メディアグランプリ

文章を書くことが苦手というあなたに。


 
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【6月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
記事:小林千紘((ライティング・ゼミGW特講コース)
 
 
いつの頃から文章を書くことが苦手だと思っていたのだろう。
小学生の頃は、確か楽しむことができていた。
それが中学、高校と進むうちに、文章を書くことに面白さを見い出せなくなっていた。

 
小学生までは、絵を描くことと同じように文章を書いていた。
書きたいと思ったことを書き、表現することが楽しかった。
今思うと、文章を書くことを勉強と捉えた時に苦手意識を持ち始めたのかもしれない。
中学生になると、課題を与えられて文章を書くことが増えていった。
興味のないテーマに対して、自分なりに考えて一生懸命書いた文章。
これが評価されないのだ。
120人もの同級生の中で良い評価をされるのは、ごく一部。
一人一人に何をどうすればよかったのかということを
事細かに指導してもらえるほど先生も暇ではない。
何が良かったのか? どこがいけなかったのか?
質問をすればよかった。
だが、その時の私は中学生。
興味をもてないながらに一生懸命書いた文章が評価されなかった時点で
先生に質問をする意欲なんてもつことはできなかった。
そうやって、課題提出をするうちに、私は文章を書くことが苦手だと思うようになっていった。
その反面、自分の気持ちを気軽に表現できるmixiやtwitterなどのSNSは
よく活用していたのをおぼえている。

 
大人になり、よく活用するSNSはFacebookとなっていた。
投稿自体はしないものの、友人との大切なコミュニケーションツールだ。
友人の書く文章を読んだり、写真を見たりすることは好きだった。
そんな時に目にした投稿が気になった。
文章の書き方を教えてもらい、実際に2000字の文章が書けるようになるという講座の紹介。
2000字の文章なんて書けるわけがない。プロじゃないんだから。
そもそも2000字の文章を読むことさえも億劫な私。
見出しは興味があるものの、読むのに躊躇する。
今度読もう! とその投稿をした天狼院書店のアカウントをフォローし、次の投稿へ目を移した。
 
今度読もうと思った投稿は、開かれることはなかった。

 
またFacebook上にその講座の投稿があらわれたのは数カ月後。
見た瞬間に、自分が読もうと思って読めていなかったことを思い出す。
今度こそは! と気合を入れて、読み始める。
読み終わって驚いた。
一気に読めてしまった。
そもそも最後まで読めるとさえ思っていなかった。
それが読めた。
面白い文章だったら、文章量を気にせず読めるのだなと実感する。
自分の文章への苦手意識を払拭できるかもしれない。
でも、2000字は正直大変そう。
やってみて途中で投げ出すかもしれない。

 
そうやって受講するかしないかを悩んでいたある日、
私は会社のブログを更新する担当になった。
写真がメインのInstagramならまだしも
文字数の多いブログの投稿は難しい。
何を基準にどう書けば良いのかも分からない。
もともと文章が苦手な私にとって手探り以外の何者でもなかった。
でも、このままではだめだ!
Facebookに投稿されていた文章みたいに私も面白く書けるようになりたい!
そう思い、講座を受講することを決めた。
 
受講期間は10日間。
今回のゴールデンウィークに合わせた講座ということらしい。
短期集中でマスターするにはちょうどいい。
課題を聞くまではそう思っていた。
第1講の講座の前に説明されたこと。
「これから10日間で1日1個2000字の文章を書いてもらいます」
講座についての投稿は読んだつもりだったが、見落としがあったのだ。
やはり力をつけることはそんなに甘くないらしい。
こうして、10日間毎日2000字の文章を書く私のゴールデンウィークが始まった。

 
これから迎える10日間に不安をいだきつつ、第1講の授業を受ける。
正直、この時は苦手な文章を2000字も書く10日間をやりきれるとは思っていなかった。
だが、講師の先生が言ったのだ。
「文章を書くことが苦手な人はいますか?」
もちろん手をあげた。
講師の先生は参加者を見回して続ける。
「文章を書くことに苦手意識がある人も文才がないと悩む人も
この講座で学ぶABCユニットをマスターできれば、
2000字の文章を面白く書くことができます!
だから、がんばりましょう!」
この言葉は、これから始まる10日間に絶望するの私にとって
一筋の希望となった。
せっかくお金を払ったのだし、やれるところまでやりきろう。
ダメで元々なのだから、提出した課題のだめなところを沢山指摘してもらおう!
そして、少しは文章を書くことが好きになれればいいな。

 
始まった10日間。
スケジュールの合間の時間を見つけ、私は書き続けた。
講座を受講することでモチベーションを高く維持できたのは大きかった。
講座で教えてもらった書き方が今まで知らなかったものも多かったので
文章を書く時に試してみたいという思いが強くなったからだ。
実際に書くと、コツを掴むことができたのか、
こんな私でも投稿した文章が天狼院書店のウェブサイトに掲載された。
掲載されると、面白くなって書きたいことも増えていく。

 

気づけば、もうこの講座は終わりを迎える。
ほんの10日前には苦手だと思っていた文章をかくこと。
少しずつだが自信がついてきて、この講座が終わった後、
私はどうやって、文章を書くことを習慣にしようかと考えている。
3ヶ月毎日2000字の文章を書き続けた先生と同じことをしてみようか。
それとも、レベルアップのために他の講座を受けてみようか。
この10日間は自分と向き合う良い機会となった。
そこで気づいたことは、
私は案外文章を書くことが苦手ではないかもしれないということだった。
 
そんなまさかの気づきを与えてくれる天狼院書店の『ライティング・ゼミ』。
もしあなたが文章を書くことが苦手だというのなら、
一度受けてみるのもありかもしれない。

 
 
 
 
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2019-05-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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