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メディアグランプリ

ついに、ふんどしデビューしてしまった話


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【3月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《火曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:西田博明(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「ひろさん、これ、マジいいっすよ!」
あれは10年ほど前。勉強会で知り合った、整体師に、フンドシを、すすめめられた。
 
まじか、お祭りでもないのに、日常的にふんどしを使ってる人が、いるんだ……
 
それも彼は、わざわざ、ジーンズを少し下ずらして、見せてくれた。
確かに、腰ひもがみえる。嘘じゃない。リアルなフンドシだ。
 
なんでも、「フンドシをつけてると、丹田に気が鎮まる」とのこと。
東洋医学では、おへその下に、人間のエネルギーの中心のようなものがあるらしい。
ここに気が鎮まってると、健康になったり、メンタルが安定したりするらしい。
 
「うわっ、すげぇ。おもしろそうですねぇ」と話しながら、
結局、ふんどしをつけることはなかった。
 
でも、そのあと、なぜか、1年に1回ぐらい、フンドシのユーザーに出会うことが増えてきた。そして、みんな、ふんどしをおススメしてくる。
 
そんな友人達のフンドシ愛に興味を持ちつつも、
正直、僕自身がフンドシを使う気には、ならなかった。
 
気が鎮まるとか、経絡の流れとかよくなるっていうけれど、
下着ひとつで、そんなに変わるはずがないじゃん。
だいたい、お風呂屋とか、プールとか行くとき、恥ずかしいじゃん。
 
いくら僕が自然で、日本大好きで、整体とかにも興味があるといっても、フンドシはねぇ……
 
そんなこんなで、おススメされるたびに、
のらりくらりと、かわしてきたんだけど……
 
3年ほど前、また、フンドシユーザーに出会った。
スラっとした男前の、ヨガの先生。
最初は企業で働き、仕事をしすぎて、体を壊し、ヨガに出会ったらしい。
 
そしてまた……フンドシの話になった。
 
話の始まりは「フンドシ、僕も使ってるけど、いいですよ」っていう、いつもの流れ。
丹田とか、経絡とか、いつもの話が続くんだろうなぁと思ってたら、話の流れが、少し違った。
 
ヨガの先生曰く、「ゴムを使ってないのがいいんですよ」とのこと。
 
えっ? ゴム? どういうことですか?
 
「ほら、普通の下着って、ゴムを使ってるでしょ? ゴムって、縮み続けるじゃないですか。ずっと、お腹に圧力がかかり続ける。これがよくないんですよ。ゴムがきつめのパンツをはいて、お腹痛くなったこととか、ありませんか?
それに引き換え、フンドシってゴムじゃなくて、腰ヒモで締めるでしょ? 腰ヒモは、一回結んじゃえば、それ以上は縮もうとしないんです。それがいいんです」
 
へぇぇ、たしかに僕も、ちょっと過敏なのか、新品のパンツだと、ゴムがきつくって、お腹が痛くなったこと、ありますねぇ。だからパンツを買う時は、ちょっと大きめのパンツを買うし、使い古して、ゴムがゆるゆる、ベロベロになったパンツが一番快適だもんなぁ……
 
「そう、ゴムの、しめ続ける圧力がよくないんです。それが原因で、腰痛とか、内臓の働きとか、女性だったりすると生理痛とか、ひどくなったりするみたいですよ。フンドシは、その圧力がない」
 
おお、なるほど……
 
気とか経絡の話とかは、よく分からないけど、ゴムっていう切り口で説明されると、わかりやすい。腰痛持ちで、ちょっと胃腸も弱めの僕としては、気になるかも。
 
……ってことは先生、別に例えばひもで結ぶトランクスとか、そういうのでもいいんですか?
 
