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メディアグランプリ

平日最も正直になれるのは「1人ランチ」の時間


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:浜川友希(ライティング・ゼミGW特講)
 
 
1人ランチは誤解を受けている。
 
「1人でご飯食べて、さみしくないの?」
わたしがランチのため、駅内のレストラン街に1人で繰り出したときだ。偶然同じ部署の先輩二人組とすれ違った。ランチを済ませた後、会社に戻った時に先輩の一人から言われたことばだ。
わたしは平日の約8割は、ランチタイムを1人で過ごす「1人ランチ」を楽しんでいる。わたしにとっては当たり前の日常だった。しかし会社の先輩方には、一緒にご飯を食べる相手がいないから、1人さみしいランチをしていると思われてしまったらしい。
 
たしかに、1人ランチがさみしいといわれる理由は分かる。
ランチの人気店の行列に並んでいるとき、1人で待っていては高まるワクワクやドキドキを誰かに共有できない。1人でニヤニヤするわけにもいかず、真顔で過ごすしかない。
その後料理を食べ、あまりのおいしさに感動したとしても「美味しいね」と分かち合えない。引き続き表情を変えず、もくもく食べるしかない。
感情表現ができずひとり真顔で過ごしている中、周りが2人以上で楽しそうにご飯を食べていたら、「さみしい」と感じてしまうのも無理はないだろう。
 
それでも、1人ランチはさみしいものではない。
1人ランチには、2人以上で行くランチでは決して味わえない魅力がある。
それは、1人ランチなら平日で一番正直になれる瞬間を味わえることだ。
 
だれかと一緒のランチでは、時に好きなご飯を食べる自由が奪われる。
自分や同行者の都合や食べたいものなどを総合的に判断し、行く飲食店が決定される。
そのためカレーが食べたいと思っても、同行者の夕食がカレーと決まっていれば選択肢から除外されやすい。
また、たまには1,500円する豪華なランチプレートを食べたくても、同行者が「飲み会でお金が無くなった」といえば、せめて1,000円以下のランチにしようと考え直してしまう。
どんなに仲のいい相手とのランチでも、相手への気遣いによって訪れる飲食店が変化してしまう。
 
しかし1人ランチであれば、ランチの飲食店は誰のことも気にせずに選択できる。
節約のために5日連続400円のうどん屋に足を運んでもいい。
「今日こそは隠れ家のような名店を探す」と意気込み、約20分散々歩き回った末にいつも行くレストランに行ってもいい。1人ランチであれば、保身も失敗も誰からも責められない。
 
誰かが一緒だとやりにくい挑戦も、1人ランチなら積極的に取り組みやすい。
例えば油そばが急に食べたくなったとする。油そばの店は、会社から歩いて片道15分かかる場所にあり、移動と食事以外にゆったりする時間がほとんどとれなくなる。
同僚と一緒だとなかなか15分先まで歩こうとは誘いづらい。
それでも1人であれば気遣いは不要だ。
自分の食べたいご飯のために、気の向くままに行動できる。
 
もちろん進路変更だって可能だ。
わたしが1人ランチをするときも、3回に1回は急な変更が発生する。
2日前から美味しい担々麺が食べたくなり、最適な店を調べあげていた。1人ランチ当日、担々麺の店を目指して約10分歩き続けた。しかし道中に、どこにでもあるファーストフード店のハンバーガーの香りがした。何度も何度も食べてきたファーストフードの味なのに、その日どうしてもハンバーガーが食べたくなってしまった。
結局片道10分歩いたにもかかわらず、会社の近くにもあるハンバーガーを食べた日があった。
 
誰かと一緒のランチだと、担々麺の名店に行く予定を急遽ファーストフードに切り替えるのはなかなか難しいだろう。片道10分も歩いたのに申し訳ない気持ちになる。
しかし1人ランチであれば気遣いはいらないし、誰からも文句を言われない。
有言実行はもちろん、理由なき変更も、自分の判断や行動はすべて許される。
それが1人ランチなのだ。
 
1人ランチの時間を最大限楽しむために、1つポイントがある。
それは、会社から2分は離れた場所にある飲食店に向かうことだ。
会社内や、徒歩2分圏内にあるレストランだと、高確率で会社の人に出くわしてしまう。
1人ランチの楽しみをわかっている人であれば、1人の空間を楽しむためにむやみに話しかけては来ないだろう。しかし話しかけられてしまった場合、1人の時間が味わえなくなる。
また話しかけられなくても、同じ会社の人の姿や会話内容をどうしても意識してしまい、十分に自由を味わえなくなる可能性もある。
だからこそ、1人ランチの時はすこし歩いた場所にあるお店を探してほしい。
 
仕事をしている平日に、ここまで自由で正直になれる時間はほかにあるだろうか。
1人ランチに、上申も協議も決裁もいらない。
1人ランチに挑戦して、ぜひ平日で最も正直に過ごせる時間を味わってほしい。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-05-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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