほっとした。良かった、と。
結果が出るまでの間にすでに冷めてしまっていた。
その分野の本は結局読み進められなかった。

学生の頃や、社会人になりたての頃は「今はやってなくても、必要になればなんだって習得できる!」なんて生意気なことを思ってた。若いころはそれでいいのかもしれない。経験が少ないうちは、これから出会うものをなんでも吸収してやるぞ! という姿勢でいいのかもしれない。

でも、社会人生活20年にもなって、「やったことないけどがんばります! 興味はあります!」はさすがに通じないか。我ながら笑ってしまう。ちょっと違ったことやってみたかったんだけどな。

自分が採用する側でも、どうせ未経験なら若い人とるよね。

逆に考えれば、今やってることは曲がりなりにも興味があるからやってるし続いてるってことだよね?
自分がどう思ってるかは別として。

多分、「嫌だな」、「やりたくないな」と思ってる部分と「得意なこと」、「好きなこと」が混在してるんだろうな。
だから興味がなくなったりモチベーションが下がったりしてる。

だったら、自分が今やってることを分解して考えてみたらいいのかも。

やってる内容は良くても、人に言われて嫌々やるのが嫌いなのかもしれない。
単に事務作業が嫌いなのかもしれない。
人見知りで人との交渉が嫌いなのかもしれない。

嫌な部分を減らし、好きな部分、得意な部分を増やしていったら今やってることの見え方が全然違ってくるかもしれない。

「いつかやりたい」「他のことやりたい」はきっと隣の芝が青く見えてるだけなんだろう。
まずは今やってることに真剣に向き合ってみることが、人生を変える第一歩なのかもしれないな。

*** この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。 http://tenro-in.com/zemi/66768

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2019-01-31 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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