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メディアグランプリ

私が花粉症になるなんて!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:小林千紘(ライティング・ゼミGW特講)
 
 
「アレルギーで呼吸できなくなったらどうしよう!!」
深夜二時を回った頃。
家族で唯一花粉症ではないことに優越感をもっていた私の日々は終わった。
 
季節の中で一番好きなのは、春だった。
2月になると、
桜が好きで、写真を取るのが趣味の私は早く春が来ないかと心を踊らせていた。
テレビではこの頃から流れ始める花粉症。
「今年は花粉の量が去年の倍以上です。」
「花粉対策にはヨーグルトが良いとのことです。」
「今日の花粉の量は多めです。ご注意ください。」
 
「そんな必死に伝えなくても……。
花粉症じゃない人もいるわけだし」
ニュースで見ても関係ないのでチャンネルはいつも変えていた。
 
元々、優越感があったのかもしれない。
家族は全員花粉症。
私だけは花粉症ではない。
家にいて、皆がくしゃみや鼻水に苦しんでいる中、
一人だけは特別な気分になっていた。
 
そんな学生時代、社会人を経て引っ越した京都での生活が一年をすぎる2月。
初めて見る京都の桜が楽しみで、いろいろな場所に写真を撮りにでかけていった。
「春を楽しむ!」と決めていた。
春の食材を使った料理教室に行ってみたり、
鴨川でピクニックしてみたりと、花粉など気にせず春を満喫していた。
友人のカフェで行われたフラワーリース作りにも参加した。
ミモザという黄色の花を使い、リースにする。
一つ一つの花が小さな粒になっていて、
甘い香りと共に私の部屋を華やかにしてくれることは間違いない。
「ずっと飾っておくと、ドライフラワーになりますよ」
先生の最後の言葉を聞いて、
今年の春は、今までで一番楽しくなると確信していた。
 
ミモザのリースは思ったとおり!
小さな私の部屋にはもったいないくらい華やかだ。
部屋を包む甘い香りは女子力が上がったような気分になる。
そんな高揚感を胸に眠りについた。
 
次の日の仕事はハードだった。
一日中バタバタして、家に帰ったのは夜遅く。
ご飯を食べ、お風呂に入って布団にはいったのは12時を過ぎていた。
 
不調を感じたのは、うとうとし始めた頃。
「風邪ひいたかも」
そういえば、朝から喉が痛かった。
やってしまった。
まだ月曜日なのに。
早く寝よう。ん?
 
「え?! 目が痛い!」
今日、目を使いすぎたのだろうか。
目を洗っても、目薬をさしても良くならない。
目の中というより、まぶたが痛い。
初めてのことに焦りながらも、明日もある仕事のことが頭をよぎる。
早く寝たい。
 
鏡を見た時、嫌な予感はしていた。
顔が赤い。気のせいか腫れている。
いや、こんな顔だったか……。
そんなことを思っていたら、息しづらくなってきた。
食べ物にアレルギーはないはず。息ができないわけではない。
でも、息がしづらい。
そんな焦った私の頭によぎったもの。
『花粉症』
季節的には、ハイシーズン。家族も皆マスクをしている。
まさか……。
 
自分が花粉症になったのではないかとショックを受けつつ、
時間は深夜。
それっぽい薬を服用し、症状が治まるのを待っていた。
仕切りに『花粉症』を検索する。
自分が花粉症ではないという確証がほしかった。
 
まだ、症状は治まらない。薬を飲んでだいぶ時間はたった。
どうしてだろう。
これが花粉症だとしたら、苦しすぎる。
こんな生活にみんな耐えているのか!?
 
そんなことを考えながらスマホをさわる。
その時、
『スギやヒノキだけじゃない! 花でも花粉症になる?!』
こんな言葉を目にした。
まさか! ミモザのリースに目を向ける。
確かに、今日の朝から少しだるかった。
今日か昨日から部屋に増えたもの。
でも、
あのリースを作るのに3000円はした。
部屋にあると女子力も上がる気がするし……。
色々なことが頭をよぎる。
でも何よりもこの症状を抑えたい。
 
見たいような見たくないような気持ちで開いたその記事に、
ミモザは『花粉症を誘発する花』として書かれていた。
 
でも、まだわからない。
私は花粉症ではないかもしれないのだから!
一旦、ベランダにミモザのリースを置き、部屋の換気をした。
 
症状が治まってほしいような。
治まってほしくないような……。
しばらく安静に過ごすうち、
目の腫れは治まり、息のしづらさはなくなった。
 
次の日、耳鼻科で私は『花粉症』と診断された。
スマホで見た記事の通り、ミモザでも花粉症になる人はいるらしい。
もっともミモザだけではなく、
スギに対してもちゃんとアレルギー反応が出ているので花粉症になる運命だったらしい。
私は花粉症にならない特別な人ではなかったのだ。
 
今年で花粉症になって3回目の春を迎えた。
ありがたいことに病院の薬が効いているので、
あの夜ほどの思いはもうしていない。
あれから、じゃばらが良いと聞けばじゃばらを食べたり、
ヨーグルト食べたり少しだけ花粉症を意識して生活している。
朝、ニュースで花粉情報を聞きながらご飯を食べるのも日課になった。
上手く付き合えば、悪くないものなのかもしれない。
花粉症仲間の皆さま、まだまだ新人ですが、よろしくおねがいします。
でも、もし完治する方法をご存知の方がいらっしゃいましたら、
情報お待ちしております。
 
 
 
 
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2019-05-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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