「ああ、そういうことになりますね、実際、ヒモで締めるパンツみたいな形のフンドシもありますよ。たしか、黒猫フンドシって種類だと思います」
 
腰痛や腹痛にも効果があるって話は、なんだか気になった。
フンドシじゃなくてもいいよって話も、好感度、高い。
 
というわけで、家に帰って、早速インターネットで探してみた。
思った以上にフンドシ、奥が深いし種類も多い。
 
お祭りの映像で男性陣が締めてる感じの、お尻丸出しのやつは「六尺フンドシ」。これは、ただの細長い布で、自分でぐるぐる巻きながら、しめていくみたい。フンドシをしめる動画まで用意されている。ヨガの先生の言ってた、パンツみたいな「黒猫フンドシ」は、やたらとセクシーな、Tバックみたいな形。写真を見てるだけで、こっちが恥じらっちゃう。
女性向けのフンドシもある。世界各国にも、フンドシに似たものがあるらしい。特に東南アジア。
 
僕がイメージしてた、T字型というか……腰ひもに、ペローンと布地のついているものは、「越中フンドシ」というらしい。つけたときに、おしりも前も、きちんと隠れる形のやつ。
 
なんと、アマゾンや楽天で、売ってる。和服の生地を使った、1枚3000円みたいな高いのもあるけれど、3枚セットで1500円みたいな、安いのもある。
 
せっかくだから試してみようと、3枚パックの安い奴を買ってみた。真っ赤なやつはさすがに恥ずかしいので、おとなしい水色のやつ。
 
つけてみたら、これが意外と心地いい。たしかに、お腹が楽。
今まで外出して、帰ってきたらお腹に緊張感がたまっていて、とにかく早く裸になりたい感じだったのが、フンドシだと大丈夫。これはもしかしたら、腰痛予防にもいいかもしれない……
 
「おトイレも、思ってたほど難しくない。マジで、フンドシライフをスタートしてみようか……」
 
そう思って、今度は、中古の浴衣を買ってきて、ミシンで作ってみた。形が単純だし、まっすぐ縫うだけなので、僕でも、なんとか縫える。ちょっと小粋な柄の、かっこいい?フンドシができた。これ、勝負フンドシに使えるかもしんない(笑)
ズボンをはくと、前の布がズボンの中で余ってしまって、少しうっとうしかったので、普通のカタチより、30センチほど短めに作ってみた。快適さが増した。
 
最初は、温泉やジムに行くときは、普通のパンツをはいていた。けど、誰も気にしないことが分かった。人の下着を観察しながら着替えるひとなんていない。むしろ見ないようにしてる。
何度か、異性とデートをする機会があったけど、フンドシでも、フラれなかった。冗談半分でカミングアウトすると、みんな面白がったり珍しがったりしながら、おおらかに受け入れてくれる。
 
出張の時の便利さには、特にびっくりした。これは、予想外の利点だった。
僕は長めの出張に行くとき、下着を手洗いするときがある。フンドシは、平面だし、ゴムもないから、洗いやすいし、グイグイ絞れるし、サクッと乾く。ペローンと、洗濯ひもや、椅子の背もたれに引っ掛けるだけでいいから、洗濯バサミもいらない。
 
はじめてフンドシユーザーにであって10年、初めてフンドシをつけて3年。
今、僕はもう、毎日フンドシを使ってる。一応、タンスの奥に、普通のトランクスを2着だけ残しているけど、結局使っていない。
お腹は、全く痛くならない。腰は確証ないけど、調子いいと思う。更衣室では、いまもちょっと恥ずかしいけど、まあ大丈夫。時々、右か左にかたよっちゃうけど、これはほかの下着でも一緒だし。
 
今なら、フンドシを激しく進めてきた整体師さんの気持ちがわかる。
 
朝起きて、シャワーを浴びる。
朝日を浴びながら身体を拭いて、フンドシを取り出す。
そして、ヒモをキュッとしめる。
 
よし。準備完了。
こうやって、僕の1日が、始まる。
 
みなさん、これ、マジいいっすよ!
 
 
*** この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

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2019-02-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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