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子供に第二外国語を身につけさせるには


 
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:横田 尚子(ライティング・ゼミGW特講コース)
 
 
「ねぇ、運転手さん、何て言ったの?訳してよ」
「もう、面倒臭い、まって。」
 
台湾旅行をした時にタクシーの中で繰り広げられる娘との会話だ。
通訳を頼んでいるのは母の方である。
 
娘は、小学校1年生から中華系の学校に通った。
よく、「どうして?」と聞かれるが、たまたま仕事で知り合った方に、中国語も英語も早くから習えるし良い学校だよ、と言われたことで興味がわき、受験しただけだった。
娘は、運よく高倍率の受験をクリアし、かれこれ10年以上も中国語環境で育っている。
 
とにかく、親というものは自分ができないことを子供にさせたがるものなのだ。
そういう意味で私は、できない親でよかったと思っている。
野球でいれば、名監督が必ずしも名将だったわけではない、といわれるように、うまくできなかった経験がある方が、あれこれ工夫をするものなのかもしれない。
 
さて、そんな第二外国語だが、親もまったく中国語ができない環境で身につくものだろうか?
いまだに、不思議なのだが、小学校も2年生ぐらいになると、先生のいう中国語は理解し、ある程度、受け答えできるようになっていた。
娘に、「最初はわからなかったでしょ?」と聞くと、「まったくわからなかったよ。身振り手振りでなんとかやらなきゃいけないことを理解していた」と言う。
 
小学校1年生の時だっただろうか、中国語の授業の前には必ず小テストがあるので、娘はそれが苦痛だったようだ。ちっとも点数がとれないと、朝から不機嫌である。
その様子にイライラした私は、「で、予習はしたの?」ときくと、まったくしていない。
「ほら。どのページからでるの?」と、めずらしく親らしい助言と、ちょっとの予習をさせた。
すると、その小テストは良い点数が取れたらしく、ご機嫌で帰ってきた。
その日から、娘はちゃんと予習をするようになり、まったく知らなかった勉強のコツのほんの少しをつかんだようである。
考えてみれば、小学校1年生である。
自分が小学校のころは、宿題こそしたものの、そんなにしょっちゅうテストなどあったろか?
しかも、ちゃんと中間テストや期末テストまであり、順位は公表される。
日本では、みんなが1位! といっている時代だ。
それなのに娘の学校では成績順に表彰状や図書券のご褒美まであるのだ。
 
今は、体罰もご法度な時代だ。
しかし、娘によると悪いことをしたらちゃんと罰がある。
手のひらを、中国直輸入の鞭で打たれるそうである。
そして、それに文句をいう親などいない。
けして褒められたことではないが、愛のない鞭はないようだ。
 
先生のことは中国語で「老師」という。
学校において、老師は絶対なのだ。
決してご家庭でも老師のことを悪く言わないでください、子供はすぐに真似をしますと入学直後に言われた。
 
しかし、せっかくできるようになった中国語なのに、一緒に旅行するとあまり活躍してくれなかった。
もちろん、店員さんとの交渉、道案内、料理の注文などは娘に任せておけた。
しかし、現地の人の会話を知りたい、話したいと思っても、通訳となると、とたんにモタモタとする。
どうやら、日本語スイッチと中国語スイッチというのがあり、その切り替えをスムーズにする訓練が通訳には必要らしい。
 
そうか、脳の言語領域になにやらそんなものがあると聞いたことがある。
私も、生まれは関西だが関東にきて関東弁になった。
で、たまに関西弁を話してくださいといわれると、うまく出てこない。
スイッチが切り替わるのは、実家からかかってくる電話にでた時や、関ヶ原を超えて関西圏に入った時だろうか。
まさか、自分の中に言語スイッチがあるとは!
これってバイリンガルの人だ……、とちょっとうれしくなったが所詮日本語だ。
 
子供に第二外国語を身につけさせる。
残念ながら、学問に王道なしといわれるように、近道などない。
「学問に王道なし」なのだ。
もし、お子さんに第二外国語を身につかせたかったら、その環境にいれてしまうか、なるべく長く、その言語を使わせるしかない。
 
身も蓋もない話だが、大人になって要領よく学習するのとはまた別のようだ。
帰国子女で小学校低学年のときにアメリカにわたり、日本に帰ってきた子は、そのままだとすぐ英語を忘れてしまうという。しかし、全部忘れているかというとそうでもないらしく、発音がとても良かったりする。
そのとき英語にかけた時間は決して無駄にはなっていない。
 
「語学は飯の種」と、私が以前通っていた英語学校の先生が言っていた。
母国語以外に何か話せるようになれば、食うに困らないとのことだ。
英語は、大学生から留学してもビジネスの現場でもバリバリ使っている人を何人もみた。
しかし、中国語を使える日本人はあまり見たことがない。
 
アメリカやイギリス、カナダのインターナショナルスクールは、学費が高額だ。
 
もし、英語学習ということにこだわりなければ、他の言語を習わせてみることもお子さんの将来にとって損はないと思う。

 
 
 
 
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2019-05-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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