メディアグランプリ

こんなはずじゃなかった職場で


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:みかんかん(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「明日、仕事行きたくないなあ」
今は、日曜日の午後8時。久しぶりに思ったこの感情。
 
この4月に異動になり、4月1日から新しい部署で仕事をしている。
 
3月までの仕事は、すごく嫌ではなかったが、少し飽きている部分があった。2年間、毎日毎日、忙しくもそれなりに充実していた。ただ、このままこの職場で仕事をしていても、マンネリになるような気がして、異動したいと思う気持ちもあった。だから、異動が決まった時には、少しうれしかった。
 
4月1日になり、新しい気持ちで仕事をしていた。しかし、仕事の内容があまりにも重くて、正直、辛い。しかも、雑談なんかできるような職場ではなく、非常に息苦しい。その上、今までは、仕事を振れる人が何人もいたし、自分の裁量で物事を進められるから、責任が重いけど、気が少し楽だった。
 
今の職場は私が一番下の立場で仕事を振れる人なんていない。電話を率先して取るように言われたけど、正直、電話機にも慣れないし、職場に電話がいろいろあって、のどの電話が鳴っているのかもよく分からない。挙句の果てに、かかってくる人がどの人なのか分からなくて、メモをとることが間に合わず、聞きそびれることも多くて、その度に指導が入る。
あと、今の職場は上司に好かれようとする人が多いというか、当たり前なのだ。しかし、私は他人に好かれようと思って、何かをしたり言ったりすることが大嫌いなのだ。だから、この職場に来た時に「しまった」と思った。これも私の気持ちを重くしている原因である。
 
5日間で、本当に疲れた。週末に仕事に行こうかなと思っていたが、疲れ果てて、2日間、家でグタグタしていた。
 
「こんなはずじゃなかった」そう思っている。
 
この職場がきついのは知っていた。だから、この職場への異動が決まった時、修行に出ると思って、辛抱しよう。「使えない」とか思われて、1年間で異動させられたら、それはそれでいいじゃないか。ここよりもきついところはないから、耐えようじゃないか。そう思っていた。
 
しかし、この5日間で本当に嫌になっている。扱う仕事が精神的に重い仕事が多いのは仕方ない。それに伴っているのか、一緒に仕事をしている人も、空気も重いのだ。ニコリともできない。何のために仕事をしているのか、お金のためだけか、とだんだん思えてきたのが嫌なのだ。
 
管理職じゃなかった頃は、仕事がお金のためだなんて思ったことはなかった。辛いことも多かったけど、楽しいことも多かった。今よりも楽しく毎日を過ごせていたような気がする。収入は、今よりも少なかったけど、毎日が楽しかったような気がする。いつから、こうなってしまったのか。
 
最近見たドラマの主人公が、もっと稼げるのではないかと聞かれたときに、死ぬほど働いてたくさん稼ぐよりも、ほどほどの稼ぎで人間らしい生活がしたいと言っていた。私もこのような生活がしたいと心の底から思った。毎日、12時間以上職場にいて、したくもない仕事をして、楽しくもない人と働いて、家に帰ってビールを片手に一人で冷凍食品の食事をしている自分はまったく人間らしい生活とは思えない。このドラマで楽しそうに2人で食事をしているシーンを見て、うらやましく思った。
 
じゃあ、管理職を辞めればいいじゃないかと思うこともある。辞めたいと思ったことは片手では済まないくらいある。しかし、今の組織は、病気か介護、育児以外では管理職を辞められないことになっていることをつい最近聞いた。「まじかよ。蟻地獄かよ」と思ったが、仕方ない。
 
働き方改革とか言われていて、今の職場でも推進するように指導されているが、とてもじゃないけど、ワークライフバランスなんて、絵に描いた餅だ。仕事が定時で終わるような仕組みになっていないのもあるが、残業代がつかないから、管理する側が従業員の仕事の時間と量ともに把握できないのが、ワークライフバランスが推進できない原因であろう。
 
でも、明日は仕事に行かなければならない。休むわけにはいかないから行こう。
 
明日からも辛いことがたくさんあるだろう。むしろ、辛いことしかないかもしれない。もし、どうしても我慢できなかったら、1時間でも早く帰ろう。周りの人は、夜遅くまで職場にいるけど、途中で働けなくなるより、1時間早く帰って、家でのんびりしてリフレッシュしたほうがいい。おもしろいマンガを読んだりして、家で思いっきり笑おう。
 
空気が読めないとか思われても気にしない。人間らしい生活ができない上に、自分らしさまでなくなったら、人間として生きている意味がない。
 
今回でライティングゼミのレポートも終わりだ。最初は、書けなくて書けなくて、どうしようもなかった。でも、今はある程度書けるようになった。回数を重ねることの大切さを実感できたことは、私にとって貴重な経験であった。
今回が最後なんて、ちょっと寂しい。書くことの楽しさを見出すことができたから、今後は職場で雑談ができない分、文章を作って、どこかで発信していこう。
 
そうすれば、修行のような毎日も耐えられるような気がする。
 
 
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2019-04-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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