正しい姿勢は様々な美容法の中でもダントツ効果があると信じる件
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記事:長島綾子(ライティング・ゼミ平日コース)
立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花
先日芍薬の花をいただいた時にその言葉を思い出し、思わず調べてしまった。
日本女性の麗しい姿を花に例えた表現。
そう考えると、昔から日本人は女性の姿勢に美しさを求めてきたのではないか。
「姿勢が良くなるとプラス3キロ痩せて見える」
まだ20代の頃、そんなことを聞いた。セコイ私はその言葉を信じてずっと生きてきた。姿勢をよくするだけで三キロ痩せて見えるのであるならば、こんなに楽なことはない、わざわざ痩せることもないのだし、と。
それをかれこれ15年以上信じてきて、私は断言する。正しい姿勢はどんな美容法よりも効果があると。
だいたいにおいて、日本人は姿勢が良くない。外国人がこぞって日本人の姿勢を悪く言う。「日本の女性は顔は可愛くおシャレだが、姿勢が悪い」と。フランス女性がかっこいいと言われる所以は、ひとえにこの姿勢の良さだと思う。服装だってそんなにお金がかかっている訳ではないし、肌も日本人のように潤っていない。
でも、とにかく姿勢がいい。皆、颯爽と歩いている。背筋をピンと伸ばし、歩幅にも迷いがない。
フランス女性は幼い頃バレエを習う女子が多いそうだが、それは皆がプロを目指しているからではなく、美しい姿勢や歩き方、人目を意識しながら女性らしく振る舞うことを習得するためだと言う。
見られている、ということを十分に意識しながら、その「自ら作り上げた視線でさらに視線を獲得すること」により緊張感とある意味の快感を得て、カフェでの思わせぶりな視線を日々練習しているのである。
我々日本人もフランス人の意識を学ぶべきかもしれない。街を歩くと、やはり姿勢の悪さがどうしても目についてしまう。これは女性に限らず男性もしかり。それゆえ姿勢がよく背筋が伸びてシャンと歩いている方を見ると、はっとして目で追ってしまう。姿勢がいいと前向きな印象を与え、体のバランスも整っている分、気持ちも自然と前向きになってくると言う。実際私も、姿勢良くテンポよく歩いている時には、マイナスの気持ちに浸ることが難しいように思う。
また、男女の脳の構造の観点から話をすると、女性は細かいところに目が向く特性がある。メイクが変わったことやピアスのデザイン、後れ毛の絶妙なバランスなど。それに対し男性は細かいところに全く目が向かないという。全体的なニュアンスからその人の印象を判断する。だから、お顔が可愛らしく魅力的であったとしても、猫背であったりストレートネックだったりすると、バランスが悪く全体的な印象がよくないという結論に至ってしまうらしい。
姿勢を意識する上で一つ気をつけなければならないこと、特に女性は「反り腰にならない」ようしっかりと「おへそ」に意識を向けることである。
私は体の専門家ではないので、難しい言葉や表現でお伝えすることはできない。一説によると、この「おへそ」周りのことを「丹田」と表現し、体の中心と解釈するらしい。この「丹田」に常に意識を向け、このあたりを常に凹ませていることにより、腹筋と同じ効果が得られ、自然と体幹が鍛えられると言う。女性に多い「反り腰」と言う症状は、背筋を伸ばすことを意識するあまり、背骨が反り、お腹が前に突き出て腰が反る状態で体を支えることになるので、次第に背骨が湾曲し、腰痛や内臓疾患にまで影響するそうである。
自己流で姿勢を良くすることを意識してきた私は、ある時ひどい腰痛と首の痛みを抱え整骨院を受診した。すると腰の骨が大きく湾曲してしまっていると診断を受けた。それ以来、正しい姿勢で体を支えられるようトレーニングを受けている。それによってだいぶ体幹を鍛えることができ、体の中心を意識しながら正しい姿勢を保つことができるようになってきた。
この「丹田」つまり、「おへそ周り」を意識し、常に凹ませているという行動がこれまた難しい。
どんなときも意識するのである。つまり、立っている時、歩いている時、座っている時、次の姿勢に移る時。ただこれが習慣化されると、お腹が出てくることがないのである。
そして、常にお腹に力が入っている、つまり肚に力が入っている状態なので、集中力が身につき、また体の軸が整ってくるような感覚を覚えてくるのだ。その「もしかしたら錯覚なのか」という感覚が、やがて根拠のない自信を生み、やがて正式な自信へとつながっていく。
良い姿勢を保つということは、優れた化粧品や人気のダイエット法に勝る効果が発揮されると思う。
それを一度身につけてしまえば、一生物なのである。
たかが姿勢、されど姿勢。素敵だなあ、と思う人は、皆ほぼ100%姿勢がいい。
さあ、今日から「おへそ」を凹ますことをまず意識してみよう。ここが自分の体の中心であると意識し、そこに力を入れながら、全ての動作を行ってみよう。男性も女性も、これを習慣化してしまえば必ず明るい未来が待っている。もちろん、個人差はある。だが、「丹田」に意識を向け続けることを習慣化することにより、お腹周りの悩みから解放されることは事実だ。
ただ自己流ではなく、一度専門家に体の様子を見てもらってからやることを強くお勧めする。
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